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ひげがゆれるとき  作者: ねこちぁん
2章

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閑話:うささま、神の会議に呼ばれる~1000PV記念回(なろう)

閑話:うささま、神の会議に呼ばれる

――団子と神格と、会議室の空気。


「うささま、出席確認します。団子は持参されましたか?」


「三本、基本です」


「……よろしい。では、神々の臨時会議を始めます」


神々が集う、どこかの空間。 円卓の中央には、なぜか湯気の立つみたらし団子が置かれていた。


「まず議題です。最近、“神なので”を連呼している存在が、勝手に神を名乗っている件について」


「うささまです」


「はい、あなたのことです」


「団子を奉納されているので、実質神です」


「……団子で神格を得るのは前例がありません」


「前例がないなら、作ればいいのです」


咲姫が、すっと手を挙げた。


「うささまは、団子を通じて人々に笑顔を届けているのです。 それは、ある意味“祝祭の神”としての役割を果たしているのではないでしょうか」


「咲姫、味方なのですか?」


「味方というより、観察対象なのです」


「神的に、ちょっと傷つきました」


「神的に、団子を食べて回復するのです」


うささまは、もぐもぐと団子を食べた。


「ん~~~~~~~~~~~まい!」


「……満場一致で、“団子担当の神”として仮認定します」


「やったー!」


「ただし、神社はまだありません。活動拠点を設けてから正式登録となります」


「うささま、祠を建てます」


「予算は?」


「団子1000本で」


「……神的に、どうかと思います」

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