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第043話 「ぶっ飛べオッサン!」

どうも~ミケ乱です!


書いてる時に仕事が入るとなんとなくノリがわるくなるな・・・・

そういう時は他の人の小説を読んで紛らわすしかない!


では続きをどうぞ

剣と剣がぶつかり合う音が響いている、普通の剣撃にしては重く響いている。

体格差もありそうだがそれを気にしてないで受け流している、オッサンもさっきより真剣な顔になっている。

剣撃を繰り替えしながらオッサンのスキルを見ていた、「剣術(6)」と表示されていた。

中堅どころって感じで姉より上手い、あと少しでレベルも上がるみたいだ。


「なかなかやる!」


「そちらもです」


ほかのスキルは「炎魔法(4)」「魔法操作(5)」と結構攻撃をあげるタイプだ、これで「風魔法」があればもっと良い魔法戦士になったのだが。

一度剣ではじき返してから一気に距離をとる、お互い様子見をしていたのは明白でオッサンもなんか笑みを浮かべている。


「なるほど、剣術はまだまだでも体術で補っているところか?」


「それはご想像にお任せします」


「そうか、ならそろそろ本気でいくぞ」


持ってるバスターソードが赤く染まっていく、「炎魔法」で「魔法剣」をしているのだろう。

魔法剣は基本魔力だけで強化と属性強化の二つがある、属性魔法剣は扱いが難しいが「魔法操作(5)」もあればできるだう。

なら俺も「反属性」で対抗するためにロングソードを「氷属性」で覆う、それに合わせて俺の周りの空気が凍りだす。


「なるほど、魔法剣も属性も使えるみたいだな」


「あの~ズンゲイルさん、一応これ試験なので発動を見れたら合格なんですけど」


「発動じゃなくちゃんと威力があるか見ないといかんぞ!」


「ズンゲイルさん!」


オッサンはギルド員の言葉を聴かずに俺に攻撃を仕掛けてくる、剣と剣がぶつかると激しく鍔競り合いが始まる。

反発作用で放電が起きるほどのぶつかり合いだ、剣と剣が少し動いた一瞬で爆発が起きる。

小規模ながら水蒸気爆発が起きて二人をはじき飛ばす、だがすぐに俺とオッサンは接近して魔法剣同士で剣撃が始まる。

剣がぶつかり合うたびに小規模の爆発がおきている、ギルド員さんも壁際まで退避している。

爆発で屋内の全てがギシギシ言っているな、離れると横にすべるように動く。

体術の一つ「陰歩」を使った、気配を薄くし歩く足音すら聞こえなくなる歩行術だ。

オッサンは俺の動きを見て足を止める、俺に追うように体をむけるがそれでも俺を捕らえてないようだ。

俺がオッサンの周りを回りだすと少しづつ空気がオッサンの方へと向かう、周りが冷気で空気が冷やされ熱を持つほうに空気が動く自然現象だ。

しかも一点だけの高熱になっている、それは段々と竜巻を起こしだす。

オッサンは魔法で起きていないので無視していたみたいだが、現実目の前で竜巻が起きだした。


「くっ!コレは!?」


風がある程度発生した瞬間に風魔法でその威力を上げる、そこでは小規模の竜巻が起きていてオッサンは身動きが出来ないでいる。

しかもオッサン自身が起こしてる魔法剣の熱が、さらに威力を上げていることに気がついていないのだから。

殆ど竜巻と言うより台風みたいになっている、一応影響が出ないように結界を張っていたから今だ倒壊には至ってない。

完全に風魔法で身動きが出来ない状態のオッサン、俺は脚を止めると一気に間合いを詰める。


「ぶっ飛べオッサン!」


「!!?」


勢いと台風の吸引力と腕力を合わせ叩きつける、オッサンはどうにか自分の剣で受け止めたがそのまま壁際まで飛ばされる。

同時に台風も収まりあとはすこし破壊された地面があるだけだ、あとオッサンは壁にめり込んだまま動かないでいる。


「こ、これで試験終了です!セフィーランス・フォーレスト様・・・合格です」


ギルド員さんはなんとか仕事をちゃんとしていたようだ、言い終わると同時にへこたれたように座り込む。

俺も剣を置いてからため息をつく、この部屋自体強い構造だけどさすがに二人の魔法戦士の戦いに向かないだろう。

魔力を足に集め強く踏みしめる、土魔法の一つで「アースリゲイン」を作っておいた。

地面を土壌にするようにそこそこ柔らかい状態にする、石や岩をも砕いて土壌の足しにするほどの魔法だ。


「これは、すごいですね」


「一応自分が破壊したところは直さないといけませんからね」


壁や屋根も一部を除き殆どは無傷だった、一部っていうのも俺がオッサンを吹っ飛ばした場所だけなんだけど。

未だ起きてこないのは気絶してるわけではない、自分が吹っ飛ばされた要因が分からないでいるからだろう。

だが直ぐに笑い声になっている、楽しそうでそれでいて子供みたいな笑い声だった。


「面白いぞ!坊主!!モット戦え!!」


オッサンはいきなり起き上がるとうれしそうに笑顔たっぷりで笑っている、だがそれを見ても俺はため息しかでなかった。


「一応言っておくけど、試験は終わったんだよ」


「ギルドは彼をBクラス試験を合格をだしました、これ以上は無意味な戦闘です!」


ギルド員の人も起き上がって怒って言う、オッサンはすごく不満そうな顔になっている。

脳筋と戦闘狂<バトルジャンキー>を合わせたようなやつだったのだろう、今までがオッサンと張り合うやつは高いレベルかモンスターくらいしか居なかったのだろう。


「なんで~いいじゃねぇか~」


「駄目なものは駄目です!あとは当人同士で了承するしかありませんが・・・」


「僕は戦う気はありませんよ、ヘタするとここが倒壊して借金なんていう事になりかねませんから」


「ちくしょ~せっかく全力で戦えると思ったのに」


「襲ったりしたらまたランクダウンか投獄になりますよ」


「わかってるって・・・だが機会があったらぜえってにやろうぜ!」


戦闘狂なやつだなっと思うと最初の態度はなんかあったのだろう。実際実力がわかれば打ち解けるみたいな、ある意味ツンデレ?なやつなんだろう。

ヘタに了承するよりさっさと終わらせてしまうのが得策だろう、多分ここで仕事する時はぜったいにかまってくるだろうから。

ギルド員さんに合格通知書を貰うとそのままギルドカウンターにむかった、直ぐにギルドカウンターでカードの更新をしてもらった後に屋敷へと帰った。

ちなみにオッサン事ズンゲイルさんは、ギルドを出るまで戦おうって言ってくるしまつだった。



つづく 

SSO知識:ランクアップ試験

SSOでは初期からDクラスまでは貢献度によってランクが上がります、Fクラスでも門の外で仕事をする事もある。

Cクラスは推薦状かBクラスを討伐した時のみランクアップ可能、でもパーティーを組んでいる場合は最低でも4回Bクラスを討伐しないといけない。

それ以降は試験官と試合をする、受けたいランクと同じ冒険者が相手になる。

最高SSSランクは複数の国家で認められた功績を残したか、神か邪神を倒した時のみ与えられる称号。


では次回もよろしく~♪

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