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止まった時計

時計はいつから止まっているのか、もう何年も何年も動いていない

昔は時をきざむごとに奏でていた可愛らしい音楽ももう鳴らず、まるで死んでいるようだ

人の手は加えられない もう人はいないから

時計職人が死んでから、どれほど経っただろう

しばらくは悲しげに時を刻んでいた時計も、今は老人の亡骸を見下ろす他にできることはない

時計が、寂しい職人の亡骸が、誰かに見つかることはあるのだろうか

静かだ

ここはもう、時が止まっている

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― 新着の感想 ―
[良い点] なかなか、ダークな詩集ですね。 そして、ひとつひとつが短な物語のようですね。 興味深く、読ませていただきましたm(_ _)m
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