表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ひげがゆれるとき  作者: ねこちぁん
1章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

37/198

【夜閑話:果林の団子日記】4

果林の団子日記:椿町編


今日は椿町で「椿団子」を食べました。赤い椿の花びらを模した団子で、見た目がとても華やか。口に入れるとほんのり甘く、寒い冬に心を温めてくれるような味でした。町の人たちはこの団子を「冬を越える美の団子」と呼んでいるそうです。


椿は冬に咲く花で、花言葉は「控えめな美」「気取らない優雅さ」。雪の中でも凛と咲く姿が人々に勇気を与えてきました。団子屋のお姉さんも「この団子を食べると寒さに負けない心になれるよ」と笑っていました。町全体が花と団子に込められた思いを大切にしていて、歩いているだけで心が温かくなるようでした。


……でも、きなに半分食べられちゃいました。せっかく優雅な気持ちになったのに、気づけばきなの胃袋へ。日記には「椿団子、半分はきなの胃袋へ」と書いておこうかな。少し悔しいけど、こうして分け合うのもまた冬を越える力なのかもしれません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ