表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ひげがゆれるとき  作者: ねこちぁん
3章~【咲姫編】風の記憶、影の願い

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

190/197

ep.119 影の主との初対峙


森の最深部―― 黒い風が渦を巻き、ついに姿を現した。


咲姫 「ひゃぁぁぁ……!  な、なんか……大きいのですーー!!」


風音 「……“影の主”だ。  ここまで来た以上、避けられない」


風花 「咲姫ちゃんの風、震えてるねぇ。  でも……ちゃんと守ろうとしてる」


果林 「団子も守ろうとしてるよ~」


咲姫 「団子は守らなくていいのですーー!!」


影の主は、 黒い風をまといながら低く唸った。


影の主 「……封じられた風……  再び眠れ……」


咲姫 「ひゃぁぁぁ……!  眠らなくていいのですーー!!」


光の風(封じられた風)は、 咲姫の前で震えながら応えた。


風の魂 「……咲姫……  共に……」


咲姫 「ひゃっ……!?  い、一緒に戦うのです……?」


風音 「……そうだ。  咲姫の風と“封じられた風”が共鳴すれば、  影の主に対抗できる」


オグマ 「全員、構えろ!  咲姫を守りながら戦うぞ!」


冒険者A 「了解!」


冒険者B 「後衛、魔法準備!」


紗綾 「……猫は“共闘の時”と言っています」


咲姫 「ひゃぁぁぁ……!  そんなの聞いてないのですーー!!  でも……がんばるのです……!」


咲姫の風と封じられた風が重なり、 仲間たちの力と共鳴した。


……ふわぁぁぁ……


森の最深部に、 新しい風が生まれた。


まるで―― 影の主との戦いを告げる合図のように。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ