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【山梨】【二〇一六年 九月十二日~十五日】 十三の旅、山梨激闘編!

 山梨のおじさんに聞いたクイズ。

 【海に面してない山梨県ですが、一箇所だけ海が見えるところがあります、どこでしょう】

 とんちでもなぞなぞでもなく、静岡県民以外は納得の内容だと思う。

 正解が知りたい人は、おいでよ山梨。



【二〇一六年 九月十二日】


 二日続けての山越えが終わり、道の駅のベンチで目を醒ました。

 クタクタだが、あまり居住性が高くない道の駅なので、お客さんたちが来る前に立ち去るべきだろうと買っておいた食料に手を付ける。

 昨日は真っ暗闇の路上だったので路肩で弁当、というわけにもいかなかったので残ってた。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 枕代わりにしてたからペッタンコ。

 飲み物も無くなっていたし、この道の駅でカネ使ってないから自販機で購入。

 すると、人生初の自販機でのアタリを引いて二本出てきた。


「(*8Д4) 自販機のアタリって都市伝説だと思ってた……!」


 一本一二〇円のジュースがタダになっただけだが、かなりホクホク気分。

 潰れたレーズンパンをジュースで食べていると、人の気配が。

 あ、やべ。早く居なくならないと。邪魔だよね。


「(;8∀4) すみませーん。これ食ったら行きますんでー!」

「(´店ω員`) 良いですよ。まだ営業前なので。それより旅の人ですか? なら……こんなのしかないけど、あとで食べて下さい」


 どうやら、この道の駅の従業員さんらしい。

 なんとお土産までいただいてしまった。今はレーズンパンで腹いっぱいなので食わないでストック。

 そしてほとんど山の上だったので、市街地までかなり楽に。ほとんど滑降するだけ。

 途中で風呂付の道の駅を見つけたが、走る気がしてたのでスルー。


挿絵(By みてみん)


 しかし疲れが有ったのか、ベンチを見つけると意識がなくなる。二時間ほど。

 ……後々になって思ったんだが、どうやって寝たんだ? このベンチで。


挿絵(By みてみん)


 足も伸ばせないし、枕にもならないし、腰が浮いた状態だし、硬いし、太陽光はガンガン当たるし、寝れるわけないと思うんだが、熟睡できちゃったんだなぁ。

 いや、大丈夫? 俺大丈夫? 小説書きとしてのスペックというより、完全にホームレスのスキルじゃないかコレ。

 まあ、とにかく。身体が治ってしまった。甲府市まで到着した。たくさん観光します!


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 いや! だって! 俺だよ!? 俺が! どうやったら! スルーできるの!

 甲府の名物の鳥モツダレのそば、ゆべしそっくりな地元のオヤツ、冷たいほうとうのおざら!

 これ、鳥モツダレを食ったあと、腹を減らしてからおざらを食いに店に戻った。いや、めっちゃ良い店。壁にロッテの井口(現監督・当時選手)のサイン飾ってあったし。

 その流れで献血したりしてた。元気満々のときにやるものだが、なぜかめっちゃ元気だったのでやった。普通にできた。体力オバケかよ。

 こんときの俺の血液を輸血した人、めっちゃ体力出るんじゃないかってくらいパワフルな血液が行った気がする。

 そして狙っていた風呂屋がつぶれていたが、他に見つけた二四時間営業の銭湯が安く深夜料金もないので利用することにした。

 ここがめちゃくちゃ良かった。ごろ寝スペースも充実してるし最高。何日でも泊っていきたいレベル。

 狙っていたけど食べていなかった馬刺しや鳥モツ片手に、移動を全くしないと決めたのでビール飲んだ。

 かれこれ、いつぶりだろう? 仙台にいるときはなかなか飲まないし、東京ドームでも移動しなければならないから酒は飲んでない。

 過労からヘトヘトの状態で最高の風呂、最高の飯。野球場以外でのひとり酒としては、人生最高の一杯だった。かなり満足。

 残念ながら荷物は全部ロッカーだったので、内部の写真はなし。

 入店してから二四時間いられるシステムなので、そこから出たのは十三日の夜だった。


【二〇一六年 九月十三日】


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 十三日は靴擦れの痛みが強い。靴がクッションにならずに寿命を迎えていたが、買うタイミングが中々なく、無理していたツケが出た。

 銭湯から出て、そのまま靴屋へ。そして道の駅で貰っていたお土産で一食。うまい。

 明日も湯治をしたいが、今からだとどっちみち二四時間で夜になるので、ネットカフェで一晩潰す。

 つまり、夜に入って夜に出る、ではなく、ネットカフェで一晩潰して、朝からゆっくり二四時間ゴロゴロする。

 もう筋肉痛とか足の靴擦れとか、体力の限界とかがヤバイ。


【二〇一六年 九月十四日】


 一日ゴロゴロ。

 この旅、意外と一日ゴロゴロ多いなって思った。

 というか“毎日体力の限界まで自転車を押したり乗ったりする”という生活でオフの日を作らないといけないということに気付いてなかった。

 そして献血までしてるから、割りとマジで肉体的に限界だったんじゃないか。




【二〇一六年 九月十五日】


 出発!



挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 山梨を走っていると、謎の自販機群がいる。

 この前からちょこちょこ見ているが、三個目くらいから“あれ?”と気付いて写真をとりはじめたので、もうちょっと遭遇してる。

 山梨に来たらハッピードリンクショップ探しとかしても楽しそう。ユーチューバーとかやってるかな。

 

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん) 

挿絵(By みてみん)


 驚いたのが車道の隣にマスカット畑があるんだよね。

 採れたてをいただきます。ウマい!

 東北育ちには温暖な気候なんだなぁ、と感じる。道端に野性のキウイが落ちてる。


挿絵(By みてみん)


 踏んじゃった。

 そんなこんなで行くと、やはり果物が豊富であることを思い知る。

 うらじろマンジュウと人生初アケビ。


挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)


 アケビは食い方がわからず、皮ごと食べてあまりの苦さに吐き出した。

 俺、大概のものは食える人だけど、これはかなりハイレベル。調べると中身だけを食う植物らしい。

 んで、中身だけ食べたら、今度は今まで食べたどの果物よりも甘い。かなり甘い。

 バナナや桃よりガッツリ甘いってどういうこと? これが山の中で勝手に自生してんの? やべぇ。


挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)


 旅人のお供、笹子餅!

 思うに、これだけ食べてて太らないのだから、ムチャクチャな消耗をしているんだと思う。

 というか、今回は食うことと銭湯に滞在しただけだったけど、そのどちらも最高だった。

 総合的に、旅をしてきた中で最も居住性とコスパに優れた銭湯だったし、飯もウマかった。山梨、最高だった。

 ちなみに、冒頭のクイズの答えは【富士山の山頂からなら海が見える】でした。

 スケールがデカいぜ山梨。

 そんなこんなで移動しつつ、埼玉を目指します。

 埼玉では、西武ライオンズ、そして“最強のラーメン屋”が待っているのです。

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