第四回 ふしぎのくに会議・例
さて、水面下で進んでいた事が色々決まり始めまして私はいま大忙しですよぅ^^ 久しぶりに頑張っています。それは私なりの答えを出す為、かもしれませんね! 古書店『ふしぎのくに』は次のステージに入ります! ふふふのふ、お楽しみに! ですよぅ!
さぁ、第四回目にもなると、さすがに慣れてくるもので、この執筆の打ち合わせも最初こそガチガチで書いていたのだけれど、今はカロリーメイトとかをかじりながら話を聞いていたりする。今回は珍しくトトさんとズームでミーティングをした時の話をしようと思う。
「あっ、はじめまして名無しのライターです。まだ名前はない」
「こんにちは、トトです。今回は僕らの活動を紹介しつつ、大友くんが主役の作品を例にしていくんですね。あはは、一杯一杯ですねぇ!」
男セシャトさんと言われているトトさん。何をしている人なのか、セシャトのWeb小説文庫でも旅が好きでブックカフェに戻らない彼だけれど、Web小説の知識も凄い。
「名無しさんは、Web小説のジャンルだと何が好きなんですか?」
「そうですねぇ、ベタですけど異世界転生ものとか凄い好きです」
実はWeb小説の知識がほとんどなかった自分はこんな適当な事を言ったんです。すると、ファイルで100作品くらい知っている作品から、全然知らない。何年も前に完結しているものまで送られてきました。
「このあたりは全部面白いので良ければ楽しんでくださいね!」
あのね! セシャトさんもそうなんだけど、量がおかしい。自分はそんなに本を読むのが遅い方ではないと思うんだけど、Web小説はとにかく量が多い作品が多数を占めているので、全部最新話まで追いつくのに、1週間くらいかかったなんてざら何だけれど、セシャトさんやトトさん、あとはシアさんあたりかな? この変は化け物クラス。実は古書店『ふしぎのくに』は作品を読むノルマみたいなものがあるんだけど、セシャトさんとかトトさんはみんなの倍以上のノルマを平気でこなしている。
ちなみに、自分やレシェフさんは普通の半分以下のノルマでもヒィヒィ言ってる……自分だけですけどね。
ふしぎのくにといえば、そりゃまぁお菓子です。本当にお菓子には事足りません。これはシステム部の仕事に付き合わされた時ですが、コストコやドンキホーテで大量にお菓子を大人買いしています。
「名無しちゃん、アタシ達の職場は基本的に自由だから、好きに仕事してね? あっ、レラちゃんコーラ入れてコーラ」
サタさんの家だったり、ダンタリアンお姉様の家だったり、普通にワーキングスペースだったりにみんなで集まってワイワイ……というよりはみんな黙々と仕事をしている。
「名無しちゃん、ホームランバー食べる?」
そう、師匠ちゃんである。実は入った順番で言うと、自分とさして変わらない経歴の師匠ちゃんですが、とにかく初期からいたんじゃない? ってくらいの空気感を漂わせている。ウーバーイーツも、レラ嬢やサタさんに頼ませるくらいの事は平気でやってのけ、ダンタリアンお姉様へのダメ出しもすごい。
「よし! 仕事終わったぞー! 飲みにいこー!」
ダンタリアンお姉様はとにかく飲み会が好き、ノミニケーションさえしていれば生きていけるんじゃないかと言うくらい。でもお酒は多分弱いかな? お酒を飲まない組みに文芸部さん、レシェフさん、ヘカさんセシャトさんといるので、あまりセシャトさんの呟きでお酒の話にならないと思うけど、おべりすくさんやこのシステム部は本当によく飲んでいる。
EXILEの飲み会が裸足で逃げ出すくらいの飲みっぷりじゃないかと勝手に思う。なのに、作品の話になるとみんな素面になるのだ。
「詩がふたで一番好きなキャラクターは?」
「成山秀貴さん」
「ばっ! それ違う作品のキャラクターですよ」
「あれ、そうだったけ? 確か大友が赤面するくらいなついてるお兄ぃじゃなかった?」
コラボ作品とごっちゃになっている。とか作品読みすぎているとそんなことにもなってきます。そう、コラボ作品ですが、実は最終納品があったらしく、自分もその内、一足先に読ませてもらう事になりそうです。
「サタさんはどのキャラクターが好きですか?」
「う〜ん、大友もいいけど、二章の粛清対象・トマルかなぁ」
「トマルいいよね!」
と、そのキャラクターの書かれていない背景の話とかが始まり脱線する。大友くんって実はセシャトさんのフォロワーの方々が想像して描いてくれたんだけど、それがもう公式という事で決まっているんだけど、実は大友くんの元々のイラストがボツ案なんだけど存在するんです。大友といえば巻き毛っぽい癖毛のショートの美少年だよね? オールド大友、あるいは大友オルタナティブとでも言える初期大友は黒髪ロングの見えそうで見えない服を着ているビッチな感じの造形だったんですよ。
「アヌさんの上に乗っかって、俺の方が良くない? とか言うまぁ攻め攻めな大友くんに詩がふたの大友は近いの?」
「大友ってそもそも、一回きりのキャラクターだったんだけど、みんな男の娘好きなんだなーと言うくらい人気のキャラクターに上り詰めたのもあったんだろうね」
サタさんは男の娘ジャンルとBLを一色たにする事を良しとしない強烈な信念を持つ人物である。作品の裏の裏を読む、これは所謂類似作品を探し、その類似作品等共通のメッセージを考える事等を主に考えられていたりします。
「ペルちゃんのモデルというか類似キャラっていると思う? サタさん」
ダンタリアン姉さんは、海外ドラマとかには詳しいものの、昔の日本の作品などには実はあまり明るくない。
「すぐに嫉妬をして主人公にべた惚れ、あまり恥じらいもない。良くある男性作者の描くヒロインだな。男性作者のヒロインは総じてビッチな事が多いから、特定のモデルというより、これもハイブリット型だろう。お前みたいになダンカス」
サタさんは口癖のようにビッチ・ビッチと言う。特にダンタリアン姉さんに対して……そして貫禄の強烈な師匠ちゃんはまとめ役。
「まぁあれじゃないの? 大友にとってのストッパーがペルで、ペルのストッパーが大友って事?」
それに皆、ある程度の納得の表情をする。そして、今回の提出作品を書いていく。
大友は菓子パンをコンビニで購入。頭にはたんこぶ。それはレジから大友を睨んでいる眼力が異様に強い美少女。神保町のバイト戦士と言われた木人。神様と二人で遊んでいるところを見られて嫉妬した木人に殴られた。
「木人ちゃん何も殴らなくてもなぁ……」
コンビニの外で購入したカロリーの異様に高そうなメロンパンを齧る。今日は男子の制服で学校に行っていたのにもかかわらず二人の男が大友に近寄り声をかけた。
「ねぇ、君暇?」
「は? パンくってんだろ」
「どっか遊びに行こーよ?」
「見たらわかんだろーけど、俺男なんだけど?」
「全然そういうの俺たちオッケーなんで! むしろ女の子より可愛いじゃん! ねーいこうよ」
最近は本当に男の子でも同性相手に平気でナンパをする連中がいる。大友からすれば日常だかいい加減面倒だと思っていたらコンビニの扉から三つ編みの少女が肩掛けバックにワンピースのスタイルで現れる。
「大友、まさか、作品と同じナンパされているとは思わなかったな。いくぞ! 今日は図書館に付き合ってくれるのだろう?」
仕事終わりの木人。図書館に行く約束なんてした覚えはないが、大友は可愛い女の子が好き。木人はメイド喫茶のバイトの後輩でもあり、とびきり可愛い女の子でもある。そしてこのくだらない茶番からの退散。
「おっ、君も可愛いね。一緒に」
「黙れ下郎。殺すぞ?」
木人にそう一言、元・殺し屋である木人の凄みに本能から男は黙る。そんな木人の手を握って大友は言った。
「いや、まじ助かったよ木人ちゃん」
「手……大友。作品同様。見境ないのか? まさか」
「木人ちゃんまで、木苺ジュースでも奢るからさ、サぼうるでも行かない?」
「だから、図書館に行くと言っているだろ。お前もくるか?」
図書館なんて殆ど行ったことがない大友だったが、やむなし木人の後をついていく。道中で木人は大友に突然『詩がふた』の話題を持ちかけた。
「愛した女を一回きりの弾丸に使うというのはどんな気分だ?」
「だーかーらー、あれは俺じゃなくて誰かが勝手に書いた肖像権と著作権を無視した作品なんだって!」
「違う。お前はどう思うって聞いているんだ」
単純に木人は作品についての質問をした。作品の根幹部分、それを尋ねたのだ。それに大友は少し考える。Web小説の話、されど自分が主人公。それに対して大友の答え。
「俺は多分、あんな銃は持たない。最初の時点であんな銃を使わずに多分、ぶち殺されるか、汚い命乞いをして生かしてもらうかのどっちかだな」
「ほう、私はてっきりお前ならあんな銃、使うんじゃないかと思ったぞ?」
木人も大友という少年のことは知っている。何ならメイド喫茶で一緒に働く間柄、それらに関しては大友は作品同様の働きをしていたのだ。
「人を殺して誰かを粛清するくらいなら俺はそんな事はしないし、したくない。だけど、Web小説だから、物語だからそれが許されるんだろ?」
「……そうだな」
作品は作品、褒められる事もそうでない部分も大いにあるだろう。大友はただでさえ読んでいる連中がいるのに自分という誇大なレッテルを貼られているわけで、心中穏やかではない。逆に大友は語りたくなった。本作に登場するダークホースについて……
「これさ、おべりすくの兄さん達のキャラクターが出てくるだろ? やしろこの二人、それに関しては木人ちゃんはどう思うのよ?」
「スターシステムかと思いきや、続編として登場させているからな。こういうのは何というのか私も知らない。詳しい奴がいれば教えてくれるのかもしれないが」
パラレルワールドとして別作品のキャラクターが出てくる仕様というのは物語のパターンに存在するが、本作は別の作品の続編という流れで『詩がふた』につなげてきている。この造形は大文珍しい。
「今度神様にでも聞いてみるか?」
大友が神様というので、木人は暗い顔、そして死んだような目で言う。
「神様はダメだ!」
はい。こんにちは。実は12月に某方々と一緒に進めている作品が泣けるくらい楽しいので、是非読んで頂きたいと思います。まぁ僕はメインライターじゃないんですけどね。でもこの古書店『ふしぎのくに』の末端には僕はいるわけで……さぁ、この10月の紹介はぶっこんでいきますので4649!




