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未来へ繋がる絆  作者: 香月 よつ葉
大学1年生
97/160

4人での初詣 ~前編~

菜須よつ葉side

紅羽とお佳は待ち合わせの時間に遅れないように出掛けようと話をしていたら、岡田家のお抱え運転手の本庄さんが


「佳お嬢様と紅羽様を「八嶋天満宮」までお車でお送りするよう奥様から仰せつかって参りました。紅羽様は慣れない着物で大変でしょうから」


そう言って丁寧に頭を下げた。


「そうね、そうするわ。本庄、宜しくね」


「かしこまりました」


目の前で繰り広げられるお佳と本庄さんとのやり取りにお佳と本庄さんを交互に見つめて成り行きを見守っていた。


「八嶋天満宮」の最寄り駅の改札口で、午前11時に、遥人と竣と待ち合わせる約束になっている。そのため運転手の本庄さんに10時45分に着くようにお願いしていた。



◇◆◇◆◇◆◇◆



「佳お嬢様、そろそろ出発しませんと遅れてしまいます」


本庄運転手がお佳に声をかけた。


「あらっ、そうね。ありがとう」


お佳は本庄にお礼を伝えると


「いつものようにお車をまわしてお待ちしています」


そう伝えてお佳に頭を下げて車の準備をしに行ったようだ。


「紅羽、出掛ける前にトイレに行っておいた方が良いわよ。今なら着崩れても直してもらえるから」


さりげなく紅羽に後で困らないように伝えると、着物に慣れていない紅羽は納得したような返事をしてトイレにいき、着崩れが無いか確認してもらいお佳と車に乗り込んだ。



◇◆◇◆◇◆◇◆



「佳お嬢様、まもなく到着します」


「はい、ありがとう」


本庄さんの声にお佳は軽く返事をして紅羽を見ると、ソワソワしている様子にお佳は声をかけた。


「紅羽? なんか落ち着きがないわね」


「緊張してきちゃった」


「はっ? 何を今さら。待ち合わせなんていつもと変わらないじゃない」


サラッと告げるお佳に紅羽が


「いつもと違うよ。着物なんて着てるし……。ドキドキが止まらないよ」



紅羽がお佳に異論を唱えた。


「何いってんの? 見せつけてあげれば良いじゃないの。私だって着物くらい着れるのよ。くらいの自信持って堂々としてなさいよ」


お佳のお説教を受けていたとき本庄運転手からの助け船がでた。


「佳お嬢様、紅羽様が困っておいでですよ。佳お嬢様は着物は日常茶飯事でしょうが、紅羽様は初めてのお着物でございます。緊張していらっしゃって無理はないかと思われます」


「あらっ、そんなものなの?」


「左様でございます」


お佳は、わかったようなわかっていないようなそんな感覚だった。


「佳お嬢様、紅羽様、到着しましたよ」


静かに車が止まり、本庄運転手が車から降りて後方の扉を開けた。


「本庄ありがとう助かったわ」


「本庄さん、本当にありがとうございました」


「お気をつけていってらっしゃいませ」


二人が車から降りるのを確認して、扉を閉めて二人を見送り屋敷へ戻る。



◇◆◇◆◇◆◇◆



お佳と紅羽は、駅の改札口の付近で竣たちの来るのを待とうと駅の入り口を入って直ぐに見知った人物の姿を視界に捉えた。



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