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ガチャ58 身体能力強化レベル3の効力

 胸から流れ出る大量の血と共に、HPも2桁前半程度まで減っていた。

 放っておけば確実に死ぬだろう。


(血を流しすぎた。意識が朦朧としてきてやがる……)


 リュウは緩慢な動作でグリードムントの指環から上級ポーションをある分全て取り出し、瓶を傾け、黄緑色の液体を胸にかける。

 何度も重ねてポーションをかけていくことで土竜爪を受けた肋骨が修復され、抉られた胸の傷が塞がっていく。HPも危険域から脱し、最大値まで回復した。

 リュウは胸を撫でながら全く痛みがないことを確認する。


(……上級ポーションを10本全部使い切るとは思わなかった。HPだけ回復すれば元通りに治るわけではないということか。HPはあくまで目安ということだな。まあ、ここでエリクサーを使わずに済んでよかったと思うべきなんだろう。次のレアガチャでは回復系のアイテムを多めに揃えた方が良さそうだ)


 そう思いながら上体を起こし、リュウは一息つく。

 緊張の糸が抜け、リラックスしたリュウは己の身体に満ちる力を感じ取った。


(どうやら、レベルアップしたらしい! 確認するのが楽しみだ。

 ……だが、まずは魔石と死体の回収が先決だ)


 地面に散らばるダーティーモープの肉片。その中から薄茶色をした球体状の魔石と形が残っていた爪を回収する。


(魔石の大きさは……。オーガと同等の中型くらいだな。価値はどうだ?)


 リュウは強敵を倒して得られた魔石の価値が低くないことを願いながら魔石を鑑定した。


―――――――――――――――――――――――

名前 ダーティーモープの魔石(中)

評価 B

価値 金貨3枚相当

説明 ダーティーモープから採れる球体状の中型魔石。ある程度の規模の魔導機関を動かせる魔力を保有している。魔力を使い切った場合、再充填が可能である。しかし、数回繰り返すと魔石が砕けてしまうので注意が必要。

―――――――――――――――――――――――


(……オーガより魔石の価値が低かったのは残念だったが、これでガチャがまた回せるな! あとは、天井にめり込んだダーティーモープを回収して終わりだ。さっさと済ませよう)


 僅かに笑みを浮かべているリュウの瞳には、岩盤にめり込んだまま息絶えたダーティーモープが映っていた。リュウはウォールランで駆け上がり、バンテージを巻いた灰銀の拳で周囲の岩を粉砕。ダーティーモープを壁から引きずり出す。死体を地面へと降ろしてから、フレイムタンで魔石を取り出し、順番にグリードムントの指環へ収納した。


(さて、ステータスの確認といこうか)


―――――――――――――――――――――――

名 前 リュウ

種 族 人間

ランク C

レベル 72 

HP 600/600

MP 56/4507

筋力 414

魔力 304

耐久 337

敏捷 425

器用 243

幸運 EX


スキル

【レアガチャlv2】(希望の宝玉クライノートの上位互換)

【刻印lv1】

【異世界言語翻訳・通訳】

【鑑定lv8】

【気配察知lv2】

【MP増加lv6】

【身体能力強化lv3】

【千里眼lv4】

【ウォールランlv1】

【銃lv3】

【剣lv5】

【格闘lv2】

【魔力操作lv10】


魔法

【雷魔法lv4】

【サバイバル魔法lv10】


称号

【ゴブリンキラー】

極大魔光エーテルを宿し者】

【雷使い】


加護

【ガチャ神の加護】

―――――――――――――――――――――――


(レベルが10上がったな。それにしても、レベル上の昇に比べて、ステータスは大きく上がってるじゃないか! 特に、筋力・耐久・敏捷の3つは信じられないくらいの上がり幅だぞ。

 ……身体能力強化のレベルが上がったからか。最近、全身を使って戦闘をしていたことが影響したんだろう。格闘のレベルが上がってるのも、同じ理由と思って良さそうだな。

 気配察知のレベルアップはかなりありがたい。これで、ダーティーモープに不意打ちを食らう確率も下げられる。他にも姿を隠して襲ってくるやつらがいるかもしれないしな。こいつも早めに強化したいスキルだ。

 やはりというべきか。雷魔法も上がってるな。扱い慣れてきたのが自分でもわかるぐらいだ。そろそろ、雷魔法の新技を身に着けておくべきか? ダーティーモープにてこずったが、今後の戦闘はより厳しいものになるだろうしな。寝る前に色々試して行くとしよう)


 リュウは確かな成長を実感し喜びつつも、ワイバーンとの戦いを見据えてさらに修練を積む必要を感じていた。


(飛龍の巣の主であるワイバーンは、Bランク防具の素材となるモンスター。実力はオーガやダーティーモープより確実に上だろう。1つランクが上がるだけで強さの桁が違うのは経験済みだしな。下層で苦戦しているようじゃだめだ。レベルはもちろんだが、剣、銃、格闘、魔法の全ての技量を上げていかなきゃならん。攻略には案外時間がかかりそうだ。先を急ぎたいところだが……)


 リュウは目を細めつつ、グリードムントの指環から聖天幕を取り出し、その場で展開。

 聖なる気を放つ純白のドームが一瞬にして形成された。


(今日はもう、限界だ。休憩するぞ。レアガチャと修行はそのあとだ)


 リュウは魔石を使って魔導機構を発動させ、天幕へ入るとすぐさまアクエリアスの泉に入り、一日の疲れを取っていくのだった。

お読みいただきありがとうございます。

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