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第055話 「森全体が面倒な状態になってるのか?」

どうも~ミケ乱です!


遅れてすみません!今日アップになってしまった。

いや~昨日はなろうラジオ聞くために、PC内のソフトをオフにしてましたw

旧式だからどうしても遅くなってしまう、面倒だ!

早くPCを直さないと!!

その後仕事でやる気が少しそがれてしまって、今日になりました。

本当に申し訳ない(__)


では続きをどうぞ~

寝る前にスキルのチェックをして、翌日は乗馬して「深夜の森」へと向かった。

山間の谷にできた森で、太陽が入りにくいため昼間でも真っ暗な森だ。

森自体特殊な生態を持って育っている、魔素が多く魔物や特殊な薬草が多く育つ。

この森の薬草一つだけでも銀5枚からの取引になる、冒険者もこの森には来るがほとんどは追い返される。

ダークエルフの縄張りでもある森は基本天然の迷宮、案内がなければ天然の迷宮で迷子になる。

ダークエルフだけがこの森に適応したと言われ、国境警備もかねてこの森に里を作った。


「森がざわついています、たぶんワイバーンが来たためでしょう」


「竜種の中では一番嫌われているからな、ほかの魔物の縄張り関係無く荒らす存在だから」


SSOでもたまに魔物同士で戦う事がある、魔物は基本その棲息場所から動かない。

上位の魔物ほどその縄張り意識が強く、ほかを荒らすこともしないからだ。

だがそんな縄張りを荒らすやつらも存在する、筆頭なのがワイバーンだ。

悪癖雑食なワイバーンは縄張りを気にしない、たまに自分より強い魔物に狩られる事はある。

だがほとんどの場合自分より弱い魔物が多い、自然の摂理ではあるが魔物も応戦はする。

群れや特殊能力がある魔物ならたまにワイバーンを撃退する、レベルだけが絶対強さでは無いからだ。


「魔物が殺気が立っていて、危険かもしれません」


「森全体が面倒な状態になっているのか?」


「ええ、普段狩れる魔物も妙に強くなっています」


「戦う場合はワンランク上と考えるしかないか」


「それが妥当だと思います」


『マスター、こっちに向かってくる魔物がいます。数は5』


「どうやら先方が来たみたいだな」


「鷹の目」に入ってきた情報にはCランク「ブラックディア」、普段は大人しく攻撃しなければ襲ってこない魔物だ。

雄は2メートルほど大きく鋭い角で攻撃してくる、雌も2メートル前後の大きさで体当たりする。

なかなか美味しい肉を持ち、角は薬にも使われる貴重な魔物だ。

特徴は黒い角と茶色い毛背中に二本の黒いラインがある、今俺たちに向かってくるのは雄2匹に雌3匹だ。


「「ブラックディア」か・・・一応狩っておくか」


突進してくる雄2匹をより早く間合いに入っていく、「仙人モード」で対応すれば普通のCランクの魔物は相手にならない。

ブラックディアも俺が目の前に現れたのに気づく、だが俺を認識した瞬間に狩られた。

剣技の一つ「先手必殺」を使ったからだ、相手の不意を衝いた瞬間に相手の首切り裂く剣技だ。

首を落とすことなく切り裂かれる、雄の2匹とも一瞬で絶命した。

雌3匹は一瞬の出来事に突進が止まる、その隙を俺は見逃しはぜず剣技「三突き」でそれぞれの首を一刺しする。

レベルの差もあり絶命してしまう、「ブラックディア」を倒したあとアイテムバッグに入れておく。


「すっすごいです・・・」


シーリアンは俺の戦いに驚いたらしく、完全に見入っていたらしい。

今のレベルならBランクもあまり苦戦せず戦える、しかもスキルレベルも上げておいた。

里の食糧問題もあったのでインベントリーに入れてある、大体100人いれば2年分の食糧を入れてきた。

自分の町以外にも王都で買いつけした、調味料や塩も多く買ったので問題ない。


「それにしても、普段おとなしいブラックディアがこんなに興奮状態なのは・・・」


「森でワイバーンが暴れているのだろう、急いだ方がいいかもしれない」


「はい!!」


再び馬にのって森の入り口まで来ている、来る途中で数体の魔物に襲われたがすべて一手で終わらせておいた。

シーリアンも戦った姿を見たが拳で吹き飛ばしていた、腰の入った攻撃は魔物の強靭な骨を砕くほど。

身体強化以外にも何か要素でもあるのか?もしかして胸か!?胸が遠心力の助けに!!?

音もすごいから、「バキッ!」じゃなく「ドゴン!!」だぞ?

どこぞの野菜星人と同じ攻撃の音だよ、打撃音だけで天下取れるよ!

仙人モードに近いんじゃないか?こっそりとステータス見たら「体術(7)」と出た。

それに「武道神の加護(極)」が付いてる、いつか「拳聖」って称号まで取得できるかも。


とにかく戦闘でもシーリアンは使える、あとでステータスをいじらせてもらう。

戦闘回数は多くなり時間がかかった、今はシーリアンが「ゲート」の用意をしてる。

「深夜の森」は天然の迷路、歩きだと数日かかるとか。

ダークエルフはこの「ゲート」を使って短時間で行き来している、森の特性もあって普通の場所では「ゲート」は使えない。

濃い魔素が必要だし、闇属性の適正がないとゲートは開くこともできない。

自前でゲート開くには普通の魔法使いの魔力が3倍必要になる、冒険者Cランクの魔法使いでも約300の魔力を持っている。

シーリアンは魔力量は約4倍ほど、疲れはしても魔力切れは無いらしい。

さっきまでの戦闘でレベルが上がっていた、俺の恩恵があるのか普通の上がりよりいいみたいだ。


「ゲートの準備できました、行きましょう」


森にぽっかりと黒いゲートができていた、電気が消えた真夜中のトンネルと同じ感じだ。

周りの森の暗さに合わせるような、日本だと本当に肝試しになりそうなスポットだ。

馬を引きながらゲートへと入っていった、出た瞬間淡い発光をだした岩が並んだ里入り口にいた。

町に比べたら質素なつくりの里、だけど村のところどころに発光する岩があって神秘的な演出をしている。


「ようこそ、ダークエルフの里へ」


見惚れていた俺にシーリアンがそう言った、神秘的な場所に俺はうれしくなり笑みを浮かべていた。



つづく

SSO知識:称号

SSOでは基本スキルだけで構成するタイプ、職業と言うのは称号でしかない。

魔法戦士や撲殺僧侶とか鍛冶弓兵やらの職種も自在にできる。

時折スペシャリストもいて剣だけで強くなる「剣聖」、拳だけの「拳聖」。

魔法使いだけの「賢者」、鍛冶だけの「大棟梁」、商人だけの「金聖」。

槍使いの「槍聖」とか色々な称号がある。

神からもらう加護や、神がつけてくれる称号もほかにも多数ある。

称号は効率を上昇させるだけではなく、その称号にあった経験値も増加してくれる。

神の称号はそれをさらに倍加してくれる。


では次回もまた~サービスサービスwww

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