表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
204/245

【閑話】7/10付 皇都通信 【前編】特集!新王家十一人衆 シリュウ・ドラゴスピア海軍准将の軌跡

この章はシリュウとビーチェの過去や交流関係を掘り下げたいと思います。

ついにシリュウに縁深いあの人達も出てきます。

まずはこれまでの振り返りをしていきます。


皇国に若き将星が現れた。


その方はシリュウ・ドラゴスピア殿


彼は若干16歳にして、准将の待遇で皇国海軍に入隊した後に数々の軍功を挙げ、わずか数ヶ月で王家十一人衆に名を連ねた。


救国の英雄であるコウロン・ドラゴスピア元皇軍大将の孫であり、その武を彷彿とさせる若き将軍だ。


本特集では本紙独自の取材に基づいて、シリュウ・ドラゴスピア准将の王家十一人衆に至るまでの軌跡をご紹介したい。


【出自は不明・サザンガルドにて世に出る】

ドラゴスピア准将の出自については謎に包まれている。本紙から海軍やドラゴスピア家に問い合わせたところ「回答は差し控える」との回答があったのみで、明らかにされることはなかった。


先日ドラゴスピア准将の父が帝国人であることが帝国より公表されており、特殊な家庭事情があったことが推測される。


ドラゴスピア准将の足取りが最初に確認されたのはサザンガルド近郊のハトウの街であったことから、ハトウの街近郊の村に住んでいたのではないかと本紙は予想している。


最初にドラゴスピア准将の戦闘記録が確認されたのはハトウの街で今年の4月中旬頃だ。

ハトウの橋に大挙した50以上もの、ホブゴブリンの群れをわずか15分程度で掃討したとの記録がある。


これはA級冒険者クラスの掃討速度であり、この時点で抜きん出た武力を持っていたことがわかる。


その後はサザンガルドに滞在し、滞在中にオルランド・ブラン・サザンガルド伯爵の要請を受けて、エクトエンド樹海のSランク魔獣エンペラーボアを単騎討伐した。


エンペラーボアの単騎討伐は、冒険者ギルドに保管されている遡れる記録を見る限り、確認されておらず、前人未到の偉業であった。


この功績と縁により、オルランド・ブラン・サザンガルド伯爵の長女、ベアトリーチェ・ブラン・サザンガルド嬢と婚約と相成った。


お二人は今でも仲睦まじく、ドラゴスピア家とサザンガルド家という武家の名門同士の自由恋愛婚というロマンスは若き女性達の憧れにもなった。


【皇都セイトの危機を救い、海軍の道へ】

サザンガルドにて活躍した後に、ドラゴスピア准将は皇国軍の門を叩くため、またベアトリーチェ嬢とのご成婚の許可を皇王様からいただくために、皇都セイトに来られた。


コウロン・ドラゴスピア殿の孫ともあり、皇軍大将のルイジ・ブッフォン氏や陸軍大将アレス・デルピエロ氏、海軍大将のゾエ・ブロッタ氏の三者から勧誘を受けるという在野の武人に対しては、異例の勧誘合戦となった。


本紙の取材でも当時のことをドラゴスピア准将は「どの軍からも熱心に勧誘されて本当に迷いました」と語っている。


そして勧誘の最中にあの事件が起きる。


皇都にSランク魔獣 インペリオバレーナが急襲したのだ。


インペリオバレーナはSランク魔獣の中でも特に危険度が高く、過去にはインペリオバレーナの来襲により滅んだ国があるとも言われている。


そんな皇都の未曾有の危機に、その当時在野の身分でありながら、海軍と共にキングバレーナの討伐任務に就いていたドラゴスピア准将が、皇都に駐屯していた海軍戦力と皇軍戦力と協力し、見事討伐せしめたのだ。


その時の様子をインペリオバレーナ討伐作戦の指揮を取っていたフランシス・トティ海軍中将はこう語った。


「海軍と皇軍で協力して討伐したと言われるが、実際はドラゴスピア准将の攻撃しかインペリオバレーナに通っておらず、パオ・マルディーニ少将もあくまでドラゴスピア准将の支援に過ぎなかった。そう言う意味ではドラゴスピア准将の単騎討伐と言っても過言ではない」


また作戦に協力して現場にもいたレア・ピンロ皇軍少将もこう語る。


「インペリオバレーナの戦闘力は伝聞よりも大幅に上回るものでした。あの場にドラゴスピア准将がいなければ皇都の港は甚大な被害を受けたでしょう。あの武力はファビオ・ナバロ中将にも匹敵しますよ」


両者とも皇国軍が誇る名参謀だが、どちらもドラゴスピア准将への賛辞が止まらなかった。


そんなインペリオバレーナ討伐という破格の武功を入隊前に挙げたドラゴスピア准将は、16歳ながら海軍准将という待遇で皇国軍に迎え入れられる。


海軍を選んだ理由をドラゴスピア准将本人に聞くと「妻と入隊できるのが魅力的でした。またマルディーニ少将との共闘は今まで味わったことのない経験で素晴らしいものだと感じました。その2点から海軍に入隊を決意しました」と答えてくれた。


ドラゴスピア准将とマルディーニ少将はプライベートでも仲が良く、周囲からは唯一無二の親友のようだと評されるほどだ。


この二人がタッグを組んで戦うと大陸では叶うものがいないのではと軍関係者は語る。



ここまではドラゴスピア准将が入隊に至るまでの軌跡をご紹介したが、明日発売の後編では、皇国海軍に入隊後のドラゴスピア准将の活躍をご紹介したい。







シリュウ「……ビーチェ?何その新聞の束…は…?」


ビーチェ「シリュウの特集が載った新聞じゃ!たくさん買って来たのじゃ〜」


シリュウ「」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ