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短話「うささま、評価の星を見つける」(なろう)
ある夜、うささまが空を見上げていた。 「星が…12個、光ってる。」
さきがそっと隣に座って、 「それ、評価の星だよ。読者が“いいね”って思った瞬間が、空に浮かんでるの。」
さやは望遠鏡をのぞきながら、 「10ptの星は、ちょっとだけ揺れてる。たぶん、“また読みに来るね”って気持ちが込められてるんだと思う。」
かりんは星図を広げて、 「この星たち、作品の空にずっと残るんだよ。誰かが見上げたとき、また光るの。」
うささまはそっと耳を揺らして、 「ありがとう、読者さん。ぼくたちの空に、星をくれて。」
そしてその夜、4人は評価の星を囲んで、小さな“ありがとうの祭り”を開いた。 星の数だけ、笑って、踊って、物語を紡いだ。




