表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現実にモンスター?ダンジョン?じゃあとりあえず狩りますね。固有スキルと称号で成長チート~サクサクレベルが上がってレベル上げが楽しいです~  作者: スクイッド
旧現実混乱編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

92/114

『ゴブリンキングの巣』跡地と錬金

「こちらの方でしたか?」


「うん。ここら辺ですよ」


次の日、俺とエスカリアさん、アーニャさんはダンジョンの近くに来た。


一応【飛翔】スキルで飛んでいる間も【気配感知】による警戒は一切、切らしていない。


「んー。やっぱり何もないな……」


俺は辺りを見渡してみたが、特に変わった所はない。


以前のように、転ばすための穴が掘られてたり、草が結ばれてたりということもなく、木が不自然に折れていたりということもない。


とりあえずダンジョン付近に異変は無いことはわかった。


「うーん。どうかなぁ……今のところどこも前と変わってないからね」


ダンジョン自体は今どうなっているかわからないが、少なくともダンジョンの周辺に関しては以前と同じ状態になっている。


「まあ、なにより先ずはダンジョンを確認しましょう。入り口がどうなってるか確認しないとね」


「はい。分かりました。では、早速向かいましょう」


「お、お待ちください。お嬢様、私達から離れてはいけません」


「わ、わかってますわ!そんな子供じゃないんですよ!」


エスカリアさんが歩き出そうとするとアーニャさんが止めに入る。


確かにこれまでも探索している間、エスカリアさんは知識とかはすごいけど、その知識を増やすために動き回っていた。


だから、エスカリアさんは色々と見て回りたいのだろう。


「エスカリアさん。今回はちょっと見て回るのは我慢してください。この辺りは大丈夫ですけど、ダンジョンの近くまで行ったらなにがあるか分からないので」


「そ、それは分かっています。ただ少しくらいなら……」


「ダメです。お嬢様、絶対に離れたら駄目ですよ?」


「……はい……」


アーニャさんがエスカリアさんに言い聞かせている。


それを見ていた俺は苦笑いを浮かべるしかなかった。


そして、エスカリアさんは諦めたのか、アーニャさんに手を引かれながら離れずについて行来る。


「さて、それじゃあこの辺りはなにもないですけどそろそろダンジョンの入口だった場所が見えてきます。一応警戒してください」


「はい。分かりました」


「はい」


そして、俺達はダンジョンが見えるところまで移動してきた。


ちなみにここまではモンスターもおらず、問題なく来れた。


ただ、ここからはなにが起こるか分からない。


なので俺はなにがあっても迎撃できるように両手鎌を、アーニャさんは拳を握りしめる。


……ん?拳?


「アーニャさん?なんで拳を……てか戦えるんですか?アーニャさんってメイドさんですよね?」


「はい、そうですね。これもメイドの嗜みです」


「……そ、そうなんだ」


なんかよく分からんが、アーニャさんが戦う気満々なのは分かった。


……そういえば、前にエスカリアさんが暴走した時に手刀でエスカリアさんの意識を刈り取ったのを俺は見ている。


戦えるの?というかまた、メイドの嗜みか。


俺のメイドの常識がぶっ壊れるなぁ……


「ソラさん。あれは……」


「うん。俺も見えてるよ」


俺達がダンジョンの入口があった場所に辿り着く。


だが、俺の記憶とは様子が違っている。


「……ダンジョンの出入口が開いてる?」


俺の最後の記憶では、ダンジョンの出入口は壊れて崩壊していて、完全に閉じられていた。


しかし、今は開いている。


「……なんで……」


ここは森の深いところだから、外から誰かが来ることなんて殆ど無い。


それにこんなところまで重機なんかを持ってくる意味もない。


だからこの出入口が開いているって言うのはおかしい。


「……中に入ってみましょう」


「……いや、ダメだ一旦帰ろう。もし何かあったら危険だよ」


「でも、中に入らないと確認できませんよ?」


エスカリアさんが言うことももっともだが、このまま入るのは危ない気がする。


というか絶対危ない。


「ほら、帰りますよ。さすがにモンスターの強さもわかっていないダンジョンに、2人を連れていくわけにはいきません」


「うぅ……わかりましたわ」


エスカリアさんが渋々ながら納得してくれた。


俺はほっと胸を撫で下ろす。


「……さあ、帰りますよ2人共。俺に掴まってください」


俺は【飛翔】スキルを発動させて、エスカリアさんとアーニャさんを乗せて飛び上がる。


もう辺りの調査もしなくて良いからな。


2人も以前助けてから家に帰るための1回、今日途中まで飛んできた1回の2回で学んだのか2人共目をギュッと閉じていて、俺にしがみついている。


そして、飛び上がって離れる前になぜか開いている出入口を【鑑定】してから、俺達はその場を離れた。


そして、【鑑定】した結果は……


『ゴブリンエンプレスの巣』


今までの『ゴブリンキングの巣』と『◼️◼️◼️のダンジョン』と言った感じで『~の』の~の場所がダンジョンのボスの名前、または種族だと言うことだ。


つまりここの『ゴブリンエンプレスの巣』はゴブリンエンプレスがボスのダンジョン。


エンプレス……つまりは女帝、俺の予想が正しかったら、このゴブリンエンプレスはゴブリンキングよりも強いだろう。


そんな奴のいるところにこの2人を連れて行くのは危険すぎる。


そんなことを考えながら、俺は2人を抱えて空を飛び、家まで戻るのだった。


***


「ってな感じでなぜかダンジョンが『ゴブリンエンプレスの巣』って名前に変わって復活してたから2人を連れて行くのは止めたんだよ。だから今回は行かないよ」


俺は帰って来た後、居間でアイカさんに先程のことを話していた。


ちなみに2人は、特に慣れない森の中を歩いて汚れまくったエスカリアさんは今、風呂に入っている。


「なるほど。そういうことでしたか。幸い、以前に『ゴブリンキングの巣』の周辺をこの世界との繋がりを細くしていましたからそれは今も残っているはずです。なので、『ゴブリンエンプレスの巣』からモンスターが出てくる可能性は低いと思います」


それについては俺も同意見だ。


だが、それでも万が一はある。


それにあのダンジョンは、なんだか嫌な予感がするのだ。


「まあ、とりあえず明日に準備を整えてから『ゴブリンエンプレスの巣』に行ってくるよあの塔は他の人とあう可能性があったからちょうど良いしね」


「そうですか。分かりました。お気をつけて」


「うん。ありがとう」


俺は相談を終わりにして居間を出てから自分の部屋……ではなく庭の倉庫に入る。


そして、倉庫の床に【アイテムボックス】から取り出した【錬金】の魔方陣を置く。


こうしているのは、明日の準備の為だ。


というのもゴブリンキングであれだけ苦戦したからそれより強いと予想できる『ゴブリンエンプレスの巣』には、出来るだけ完璧な状態で望みたい。


だから先ずは手始めに俺の武器や防具の手入れや修繕をしなければいけない。


初めて作ってからちょくちょく【錬金】による手入れや修繕はしている。


だけど、初めて作った『魔鉄の両手鎌』は作った頃は魔鉄が足らなかったから柄の部分は木材に魔鉄でコーティングしただけだからだいぶガタがきている。


だからそれの改良をしようと思っている。


もちろん他の防具もだ。


それに、『◼️◼️◼️のダンジョン』に入っていて欲しいと思った物を作りたいな。


「……よし!やるか!」


俺は気合いを入れて作業を始めた。

まずはいつも通り、【アイテムボックス】から必要な素材を取り出す。


とは言っても『ゴブリンキングの巣』で倒したゴブリンナイト達からドロップした剣などだ。


それらを【錬金】の魔方陣に乗せて、俺の魔力を込め【錬金】を使う。


すると黄緑色の光が溢れて、更に一瞬強く光り、その光が収まったら魔鉄のインゴットが魔方陣の上にあった。


これを数回繰り返して魔鉄のインゴットをいくつか作る。


それから、そのインゴットを1つそのまま魔方陣に乗せる。


そして、【アイテムボックス】から俺の武器である魔鉄の両手鎌を取り出して魔方陣の上に乗せる。


「【錬金】」


俺がそう言うと、再び黄緑色の光が溢れ、それが徐々に収まっていく。


そして、そこには俺の想像通りの物が出来た。


「よし、できたか」


俺が作り出したのは、俺の相棒である魔鉄の両手鎌の改良版。


まあ、木材の部分を魔鉄にして武器全体を魔鉄に変えただけだ。


でもそれだけで性能は段違いになるはず。


「またよろしくな、相棒」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ