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第073話 「戦争はしたくないですよ」

月影ミケ乱で~す~w


夜中に停電で暑い思いをしました、旧式ってどうして調子がわるくなるかな・・


では続きをどうぞ~

「センダルシ平原」、SSOでは初心者から少し上がってきた人達が来ていた場所だ。

季節事に風景が代わり、一部のプレイヤーは観光かピクニック感覚で訪れる。

今は貴族の狩場の1つと言う認識になってる、時折貴族がお遊びで来る程度。

見晴らしも良くてBランクの魔物もめったに出ない、護衛騎士だけでも問題なく対処できるからだ。


そして今この平原で戦争が始まろうとしているのだ、冒険者で来た俺の部隊は右翼の方だ。

連れてきた冒険者は殆どが前衛に回されてる、血の気の多い奴らは中央で魔法戦士や魔道具使いは左翼だ。

俺達右翼は遊撃奇襲が得意な奴らが多く集まっている、魔法使いの奴らは冒険者部隊の後ろ側にいる。

貴族や王族は後方で騎士にガチガチに守られてる、父様達は中央前衛の後ろ側に広く展開してる。

有力な騎士候は出来るだけ前衛を厚くしている、今回の敵軍はかなりの量だ。

俺の目で見ても量的には帝国軍の方が多い、今展開してるのは従魔と奴隷兵が殆どだ。

帝国軍は更に後方に本陣を構えてる、命令をしてるのは下っ端な兵士達らしい。

どうやら消耗戦をする気でいるらしい、偵察では高レベルは全部本陣にいるからだ。


「にしても、多すぎないですか?帝国側」


「見えるだけで5万はいますね、全部でどれくらいかわからないですよ」


「そうよね~はっきりと分からないから不安になります」


後ろで俺の部隊の小隊長たちがぼやいてる、不安になるのはいいけどある程度しっかりしてもらわないと。


「敵の総数は十二万、前に出てるのだけで八万はいますよ」


「げっ、マジですか?」


「冒険者ってせいぜい3万だったか?倍くらいの敵がいるの?」


「なんか出てきたみたいだな、二人ほどか?」


「こっちの陣の貴族が出て来たみたいだよ、こっちも二人」


「戦争の口上儀式ですね、今から戦争する~俺たちはなになにを主張するとか」


「口喧嘩ですか?」


「違うよ、要は罵り合いをして言い負かすだけ。あれに勝てば身内の士気向上やら敵の士気低下させたりする」


どうやら始まったみたいだ、最初は帝国側の男が偉そうにこっちを貶している。

こっちの貴族は暖簾に腕押しみたいだね、こっちの貴族が何か言ったらしい。

帝国側の貴族は顔が真っ赤になっている、どうやら口の上手さは王国側の貴族が勝っているな。


「な~この隙に敵を倒しに行ったらどうだ?」


「私は反対かな」


「なんだよ、こんなチャンスは絶対ないぜ」


「それはやらないほうがいいですよ。今下手に手を出すと戦争が終わった後、縛り首になりますから」


「なっ!」


「一応国同士の戦争ですからね、もし今不意打ちなんてしたら後ろ指刺されるだけになります。下手をすれば他の国に対して、自国の弱点になりかねません」


「面倒くせいな~」


「だから極力国同士で戦争はしたくないですよ」


王国側は戦争ってのは嫌っている、王国は基本自然豊かな上国力も大きい。

帝国は軍備は強いが国力が低い、それを補うために奴隷やらを増やしている。

民の半分は奴隷で主に労働に使われる、しかも奴隷だから経費が少なくてすむ。

国民もあまりいい待遇ではない、奴隷よりマシな生活しかできないでいる。

派手に待遇のいいのは軍上層部か、帝王や貴族くらいなものだ。

もっと自分たちが潤うために戦争を起こす、帝国が戦争をしている理由なのだ。


「おっ、戻って来たみたいだな」


「さて戦争の始まりです、俺達も移動用意してください」


「了解だ、お前ら気合入れろよ!」


『おおおおおおお~~~~~~!!!!!』


各部隊の隊長が確認取りをしている、俺も問題なく準備をしている。

遊撃部隊は総勢5000、敵に気づかれないように横へと回りこむためだ。

他の右翼は俺たちの行動を悟られないための囮であり、前線攻撃部隊でもある。

俺が秘密兵器も持ち込んでも問題にならない、バレたところで簡単にできる兵器ではないからだ。。


『ワアアアアアアアアアアアアア~~~!!!』


どうやら開戦したらしい中央前線部隊が雄叫びを上げている、同時に帝国側の方も動き出した。


「さ~開戦だ!!」


『オオオオオオオオオオ!!!』 


俺の声が響くと同時に右翼の全軍が雄叫びを挙げだす、戦争の地響きは今まさに始まったのだ。



つづく

SSO劇場「ルンと白竜の物語」

ル「戦争ですか、マスターも昔はお友達と一緒に戦争をした経験はありますよ」

白「ミャ?」

ル「最初は結構負けて居たらしいです、でも中盤からリミットがなくなってからがすごかったですよ」

白「ミャ~ミャ~ミャ~」

ル「契約ドラゴンを投入して勝利してました」

白「ミャ~?」

ル「その時は青い竜だったので、水系で敵を流したらしいですわ」

白「ミュ~」

ル「白竜も大きくなってマスターの手伝いができるといいわね」

白「ミャ~~~~ン」

ル「白竜?え?今から鍛える?って飛んで来ないで!?」

白「ミャミャミャ!!」

ル「なんで私の方にくるのよ!!?ぐはっ!」

(この後ぼろぼろなルンを見つけたのは言うまでもない、チャンチャン)


では次回もよろぴくマンw

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