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第065話 「あれって、まさか・・・」

どうも~月影ミケ乱です!


日本は残暑が終わり秋になる準備になっている頃ですね、食の秋・・・・w

ちなみに俺の場所はまだまだ暑いです、それも扇風機は欠かせません。

そういえば市場に柿を見つけました、こっちって渋柿くらいしかなかった。

海外でも秋を感じる味でした。


では続きをどうぞ~。

「それでどうするのじゃ?」


口につけた紅茶の香りを楽しみながら、お祖父様に相談していた。

模擬戦でいきなりの弟子入り、年下に習うって事は彼女のためにならない。

軍属の騎士なら実力重視なところもあるだろう、貴族では実力より風評を気にする。

そう言う悪い噂を流す貴族もいるくらいだ、貴族やるのも面倒な事が多い。


「断る事になりそうです、ってか子供に剣習う騎士候補生ってあまりよくないですから」


「そうじゃが、なんでもセフリール男爵は乗り気のようじゃよ」


「でも弟子にはできませんよ」


「もし、無理なら専属騎士にするとか言っておったぞ」


「専属騎士って、確か貴族の警護を目的とした騎士ですよね?」


「一応お主も公爵の子供、専属騎士を連れるのは普通のことじゃからの」


現代でいうボディガードやSPみたいなものだ、貴族なら最低でも一人は連れている事が多い。

戦闘メイドは基本見えないように主を守る役目、専属騎士は威圧警護と言う見える防壁。

護衛騎士がいないのは自分に自信を持っている貴族や騎士が多い、あとは金のない貧乏貴族だけだ。

俺も自分でどうにでもなるから居なくて問題ない、だが公爵になったのに居ないのはおかしいと言う貴族も出てきてる。


「貴族って面倒だよね」


「セフィーなら問題なく貴族をやってのけそうな気がするがの」


「無理だよ、それに僕には使命もあるから」


「「神々の使命」じゃったか?お主もよくよく神々にすかれておるの」


「神様だって助けがいる事もあるよ」


「「神は万能なり」とワシらは思うておる」


「神が万能ならなんで複数いるのかって理論になるよ」


「なるほど、なれば神とはなんじゃ?」


「役職みたいなものだよ、軍に兵や将がいるのみたいに」


お祖父様は顎に手をおいて考えだす、今まで考えつかなかった事でもあるからだ。


「兵が信者、部隊長や副隊長が神父やシスター。将が神々で創造神が王と考えればいいよ」


「ふむ、言い得て妙じゃな」


君主型経済はどこも同じ感じなる、部族型経済みたいな連合国でも似たりよたりだ。

神様だって同じ創造神から作られた存在、同じになるのは仕方ない事。

その後は話を戻したが、護衛騎士も弟子も取らない事になった。

セフリール男爵には理由をお祖父様から話してもらった、冒険者をやめるつもりもないからと。


*-*-*-*-*-*-*-*


一週間後、そろそろ自分の町に戻ることになり馬車(魔改造馬車)で屋敷を出た。

馬車の中にはシーリアン達が休んでいる、夜は彼女たちが警備するためだ。

順調に王都を出てから4時間くらいした時、道で待ち構えている人達がいた。

正確には待ち構えているが、足元に何人か倒れてる人がいた。


「あれって、まさか・・・」


俺が近づくのに気がついてこっちに手を降っていた、鎧姿のアーネスッテとメイドのメギーさんだ。

転がってる人はどうやら盗賊らしい、アーネスッテ達をどこかの貴族と思って襲ったのだろう。

死んではいないが完全に気絶させられている、外傷もないから鞘付き剣で叩かれたのだろう。


「セフィーランス様~!」


「なんでここにいるのかな?」


「どうしました?セフィー様」


「ほらこの前の模擬戦の対戦相手」


シーリアン達にはこの前の模擬戦の事情も知ってる、今は恩返しのため俺の冒険者仲間として行動する事になった。

近くまで行って馬車を止めてから降り、シーリアンも降り馬車の横につけてる犯人護送用に作った組み立て檻車を出すために。

ちなみにアーネスッテは俺のところに、メギーさんは倒れてる盗賊を縛り上げてる。


「なんとなく状況はわかるけど、どうしてここにいるの?」


「もちろん、セフィーランス様と共に行くことにしました」


「でも護衛騎士は断ったはずじゃ?」


「大丈夫です!私は騎士候補生を辞めて冒険者になりました」


「へ?」


「一応実力試験をCランクの冒険者と戦い、晴れてDランクになりました」


「それって?騎士を辞めてきたのか?」


「はい!セフィーランス様についていくためです!」


女ってたまに突拍子もない事をするな、多分思ったらとにかく行動タイプだな。

ここで断ったら親のところまで行きそうだな、俺が折れるしかないのか。


「は~、分かった。冒険者仲間にするよ」


「本当ですか!?やったー!!!」


なんとも無邪気な笑顔で笑う、真面目だけど行動が予測できないよ。

こうしてシーリアン達に加えて、アーネスッテとメギーさんも旅の仲間になった。



余談だが・・・俺たちが話してる横で、シーリアンとメギーさんは和気あいあいな感じで盗賊を檻車に入れていた。

ただ気になるのはメギーさんの縄縛りだった、なぜ亀甲縛り?

しかも手足を後ろで縛って、完全に拷問スタイルだよ。

俺はメギーさんの怖い一面を見たきがした。



つづく

SSO劇場「ルンと白竜のミニストーリー」


ル「では白竜!今回は誰かを乗せて飛ぶ練習です!」

白「ミャ?」

ル「何疑問になっているのですか?いつかはあなたもマスターを乗せるのですよ」

白「ミャ~ミャミャミャ~ン」

ル「今は乗られるより乗るほうがいい?それじゃだめですよ。練習しておけば、後々マスターから褒められるのですから」

白「ミャ!?」

ル「フフフッ、やる気が出ましたか?」

白「ミャ~!」

ル「いい返事です!それでは私を乗せてください」

白「ミャ~ン」(ルンが白竜の背中に乗る、人が乗ってるみたいに見える)

ル「うん、なかなかいい眺めですね。では、飛んで見ましょうか?」

白「ミャ~ン、ミャ!」

ル「なかなか難しいですね」(ルンを乗せてふらふらと飛んで行く)

白「ミャミャミャ~ン」

ル「でも楽しいです」

(その後ルンを載せた白竜がセフィーの頭に乗っかっていた、しかもルンは乗る瞬間の決め台詞に「パイ○ダーオ○!」と叫んで)チャンチャン



では次回もよろしくです!

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