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現実にモンスター?ダンジョン?じゃあとりあえず狩りますね。固有スキルと称号で成長チート~サクサクレベルが上がってレベル上げが楽しいです~  作者: スクイッド
旧現実混乱編

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ドワーフとミスリルと王女様

やっと出来た……

本格的な会話久しぶりだったから苦戦した~

てなわけでお待たせして申し訳ありません。遅くなってしまいましたがどうぞ。

 さて……


 全体を見渡すとドワーフ達がポカーンとした顔をして俺を見ている。


 全員大きな怪我もなさそうだし無事そうでよかった。


 ドワーフ達の人数はここにいるドワーフ達だけでも十人くらいいるのが確認できる。


 ……だけどエスカリアさんの友達っていうドワーフの王国のお姫様らしき女性がいないな。


 まあ、とりあえずゴブリンアーマナイト達を倒したからこの場のドワーフ達の安全は確保できた。


 一応警戒はしているみたいだけど、ドワーフ達は特に拘束されている様子もないから大丈夫そうだな。


 とりあえずドワーフ達に話を聞きたいんだけど……


「えっと……皆さん大丈夫ですか?」


 とりあえず一番近くにいたドワーフに声をかける。


 するとドワーフ達はビクッと肩を震わせてから我に返ったのか一人のドワーフが反応してくれた。


「あっ……ああ……助かった。あんちゃん、感謝するぜ」


「いえ、それより確認ですけど皆さんはドワーフの王国から拐われた人達で間違いないですよね?」


 一応確認のために聞いておく。


 もし間違ってたりして不意打ちなんかされたら面倒だからな。


「おうよ!俺はダンケルク!剣を専門に打っている鍛冶師だ!」


 ……うん?ダンケルク?剣?


 ……ゴブリンアーマナイトの使ってた片手剣作ってたのこの人かよ……!


「どうしたんだいあんちゃん?そんなに驚くようなことかい?」


 俺の反応を見たからかダンケルクさんは少し心配するように俺の顔を見る。


「い、いえ、なんでもありません……そ、それより今ここにいる人で全部なんですよね?」


「うん?いや、まだお嬢が…………やっべ……お、おい!お前らお嬢は無事か!」


 俺の言葉に何かを言いかけて慌てて他のドワーフ達にお姫様の安否を確認する。


「お嬢はあの扉の向こうだ!」


「開けろ開けろ!てかぶっ壊せ!」


 その声に反応して何人かのドワーフが奥にある扉に走り出す。


 そして、扉についたドワーフの一人が扉を開けるためにドアノブを回す。


 ガチャガチャガチャガチャッ


「んぎぃ~!!くっそぉ……やっぱり鍵がかかっやがるか!鍵はどこだ!」


「馬鹿やろうッ!鍵を持ってるのはあのバカデカイゴブリンだ!扉をぶっ壊した方がはええ!早くお嬢のとこに行くぞッ!!」


「どけっ!」


「邪魔だぁっ!お嬢~!!!」


 扉をこじあけようとしていたドワーフを押しのけて他のドワーフ達が次々と扉にタックルする。


 ガンッゴンッガンガンッ!!!


 ……タックルであんな固そうな扉にぶつかって金属音するのやばくない?


 どんな勢いでぶつかりに行ってるんだよ。


「ぬぅおおおおッ!!」


「ふんっっっっっ!!」


 扉に何人ものドワーフ達が代わる代わるぶつかる。


 それでも扉は開かないようだ。


 ドワーフ達大丈夫かあれ?


「いってぇ!固すぎんぞこれ!?」


「いてぇ……いてぇよぉ……」


「クソ……」


 しばらく経つと何度も体当たりしたせいかドワーフ達が痛みで次々とうずくまっていく。


 ……やっぱダメじゃん!?


「大丈夫ですか!?」


 流石に見ていられなくなった俺はすぐにうずくまっているドワーフ達に駆け寄っていく。


「【ヒール】!」


 そして、うずくまるドワーフ達に対して【回復魔法】を使って傷を癒していく。


「あ、ありがとな。にいちゃん」


「いえ、気にしないでください……けどもうタックルは辞めときましょ。本当に」


「……あんちゃん、あんた【回復魔法】も使えんのか?」


「はい。使えるには使えますけど……だからといってタックルしに行かないでくださいよ?」


「バカいえ。そんなことするバカはそこに転がってたアホ共だけだ」


 そう言ってダンケルクさんは俺が治療したドワーフ達を指差す。


 指差されたドワーフ達は目をそらす。


「とりあえず誰か槌を持ってこい!道具を使えばこんな扉屁でもねえんだからな!」


 ダンケルクさんがそう言うと、数人のドワーフが鍛冶で使ってたであろう大きな槌を持ってきた。


 それをダンケルクさんが片手で受け取るとダンケルクさんに手渡したドワーフはそのまま後ろに下がる。


 てかダンケルクさんすごいな……数人で持ってきてた大槌片手で持ってるよ……


「ずいぶん大きいですねそれ?」


「まあ相槌で使う槌だからな。でもこれで思いっきりぶっ叩けば流石にこの扉も壊れるだろ」


 そう言いながらダンケルクさんは大槌を軽々と持ち上げて扉の前で構えをとる。


 俺はそれを見た瞬間三歩程扉から離れて距離を取った。


 そしてそのまま勢いよくダンケルクさんは扉に向かって大槌を横に振る。


 ブンッ! ドゴオオオオン!!!という大槌を振った音と振った大槌が扉に激突した音が鍛冶場に響く。


 あまりの轟音に俺を含めたドワーフ達が耳を塞いでいるのが見えた。


 そして、扉はどうなったのか……俺は扉の方を見る。


 まあ、あれだけの音をたてたんだ……さすがに無傷とはいかないだろう。


 そう思って俺は視線を扉にむける。


 だけど、俺の視界に入ったのは傷一つついていない扉……はい?


「……嘘だろ?」


 これには流石のダンケルクさんも予想外だったようで唖然としている。


 というか俺も正直驚いてるんだけど……


「お、おい!ちょっと見てみてくれ!」


「……なんなんだよこの扉!?親方が全力でぶん殴ったのに全然びくともしてねぇじゃねーか!なんだよこりゃ!」


 他のドワーフ達が扉を見て叫ぶ。


 うん……俺も同じ気持ちだよ……まさかあれで傷一つ入らないなんて……


 でも流石に固すぎるよな?


「【鑑定】」


 まあ、わからない時は調べるに限る。


 扉に近づいて【鑑定】を使う。


 ------

 名前:ミスリル合金製・特別仕様扉

 レアリティ:上級

 品質:A

 説明:【錬金】によってミスリル合金で作られた頑丈な扉。魔力を通すことで強度を増す性質を持っているため、通常の手段では破壊できない。

 製作者:ギムレット

 ------


 やっぱりかぁ~!!そうだと思ったよ!


 そりゃ俺ほどではないだろうけどあれだけ強く扉に大槌をぶち当ててもビクともしないわけだわ!


 てか扉の材質がミスリルか……合金とはいえ初めて見たな……


「おい、兄ちゃんそんなにジロジロ扉をみてどうしたんだ?なんか気になるもんでもあったのか?」


 俺が扉を見ていると、後ろから大槌を地面に置いたダンケルクさんが声をかけてきた。


「えっと……実はこの扉について【鑑定】をしたんですけど……」


「おいおい、あんちゃん【鑑定】までできるのかよ?随分多芸だな……」


 ダンケルクさんから呆れるような声で言われる。


 ……自分でもスキルが多すぎて色々おかしい自覚はあるけどそんなおかしいやつみたいなかんじで見ないでほしいなぁ~……


 ま、まあ、とりあえず、このまま扉を放置しておく訳にもいかないし話を戻そう。


「ええ、それでその……この扉はミスリルっていう金属の合金でできてるみたいで……」


「なるほどな……ミスリルときたかい……そりゃあ厄介だな」


 俺が【鑑定】して得た情報をダンケルクさんに教えると彼は苦虫を噛み潰した様な顔をする。


「しかし……そうなると力ずくで開けるのは無理だな。くっそ……どうすりゃ良いんだよ!」


 ダンケルクさんが悔しそうに呟く。


 どうするか……俺も【錬金】スキルを持っているからこの扉を扉にする前のミスリル合金に戻す事も考えたんだけど俺の直感がそれは無理だと告げていた。


 まあ単純に俺の【錬金】のスキルレベルが足りないんだろう。


 俺の【錬金】スキルのレベルを上げればどうにかできるかもしれないけど流石に時間がかかるし今は時間がない。


 かといってめちゃくちゃ頑丈らしいから多分俺の両手鎌を使っても扉を開く事も出来ないだろうし……


 扉扉扉扉……………………


「あ……」


 そこでふと思いついた。


「ダンケルクさん!」


 俺はダンケルクさんに声をかける。


 するとダンケルクさんとその場に立ち尽くすだけだったドワーフ達は少し驚いた表情をしながら俺の方を向いてくれた。


「部屋……入れるかもしれません!」


 ***


 完成させてしまった……


 みんなが人質になってたから、あの武器を作らなかったらが殺されてたかもしれなかったから。


 そんな言い訳はしない。


 これは妾の罪。


 あいつがあの剣を使うことを考えたくない。


 だけどこれは決して消すことの出来ない、これからも圧し掛かるであろう重い咎。


「……早く次の武器を作らねばな」


 さっきも何回も扉を叩く音とかなり強く扉を叩きつけるような音が聞こえてきた。


 あれは脅しだろう。


 妾が手を抜かないようにするための脅し。


「……もう嫌じゃ……」


 妾は罪人であるのと同時に囚われの王女。


 こんな妾が助けてほしいと願うのもおこがましいという事はわかっている。


 だけど、それでも……


「誰か……たすけて……」


 想像するのは妾を助け出してくれる勇者の姿。


 その顔は見えず、どんな人物なのかもわからない。


 でも、ここまで来れるのだ。きっと優しく強い人なんだと思う。


 ピシッ


 ?


「今壁から何か音がしたような気がしたが……」


 壁から音がした気がしたが……気のせいか……?


 ピシ


「やっぱり聞こえる」


 空耳ではないようだ。


 なら一体ーー


 ドカアッ!!!


「ヒャァアッ!」


 ーー答えはすぐにわかった。


 音がしていた壁の一部が突然爆発するように吹き飛びんだ。


「な、なんじゃ!?」


 何が起こったかわからずに混乱していると、壁に空いた穴に男が立っているのが見えた。


 もしかして助けが。


 妾はそんな幻想を抱いた。


 その男は丈の短いローブを着ていて妾よりも大きな鎌を構えていてまるでーー







 ーー死神のようじゃった。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ブックマーク、評価、いいね、ありがとうございます。

続きが読みたいって思っていただけたのならブックマークと広告の下にある☆☆☆☆☆に評価をしてくだされば作者のやる気がマシマシになりますのでぜひお願いします。

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