表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
73/127

第071話 「あそこは王国や連合と敵対してますから・・・」

どうも~月影ミケ乱で~す~。


あ~秋の季節になりましたな、サンマが食べたくなる。

柿や梨や栗が美味しいだろうな、海外だと無理だから(;;)


では続きをどうぞ~

夜になっても父様と姉様が帰って来ない、なにかトラブルでもあったのかと心配になる。

夕方頃に連絡してくれた騎士の話では会議が長引いていると、内容は知らないらしくすぐに行政区に戻っていった。

何があってもいいように俺も色々と用意をしだす、武器や防具のメンテナンスとか。


「トラブルか?それとも王都関係か?」


「マスター、お二人が戻られたみたいですわ」


「ん、わかった」


手入れが終わった武器を鞘にしまうと部屋を出る、二階から一階のエントランスホールに向かう。

少し騒がしくなってるホールを二階階段で見つめる、戻った二人はどうもいい話じゃない感じがした。

二階から降りて父様と姉様の近くへいく、二人も俺をみて笑顔を作るがまだ何か引っ掛かりがある。


「父様お帰りなさい」


「セフィーただいま」


父様に挨拶すると姉様にもと振り向いたら、姉様に抱きしめられた。


「セフィー!ただいま~!あ~癒されるわ~」


「お帰りなさい、姉様。あまり強く絞めないでください、苦しいです」


「あ~ごめんね~でもお姉ちゃんを少し癒やさせて~」


抱きしめるのはいいが匂い嗅ぐのは辞めてほしい、なんか姉様が残念娘に見える。

俺は姉様に抱かれたまま食堂室へと向かう、どうやら父様と姉様は夕飯を食べるつもりらしい。

さすがにこの時間では料理人は居ないので自分で作るつもりらしい、二人共あまり上手じゃないから。


「俺が作ります、軽い物ならすぐに出来ますから」


「ん?そうか?それじゃ~頼む」


「セフィーが私のために料理を作ってくれるのね~嬉しいわ~」


姉様から離れてからキッチへと向かう、メイドたちが何か作るか少し頭をひねっている。

俺は保存庫に向かい魚とライムを取り出してくる、魚は鮭に似た味がするやつでフライパンで油焼きする。

ソースにライム汁と作りおきにしていたマヨネーズと砂糖を混ぜて作る、違うフライパンで冷えたパンを焼き温める。

スープはチキンの骨と玉ねぎと生姜を水から煮詰め、骨を出した後かき混ぜた卵を入れ塩胡椒醤油で味付けをする。

メイドさんには軽いサラダを作ってもらいお手製ドレッシングをかける、後は皿に盛り付けて完成。


「二人共、出来ました」


「待ってたよ~セフィーのご飯って美味しいから」


「そうだな、ではいただくか」


「「全ての恵みに感謝を・・・いただきます」」


「この魚は美味いな、魚の臭みもなくソースがさっぱりとして美味しくいただける」


「パンも外はぱりぱりで中がしっとりしてる、バターの匂いがいい感じだよ」


「スープも夜で冷えた体を温めてくれる、肉は無いが鳥の旨味があるな」


「「セフィー美味しいよ」」


いい笑顔になった二人をみて俺も微笑んでしまう、食は心の疲れをとってくれる。

最後に昼に仕込んで置いたいちごのアイスクリームを出す、甘いものは脳に活力をくれるから。


「ところでこんな遅くまで会議していたのです?」


「うむ、どうも北がきな臭い動きをしているらしい。もしかすると遠征する事になりかねん」


「騎士はもちろん、ある程度兵士を連れて行くから町の警備が心配になるのよね」


「兵糧は問題無い、お前が研究所で出した揚げ麺と固め野菜の数が揃っている」


「「アイテムボックス」もいい感じだし、兵のみんなに預ける「アイテムポーチ」も数は揃っているからね」


研究所で開発した揚げ麺タイプのインスタントラーメン、薄く切った野菜を型に入れて押し固めたあと乾燥させたやつを開発。

他にも倉庫一つ分の量を入れておく事ができる「アイテムボックス」、10種類を50個入れる事ができる「アイテムポーチ」

狩った腐らない物が「インベントリ」の中で多くなり、整理のために「アイテムボックス」を開発した。

俺の使ってるのは倉庫三つ分だが、軍で使ってるのは劣化版のやつを渡してある。

「アイテムポーチ」も「アイテムバッグ」の劣化版であり、数と種類の制限をかけ簡易な作りにしてる。


「帝国ですか、あそこは王国や連合と敵対してますから・・・」


「あとこれは別件だが、連合の方も動きがあるらしい」


「やっぱり帝国に対してですか?」


「ああ、多分間違いないだろう」


「冒険者にも招集がかかりますか?」


「多分Cランク以上の者は呼ばれるだろう」


「分かりました、他の4人も連れて行くことになりそうですね」


「一応彼女たちもCランクの冒険者だからな」


「あの子達なら問題ないわよ、一応Bランクくらいの実力もあるもの」


その後は軍の方の仕分けをするため父様はまた出かけた、姉様はさすがに疲れたのかすぐに寝てしまった。

俺も英気を整えるために片付けをメイド達に頼むと、部屋に戻って休む事にした。



つづく

SSO劇場「ルンと白竜の物語」

ル「出かけるように必要な物を入れておかないとね、クッキーでしょ~果物でしょ~」

白「ミャ~ミャ~」

ル「なに?自分のジャーキーとカリカリ(骨)を入れてほしいの?」

白「ミャミャミャ!」

ル「わっわかったわよ、甘えん坊さんなんだから」

白「ミャ~ンミャ~ン」

ル「そんなに擦り寄らない、落としちゃうでしょ」

白「ミャ~」

(さらにスリスリとよりベッド端まで追い込まれ、最後には白竜が飛びつこうとする)

ル「こら~あぶない・・・あ!ふぐ!」

白「ミャ!!ミャグ!!」

(ベッドから落ちた二人、弾みで白竜の大量のカリカリ(大骨)が落ちて頭にあたり。二人してカリカリ(骨)に埋もれて気絶してるのがみつかった。チャンチャン)



次回も~シフトチェンジでよろしく~www

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ