第二章 エピローグ
いや可愛いね~~。
とはいえ不謹慎かな。
クラスメイトの死体近くで。
はは。
あ~~。
まあその何だ。
「でも火車を殺す時はノリノリだったよね?」
『仕方あるまい。 アレを殺さなくては死体が食われてたぞ』
「それは……」
火車の体が崩壊する。
その横で僕は言葉が出ない。
『それとも遺体のない葬儀をさせるつもりか? 被害者の家族に』
「其れはそうだけど……」
ああ~~。
うん。
そんな時だった。
「話を良いかな?」
後ろから話しかけられたのは。
「翁」
『翁殿』
おいおい。
僕は先程まで居たビルの屋上を見る。
そして直ぐに翁を見返した。
「まず助太刀してくれた事は礼を言う」
「いえいえ」
『ふむ』
ペコリと頭を下げる翁。
なんというか可愛いのですが。
「だが心苦しい事に報酬に関しては、お主達に頭を下げる事しか私達には出来ない」
「猫だしね」
『猫だからな』
うん。
報酬は最初から期待してない。
期待したって無駄。
本当に期待なんてしてないから。
ええ。
『まあ~~こちらの都合もあったんだ気にするな』
「そうだね~~あえて報酬をくれるなら一つだけ良いかな?」
『どうした?』
僕は眉を潜め、わずかに期待を込めたたような感じで言葉にし催促した。
「おおっ! 我らに出来ることなら何でも」
言質は取りました。
「ふう~~」
『おい』
僕の様子に相棒は不穏な感じを抱いたようだ。
「その毛皮でモフモフさせてえええええええええっ!」
「ぎやああああああああああああああああああっ!」
ニャアアアンッ!
フシャアアアアアアアアッ!
ニャアア。
ミギャアアアアアアアアアッ!
ニャアアアンッ!
ニャアア。
フウウウウウウウウウウウッ!
シャアアアアアアアアッ!
翁達に手を触れる直前僕は強烈な睡魔に襲われた。
『寝ろ』
相棒の言葉と共に。
一ヶ月後。
気がついたら僕は病院の中にいた。
面会に来た両親の話を聞いたらどうやら僕はゴミ箱の中で嗤ってたらしい。
恐怖で錯乱してたらしい。
そうして狂った様に嗤いながら、何があったのか警察や医者の質問に対し答えていたらしい。
全然記憶に無いんだが……。
『当然だ。お前の大根芝居で皆を誤魔化せると?』
「だからといって……トラウマからの精神病発症はやりすぎと思う」
『お前、短期間で二度の惨劇に遭遇した一般人が、正気を保てると本当に思うのか?』
「ぐうの音も出ない」
『翁殿達へのワビは既に終わらせてるからな。事後報告になったが一応断っておく』
「え~~ワビを一人で済ませちゃたの?」
『今後も猫たちに嫌われたいか?』
「すみません」
うん。
病院を出られたのはこの日から三日後のことだ。
なおクラスメイトの葬式とかは、僕が入院中に終わったとの事。
なんというか……。
まあ~~良いが。
後日、亡くなったクラスメイト達にお線香を上げに行ったのは言うまでもない。
……。
というわけで二章完結。
後は出来しだいですか投稿します。




