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第044話 「そうしないと強くならないのでは?」

どうもミケ乱です。


すこし遅れました、ちょっと仕事で執筆が時間が・・・

あと眠る時間もかなり削られて・・・・

あ~海外だと大変だ・・・


では続きをどうぞ~

「魔法戦士ズンゲイル?聞いた事ある名だな。たしか腕はいいが性格に難があって、騎士にする事が難しいやつだな」


「有名なのですか?」


「お父さんも一応魔法戦士だからそういう伝手があるからね、家の騎士団だって元は冒険者だった奴らもいるし」


「そういえばそうですね」


そろそろ家に戻る事になっている、荷造りをしてるところだ。

あの後、五月蝿いズンゲイルから逃げて販売市に向かった。基本の食材や果物を大量に買ってアイテムバッグからインベントリーに入れる。

金物屋を見回り鍋やら工具とかも手に入れていく。途中馬鹿な人攫いに遭遇したが撃退後警備隊に渡してきた。

この世界は食器は木製か銀製が殆どで陶器類はない、あっても凄く高い上ダンジョンや遺跡にしかないという。

レンガとかを売っている店に向かって耐熱性をもっているレンガを購入、と言うか溶岩石を綺麗に切り裂いただけのやつだったりする。

後は炭とか鍛冶に必要なものも購入した、今まで稼いだ分のお金がなくなっている。

屋敷に帰ったあとは、色々と忙しかった父様が帰ってきていたので食事をしたくらいだ。


次の日は帰るための準備をしていた、ユーフィ姫様からはまた来るように強い要請があったとか。

ズンゲイルのオッサンは俺がここにいるのは知られていない、なんでも俺が来るかと思ってギルドに顔を出していたらしい。

ギルドマスターのクールな秘書さんが伝言で教えてくれた。自分の家に行くからしばらくはギルドもそっちにするって連絡を入れておいた。

でも秘書さんって目を合わせてくれないから嫌われていると思った。今度何かお土産を持って行く事を心に留めておいた。


「帰ったら母様が凄く抱きしめてきそうですね」


「あいつはお前に甘々だからな、それくらい受け止めてやってくれ」


「父様がいっぱい甘やかしてあげればいいじゃないですか?」


「お前に甘えた後に一杯甘えてくるからいいんだよ」


俺を生贄にしたいらしいな、でも抱きつかせないと凄くいじけるからやるしかない。

家族サービスは俺じゃなく父様の仕事なんだがな、俺が成人した時には物凄く大変になるだろう。

帰ったら馬の練習をしないといけないな、あと買った工具で色々と作る事もしないと。


「そういえばお父さんがまたお前の相手に一手やりたいだと」


「一応9戦6勝3引き分けになるんですけど・・・」


「お父さんは意外に負けず嫌いだからな、負けたままなのがイヤなんだろう」


お爺様とはあれから9戦している、最初はいつもの押し手で戦っていたが次からかなり変わっていた。

自分の嫌いな攻撃を相手にする、手段としては問題ないのだがちゃんと組まないと直ぐに瓦解する手ばかりだった。

様子見でやっていた時は2回の引き分けで終わっていた、次は本を読んで練習している。

手応えはまだまだだが確実に上がってきていた、最後にやった時に引き分けになった。

一応手抜きはしたらばれるのでこっちも真剣だった、できるだけ防御が高い戦法で倒すだけだった。


「でも明日には出ますし、次回来た時まで宿題って事にしましょうか?」


「セフィーは意外に厳しいな?」


「そうしないと強くならないのでは?」


「いや・・・ま~たしかにな」


指導指しは2~3度したけど、それ以上は計算と幾万というパターンの見極めだ。

今の段階で下手に教えるよりも自分で考える、並列処理できるようにならないとまず次のステップアップは無理。

お爺様は公務で色々経験があるからこそだ、若造が口を挟まないでやれるだろうっと思っているからだ。


「それにゲームを続けていれば頭の運動にいいですからね」


「頭の運動?」


「老害がなくなるって話です」


「それは初耳だな」


「でも年をとり過ぎると他の問題もありますからね」


「難しいことも知っているな、セフィーは」


机においてある紅茶を飲み一息つく、こっちのスイーツはクッキーかドライフルーツとパイしかない。

他にも王族だけが食べれるのも有るらしいが、どんなスイーツかは貴族でも知る人はいないとか。

フィーナに聞いたところ、「ふわふわして甘いものだった」だけしかわからなかった。

説明するにも料理人が作ったのを見ないと分からないからだ、考えられるのはケーキかメレンゲ系のスイーツだろう。

帰ったら甘い系の再現をするぞ、甘党な俺を止めるものはいない。


今まで料理は手伝いはしても包丁とかは触らせてくれなかった、母様が駄目だって言っても聞かない人だったからだ。

調味料もそんな多くなかった、だが今回買い込んできたのである。

一応前世では料理は習っていた、専門料理学校まで通ったほどに習ったのだが芽が出なかった。

経験した事は覚えてるので無駄ではなかった、スキル「料理」でも手に入れておこう。


「帰ったら母様に美味しいお菓子を作ってあげないと」


「セフィーが作るのか?」


「はい、色々と買えましたから」


「そうか、なら俺も楽しみにしておこう」


その後は王都に来てからの事を話しながら、まったりと紅茶を飲んですごした。




つづく

SSO知識:料理

初期からあるスキルで「屑スキル」といわれた、初期は本当に初期レベルだと不味い料理だけしか出来ない。

とあるプレイヤーが料理のスキルを使って、他のプレイヤーに振舞った結果麻痺毒効果が発生した。

その時の事件を「ラブリーな毒料理事件」と記憶されていた、そのため「屑スキル」になっていた。

この事件後に高レベルを取得した人が作った料理が出された、最初は再び悪夢がと思われていた。

だがある料理評論好きなプレイヤーが食べた後、一気に料理の興味を持った人たちが増えた。

以後料理は適性とかあると言うのがプレイヤーの中で噂され、一定の料理人が作ったのと同じ位の味になることがわかた。


次回もよろしくね~

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