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第056話 「理解してもらえて安心しました」

どうも、ミケ乱です。


最近眠り浅くなりつつあるな、一度寝ると起きるまで時間が・・・・

昔は10時には寝て8時には起きていたのに・・・

皆さんも寝るときはしっかり寝ましょう。


では続きをどうぞ

そこは幻想の世界、まるで自分がいた町や森とは異なる空気が流れている。

黒い木々や家が淡い光により浮かび上がり、月明かりに照らされた漆塗りされた器のごとく。

その光景は言葉では言い表せない程だ、SSOでもダークエルフの里へ行くのは難度Sランクになっていたからだ。


そんな綺麗な場所で俺は何やっているのかと言うと、全力で攻撃をよけてる最中です。

簡単簡潔に言うと里に来た俺とシーリアン、その事を長老に報告するため向かった。

途中シーリアンのお父さん(シーグレンさん)と遭遇、娘が帰って来たのを喜んだ。

だが隣にいる俺を長老に会わせると言う事に、なぜか勘違いしたシーグレンさんが怒りだし。

「俺の娘はやれん!」って感じになり、欲しいなら俺と戦えと言う事になった。


「どうした!?避けてばっかりでは俺には勝てないぞ!!」


「なんで勝たないといけないんです!?」


「お前が娘を貰い受けるからだろう!!」


「それは誤解ってものです!!」


すごい勢いで拳が迫ってきてもそれらを捌き避けている、体術(8)なのは見てわかっていた。

お父さんパワーなのだろう、ステータスにブーストかかっている。

称号に「お父さんパワー」って付いている、ぜったい「娘のためなら」っていう特典が付いているはず。


「しかも身体能力が上がっているし!!」


「娘への愛は俺を無敵にする!!」


「本当に厄介だな!」


仙人モードではできないのだろう、使っていれば体が変化するからだ。

その代わり厄介なモードが絶対働いている、ってかおれの仙人モードと同じ位の戦闘能力だよな?

防御に徹してるから無傷で居られる、下手に攻撃したら怪我だけじゃすまない。

下手に出力を上げすぎれば相手を殺しちゃうし、本当に面倒だよな。


「セフィー様!」


「大丈夫・・・」


「お前なんかに娘はやれん!!!!」


「いいかげんにせんか!!!」


シーグレンさんの頭に拳骨が落ちた、俺だけに集中していたので後ろからの攻撃には対応してなかったのだろう。

頭を抑えてごろごろとのた打ち回っている、そしてそこに現れたのはダークエルフには珍しいシブメンがいた。

年齢にしては40~50代のダンディーなおじ様って感じだ、ただ体からあふれる闘気というのが半端ない。


「おじ・・・長老様」


「客人に対してする対応じゃないだろ」


「だがな親父!娘が男連れてきたらそう思うだろう!!?」


「子供にまでそんな態度でどうする!?」


「そんなの関係ない子供・・・子供?」


「シーリアンに聞いたがその子はまだ12歳だそうだぞ?」


「そんな馬鹿な!私の攻撃をしのいでいたぞ!!?」


「年齢は関係ない、強者は神に愛され生まれるものだ」


流れから戦わなくなったが、他のダークエルフのみなさんは俺に畏怖と敬意をはらっている。

どうもシーグレンさんはこの里の次期里長だという、今の長老はシーリアンのお祖父さんのシーガルさん。

ちなみにシーと付くのはこの里の長の家系だけ付くらしい、何故つけるかは今ではわからないらしい。

シーグレンさんの猛攻を傷付かなかったからだと、どうも里では2番目に強い拳闘士だったらしく。

里の人はそんな俺を歓迎と共に恐怖も持った、それに期待もすこしはあるらしい。

もう一度すごい音と共にシーグレンさんは地に倒れている、周りから察するにいつもの事のようだ。


「お客人、愚息が愚かな事をしてすまなかった」


「理解してもらえて安心しました」


「それでこの村に来たのは・・・やはりワイバーン退治ですか・・・・」


「それもありますが、一応救済措置ということで食糧も持って来ました」


「にしては手ぶらに見えますが?」


「基本アイテムバッグに入れてます、一応長期保存用の食べ物ですが」


「なるほど、納得しました」


その後里の倉庫に案内してもらって、バッグから出すようにインベントリーから食糧を取り出す。

里の人数を考えて三ヶ月分の食糧を倉庫に移動させておく、来るついでに狩った「ブラックディア」も出す。

さすがに狩りに出る事ができなかったので、里にあった食糧で細々と食いをつないでいたらしい。

だが俺がもってきた「ブラックディア」の量なら、1週間は普通に食べても大丈夫らしい。

食糧心配が無くなったのがうれしかったのか、里全体で宴になってしまった。

俺への歓迎と敬意を祝ってとのこと、鬱憤もあったのだろう。

後でシーガルさんからお礼を言われた、里に活気が戻ったことにだ。


ちなみにシーリアンが俺をもてなしてくれた、ほかにも何人か女性が俺をもてなしてくれた。

シーグレンさんとお父さんズは何度か暴走しかけた、奥さん(ララリアさん)と奥さんズがボディブローで沈めていた。

完全に奥さんの尻に引かれているシーグレンさん達、それとダークエルフの女のOHANASHI(肉体言語)は怖かった。




つづく

SSO知識:拳闘士

武器を使わず自分の体と力だけで戦う戦士、装備も両手両足のプロテクトだけ。

あとは布製防具か皮製防具のみ、投げ道具も持つこともある。

戦い方も気を使う「闘戦気」か、魔力を使った「魔闘流」がある。

流派はいろいろとあるが、基本はその二つを使うことが多い。

「闘戦気」は物理攻撃が上昇しやすくなるが魔攻が低い、「魔闘流」は魔攻力は上がるが物理攻撃は「闘戦気」より弱い。



では次回も見てください!

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