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ひげがゆれるとき  作者: ねこちぁん
3章~【咲姫編】風の記憶、影の願い

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カクヨムPV200記念閑話④「うささま、まんまと出てくる(でも威厳は保ちたい)」

「それでさ、うささまって、なんだかんだで一番場を明るくしてくれるよね~」


咲姫が笑いながら、しゅわしゅわ酒をくいっと飲む。


「うん。あの自由さ、ちょっと羨ましいくらい」


果林も、団子をつまみながらうなずいた。


「……あの人がいないと、静かすぎて逆に落ち着かないわ」


紗綾の言葉に、三人がふふっと笑う。


そのころ、祠の中では――


「……うさちぁんの、はなししてる……」


うささまは、祠のすき間から、そっと外をのぞいていた。 ちゃぶ台のまわりで笑い合う三人。 しゅわしゅわの香り、団子の湯気、そして――


「うささま、ほんとにすごいよね。なんだかんだで、みんなの中心だもん」


「……!」


うささまの耳が、ぴくっ。


「……でたい。でも、いま、でたら……なんか、まけたみたい……」


ごそごそ。


「でも、でたい……でも、いま、でたら……」


ごそごそごそ。


「……よしっ」


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