第072話 「やっぱり問題は奴隷兵かな?」
どうも~月影ミケ乱です~♪
ふっと思った事で自分のロゴを考えて見たりした。
自分のペンネームから考えてみると、簡単に決まってしまった。
皆さんはどんなロゴを自分で考えるのでしょうね?
ではつづきをどうぞ~
戦争イベント、SSOでは時折国同士の戦争になることがある。
主に帝国か聖王国が敵対関係になり、頻度数は然程多くはない。
冒険者の主に王国側が多く参加する事が多く、帝国側は冒険者より奴隷兵が多く駆り出される。
プレイヤーは帝国側に冒険者で入れるのは人族を選んだ人だけ、他種族の場合強制的に奴隷兵と同じ扱いになる。
人族ならある程度プラスボーナスが付くが、他種族の場合は経験値以外でない。
だが王国側の場合は参加は自由で、経験値や金銭でかなりのプラスボーナスが発生しやすい。
SSO当時の勝率は王国側が圧勝になっている、これはプレイヤーの半数以上が王国側に回ったからだ。
そんな戦争に俺は向かう事になった、今回はギルドからの指定依頼として招集されたのだ。
他にも冒険者は1000人ほど招集されている、大半はCランクの冒険者たちだ。
騎士や兵士合わせて4000程の出兵しており、全部合わせて5000の戦力が戦地へと向かっている。
今回は「アイテムボックス」が有効に使われ、移動速度もかなり早く動く事が出来ている。
個人的に持ってる馬車も多く、俺も魔改造した馬車に乗っている。
更に改造された馬車の中は、一軒家みたいな間取りみたいに空間拡張した。
今は夜の警備をするために部屋で休んでいる、複数の個室があるため15人くらいは暮らせる広さだ。
「そう言えば、プレイヤーが参加してないと勝率は低かったよな」
「はい、マスター達が参加しなければ4:6で厳しい戦いになったと噂が流れていました」
「やっぱり問題は奴隷兵かな?」
「はい、しかも強化して理性を無くす魔道具も使われていたそうです」
狂化を促す闇属性魔法を使った魔道具なのだろう、敵と認識した者が死ぬまで戦い続ける魔法「ビーストマイン」。
理性をなくし体は強化され獣のように戦い続け、魔法以外で瀕死にならないと解除出来ないほどの強力な魔法だ。
しかもこっちの世界では禁忌に近い魔法で、知ってる人は魔法使いでも高レベルのごくわずかな人だけだ。
「過去の戦いから見て、今回の奴隷兵が多いようです」
「連合の村が襲われたかな?」
「わかりません、私の配下の従魔は少ないですから」
ルンには鳥の魔物を使役してもらってる、情報がほしい場合はそいつらを飛ばしてもらってる。
SSO時代ではGM連絡のかわりに従魔使いが追加されている、情報収集とマップや索敵類をかなり充実してある。
この世界だとGMと言うのは創造神になる、気軽に連絡なんて出来ないのだろう。
王都から北に三週間、あと三日で付く場所は「センダルシ平原」と言う場所だ。
平原には魔物の殆どがDランク、強くてもCランクの魔物がたまに出るだけ。
ただ群れる魔物が多く難易度をあげている、一匹見つければ20匹くらい出てくると思ったほうがいい。
今回は王国軍総勢7万が動いてる、魔物もこの数を相手にする事はない。
「あと三日か、たしか今回の相手の総勢十万だっけ?」
「いえ、総勢十二万です。うち8万は奴隷兵と従魔みたいです」
「平均レベルは?」
「奴隷兵がレベル20~30、従魔はDクラスです」
「帝国軍の方は?」
「兵士が10~20、騎士は30前後に幹部クラスが35ですね。あと傭兵らしきモノが数人、50以上の者も居ます」
「王国軍の方は?」
「そんな代わり映えしません、でもフォーレスト家の兵は平均40~50です」
切り札は家の兵士や騎士達になるだろう、英雄と言われる父様も参加してる。
だが気になる点もある、50以上の傭兵らしきやつらだ。
もしかした父様への対策かもしれないからだ、敵の参謀も侮れないかもしれない。
「こういう時ってBランクの冒険者になっておいて良かったよ」
「遊撃隊中隊長ですか?」
「面倒だけどある程度自由になれるからね」
ギルドも大規模戦闘だから統制を取りたいのだろう、だが冒険者の強みは自由に戦える事だ。
軍隊みたいな戦いは大手のクランにでも任せる、俺たちソロに近い奴らは得意な戦い方があるのだから。
俺の隊はCランクでソロをしていたやつらだ、俺らを入れて25人で構成された。
エルフと獣人族で一癖も二癖もある奴らが多かった、顔見世のとき喧嘩ふっかけられて奴を1秒後に沈ませた。
さすがにソロでやってるやつらだ、レベルが50前後のCランクではエリートだろう。
暇な時は模擬戦と訓練させている、スキル構成もレベルが上がりやすくなり全員1~2レベルが上がった。
「あとは死なないようにするだけだね・・・」
「私も全力でサポートします」
その後ゆっくりと俺は眠りについた、夜の警備のために。
つづく
SSO劇場「ルンと白竜の物語」
ル「マスターはお眠りしましたね、これは私が添い寝しても問題ないのでは?」
(ゆっくりとベッドに近くにいくが、そこへ白竜がセフィーめがけて走って来てる)
白「ミャミャミャ~ン」
ル「こ、こら!静かにしなさい!」
(ルンは白竜のしっぽを掴んだ、そのまま引っ張る)
白「みゃ~!!」
ル「なに?怒っているの?それでもマスターは寝てるの」
白「ミャ!ミャ~ン」
ル「一緒にお昼寝したいですって?それは私がします」
白「ミャ!!」
ル「譲るきなんてないわ、私がマスターと寝るの!」
白「ミャ―ミャー!」
(白竜は掴まれたしっぽを利用して空中でくるりと回る)
ル「な!!」
(ルンはそのままベッドに叩きつけられる、ルンは尻尾から手が離れる)
白「ミャーーー!!」
(白竜はそのままフリーフォールを利用したボディプレス、しかしルンも負けていなかった)
ル「舐めるな!ぐふっ!」
白「ミャグ!!」
(白竜の顎にルンの平手が当たる、竜といってもまだ子供。竜の鱗は壊れなくても、脳を揺らされてはひとたまりもない)
ル「・・・無念・・・」
白「・・・ミャ・・・」
(夜の警備に起きたセフィーが、自分の横で寝てるルンと白竜を見つけたのだった。チャンチャン)
では次回もシーユーネックスタイム!!




