表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ひげがゆれるとき  作者: ねこちぁん
3章~【咲姫編】風の記憶、影の願い

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

187/197

ep.116 余韻、変わる風

森の核心―― 黒い風が退き、静けさが戻った。 しかし、咲姫の風は以前とは違う輝きを放っていた。


咲姫 「ひゃぁぁぁ……!  なんか……胸の奥がぽかぽかするのです……!」


風音 「……咲姫の風が変わった。  “導く力”を得たんだ」


風花 「咲姫ちゃんの風、やさしいねぇ。  みんなを包んでる感じがする」


果林 「団子も包まれてるよ~」


咲姫 「団子は包まなくていいのですーー!!」


小さな影は、 咲姫の足元に寄り添い、 安心したように目を閉じた。


影 「……ぴ……」


紗綾 「……猫は“試練を越えた風”と言っています」


オグマ 「確かに。  咲姫の風は、もう守るだけじゃない。  導いている」


冒険者A 「すごい……!  咲姫ちゃんの風が、みんなを支えてる……」


冒険者B 「これなら森の異変も……!」


咲姫 「ひゃぁぁぁ……!  そんなの聞いてないのですーー!!  でも……ちょっと嬉しいのです……!」


光の風(封じられた風)は、 咲姫の周りを静かに巡り、 まるで祝福するように揺れた。


風の魂 「……咲姫……  “導く者”……  ありがとう……」


咲姫 「ひゃぁぁぁ……!  また言われたのですーー!!  でも……ありがとうなのです……!」


森の核心に、 新しい風の余韻が広がった。


まるで―― 咲姫の風が仲間たちを導く未来を示しているかのように。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ