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ひげがゆれるとき  作者: ねこちぁん
3章~【咲姫編】風の記憶、影の願い

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カクヨムPV200記念閑話「うささま、人気投票と聞いて大暴走」

「うさちぁんの……にんきが……にんきが……!」


朝から広場で転がりながら、うささまが叫んでいた。 その手には、カクヨムのPVグラフが印刷された紙。


「うささま、なにしてるの?」


咲姫が首をかしげると、うささまは紙をバッと掲げた。


「これっ!これっ!うさちぁんのPVが200いったのにぃ~!なんで“さきちぁん”と“さあやちぁん”が人気なのぉ~!?」


「えっ!? いや、うささまも人気あるよ!? たぶん!」


「“たぶん”ってなにぃ~~~!? うさちぁん、ぜったい一番じゃないとやだぁ~~~!!」


「う、うささま、落ち着いて!ほら、団子あげるから!」


「だんごで解決しないぃ~~~!!」


そのとき、紗綾が通りかかり、ちらりと一瞥。


「……うささま、PV200って“人気投票”じゃないわよ」


「えっ!? ちがうの!?」


「ただの閲覧数。しかも、たぶん私と咲姫の回が多かっただけ」


「……」


「……」


「うさちぁん、しばらく、きのしたに、こもります……」


「うささま~~~!?!?」


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