表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/127

第054話 「腐っても相手は竜種だから」

どうも~ミケ乱です!


書いてる途中で停電にあい、一日無気力になりました。

なんと言うかテンションが上がってきたのに、タイミングが・・・・w

みなさん、セーブはこまめにしましょうw


ではつづきを!

国境都市「ハングフォール」

両隣山間の谷に出来た都市で連合国と王国との貿易の一つ、多種族が多く貿易が盛んで繁栄した。

連合特産の果物や王国の工芸品を買うためならこの都市に来る商人が多い、それを護衛するための冒険者も多いため治安は悪い。

治安維持のために騎士たちも常駐している、人が集まればそれだけ商売多くなりトラブルも多い。


山は険しく馬車や普通歩きでも困難な場所だ、しかも山にはかなり高レベルの魔物が多く存在する。

越えるためには覚悟も必要になる、簡単な場所はこの国境都市かダークエルフの居る森を通らないといけない。

ダークエルフもある意味国境警備をしている、森の魔物もそこそこ高いレベルが多い。

最低でもCランクの冒険者を20人以上連れないと越えられない、Bランクなら3~4人必要だ。

護衛を考えないならCランクでも3~4人で行き帰りは出来る、多少怪我を覚悟すればの話だが。


「この都市から2日ですけど、どうします?ここで泊まります?」


「急ぎたいがさすがに長旅は疲れるわ、里では休息できる場所ってあまりないもの」


「了解、この町で一泊する」


シーリアンと一緒に町へ向かう、途中馬車はインベントリーに入れておいた。

さすがに直ぐには入れなかった、門には多くの人と馬車が列を作っていたからだ。

俺達の番になった時には昼近くになっていた、俺がBランクだと信じなかった検兵が俺を捕らえようとしたが。

俺が貴族の子供だと知った瞬間土下座したほどだ、紋章入りの短剣を持っていたのが幸いしたのだ。

しかもステータスカードにあったギルドランクは偽ることが出来ない、その検兵はあとで罰せられるらしい。

兵隊長さんが凄く頭を下げて謝罪してきた、そのためシーリアンはフリーパスで通ることが出来た。

宿屋は貴族が泊まる少し豪華な場所を選んだ、馬を預ける場所があるからだ。


「こんな高い場所初めて入ったわ、しかも豪華すぎて怖く感じる」


「家は質素な方だからだな、貴族の中には無駄に豪勢にすればいいと言う奴らもいるから」


この宿もある意味典型的な貴族好きする部屋が多い、泊まる客も貴族か豪商な人くらいしかいない。

一泊一人金貨二枚といえば普通の人は泊まらない、護衛付きになると金貨三枚追加しないといけない。

俺とシーリアン合わせて金貨五枚、俺が貴族だからだろうシーリアンは護衛と判断された。

ちなみにここはまだ安いほうだという、王族も泊まる場所ならヘタすると一泊金貨50枚ほどのやつだからだ。

金銭は問題ないが泊まる際は王族の仲介が必要となる、そのため外交官や大使の人達しか泊まらない。

それでもシーリアンにしては豪華な宿屋なのだろう、里がどんな場所か想像できそうなほどに。


部屋は基本リビングと二つの部屋あとはユニットバスがあるのみ、豪華ではあるがコレでも宿の中ではシンプルなほうだ。

貴族が寝る部屋と護衛が寝る部屋は大きさも違うし、護衛は簡素な作りのベッドが3つあるだけだ。

貴族の方はカーテン付きの天幕ベッドだからだ、それ以外は家具や水差しと紅茶を入れる食器がある。

メイドを連れていないから紅茶は自分で入れるしかない、シーリアンには無理だと思うからだ。


紅茶を入れてから部屋にある椅子に座る、紅茶を飲みながら自分のステータスを見つめる。

今の俺は基本接近戦仕様になっている、オーク戦の時は初期魔法と魔法操作の高いレベルによる無双だった。

上級使うのはいいけど時間がかかるからだ、よくて中級を魔力で押し上げる程度だろう。

ワイバーンは低級な亜種だといっても竜種、ブレスはないにしても面倒な技をもっているのだから。


「ルン、『ホーム』にはワイバーンはいなかったよな?」


「いません、マスターがワイバーンをホームに入れた事はありません」


ルンは基本俺のバッグの中で休んでいる事が多く、シーリアンにはルンを会わせていない。

妖精族はあまり見ないからだ、見つけて捕らえたら高額を支払うと言う貴族もいる。

ルンも自分が希少な存在だと自覚している、魔法はある程度できるがそんなに多くないからだ。

ルンは逃げることはできても戦うことは無理、自然とおれが自分で闘うことになるのだから。


「マスターはどう戦うのですか?」


「可能なら魔法で倒すつもりだけど、腐っても相手は竜種だから」


武器で倒すことが難しいなら魔法、SSO時代では弓兵は魔法職より不遇の扱いを受けている。

竜種には牽制くらいしか役にたたない、魔法の方がまだダメージを与えられるからだ。

腕力と器用度をかなり高くした弓兵職が、バリスタを使ってワイバーンに挑んだ。

しかしワイバーンを地面に落とすだけで矢玉を200本以上、命中率も10本に1本の割合で当たる程度。

ワイバーンの翼を集中して攻撃してやっと落とせた程度、本体に弓矢でのダメージはほとんどなかったとか。


「最初は地面に落として、後は集中攻撃だな」


できるだけ現地のダークエルフの人たちにも手伝ってもらう、一人で倒すのもいいけどダークエルフのためにならない。

ダークエルフには対処できるだけでの力が必要、「闇夜の狩人」は健在だと言う考えを持たないと。

それに今回もなにかきな臭いような気がする、前回のホワイトファングの時みたいに。


「今回もへんなのが出てこなければいいけどな」


「索敵を最大にして待機します、マスター」


「頼りにしてるよ、ルン」


「はい!マスター!」


ルンのおかげで少しは気分がよくなった、あとは森に入ってからの事だ。

この後俺がトイレに行った時、風呂に入ろうとしたシーリアンと鉢合わせになり。

結果から言うと、ダークエルフの攻撃と胸はパネーです。



つづく

SSO知識:「アーク(亜種)」

亜種はどの魔物にもいる、普通より数は少ないが種類が豊富になる。

空の飛べないでは「グランドン」、鰐に似た竜種とか。

蛇に似た「ナーガ」、多種な頭をもつ「オロチ」や「ツバイト」。

他にも瘴気を取り込みすぎた魔物が強くなる形跡もある、人間が瘴気を取り込んだ「アークデビル」。

動物系なら「アークビースト」となり、他にも亜種系は多種多様。

基本理性がなくなっている事が多く、敵味方関係なしに攻撃する。

たまに「暴走」スキルを持っている、発動すると死ぬまで暴れまわる。


では次回も~よろしくよろしく!www

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ