表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/35

妖怪 ※※※※※※※と都市伝説対策課   5


 この異常事態に無駄口を叩いている二人。



 この怪異に対し軽口を叩ける余裕。



 明らかに場慣れしていて異常だ。


 この二人は。

 とても常人とは思えない。


「え~~と。こんな時まで喧嘩しないで欲しいのだけど」

「「すみません御嬢」」


 


 その豪胆な二人を従えている少女。

 その胆力は明らかに異常だ。





 ガチガチ。

 ガチガチ。




 ガシャドクロは首を斜めに落とし三人を見下ろす。

 潰す気だ。

 三人を。



 その怪力で。


 そして食べる気だ。

 三人を。











「二人共」

「おうとも」

「はいはい」



 二人に声をかける少女。

 それに合図のように答える二人。


「妖狐変身」


 男はキワードを唱える。


 ボウン。


 白煙とともに現れたのは奇天烈な衣装を着た狐。

 顔は狐。

 体は鍛え抜かれた人。

 その背後には四本の尾が揺れていた。さらに……。




「幻王天狐」


 朱を下地に金糸で刺繍された奇天烈な和服。

 腹に撒いた木綿の布。

 煙管をその手に見栄を切る。

 かって存在したという忍者王。

 歌舞伎や映画にで有名な、自来也を思わせる見栄をきる。




 もう一人の女もキーワードを唱える。




「化け猫変身」




 ブワッ!


 全身から毛が一斉に生えて来る。

 そして女性を包みこんでいく。

 瞬時に女性は変体していた。

 瞳孔(どうこう)が縦に裂け。

 毛深い顔。

 鼻孔近くに生える長い毛。

 毛深い顔。

 不自然な迄に長い爪。

 そして最後に三本の尻尾。


「妖獣 猫魈ねこしょう


 

 猫魈。


 強力な霊力と人間を凌駕する知識を持つ存在だ。

 化け猫や猫又を従えるボスともいえる妖怪である。

 猫が化け猫や猫又になるまでに10年。

 猫魈になるには30年かかるといわれている大妖怪だ。



「後はよろしくね」


 少女はそう言いながら印を組む。

 

「あいよ、式神としてお嬢は守るよ」

「はいはい」



 式神 / 識神(しきがみ、しきじん)。



 陰陽師が使役する鬼神だ。





 本来は。



 だがこの二人は少し違う。



 術者。




 そう呼ばる存在が都市伝説対策課に存在する。


 陰陽師。


 拝み屋。



 退魔師。



 呪術師。



 魔術師。



 マギ。



 符術士。


 巫術師。

 

 様々な対超常現象の専門家。



 それらを一纏めにして『術者』と呼ぶ。


 そんな様々な対超常現象の専門家を集めた組織。





 それが『都市伝説対策課』だ。






 そこに所属するものは過去のどんな経歴も問われない。


 年齢、性別。


 そしてどんな出自や身分でも。


 都市伝説に対抗出来る術を持つならば犯罪者すら問われない。




 唯、ひたすらに都市伝説や妖怪を滅する。






 あるいは封印する超法規的機関だ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ