表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼馴染にフラれた僕が何故か学園のアイドルに告白されて平穏な日々を失った  作者: 逢坂こひる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

94/178

第93話 ナル・オトナシ

 公園からショッピングモールへ向かっていると、キョロキョロと周囲を見渡し、いかにも道に迷って困っているいる風の金髪美女と遭遇した。


 アン・メイヤーだった。


 おいおい、これから君イベントだろ……なんでその君がこんな場所にいるんだ。


 彼女をリスペクトする気持ちがあるとはいえ、僕にとっては因縁の相手だ。


 そんな彼女と会って冷静でいられる保証はなかった。


 でも、このほっこりするシチュエーションに僕の敵愾心てきがいしんはどこかへ行ってしまったようだ。


 確かアン・メイヤーはフランス人だったよな……。


 放っておくこともできなかったので、フランス語で声を掛けた。もちろん声色は変えて。




「どうしました? 道に迷いましたか?」


 僕の問いかけに振り返る彼女。


 何だろう……昔の僕……なんでこんな美人に喧嘩をフっかけたんだろう。


 負けたっていいじゃん! こんなに美人なんだから! お近づきになろうよ!


 アン・メイヤーは『世界一美しい旋律を奏でる、世界一美しいギタリスト』に相応しい美貌だった。


 衣織が居なかったら一目惚れしてたまである。


「あなたフランス語話せるの?」


 不安気な表情を浮かべるアン。


「少しなら大丈夫です」


「よかった」


 アンの表情がパッと明くなった。分かっていたことだが迷子になったらしい。


 なんでも今日のイベントはギタークリニックで、緊張を紛らわせるためにこの公園で散歩していたところ、マネージャーとはぐれてしまったそうだ。こんな見晴らしのいい公園ではぐれるって……どちらかがポンコツでなきゃあり得ないだろうと思った。


「あなたもギターを?」


「ええ、まあ一応……何で分かりました?」


「右手の爪だけ伸びてるし、ネイルもしてないし……」


「なるほど、そんなことで分かっちゃうもんなんですね」


 そんなこと意識したこともなかった。さすが女子。


「じゃぁ私のことは知ってる?」


「もちろんです。『世界一美しい旋律を奏でる、世界一美しいギタリスト』有名ですからね」


「あはは……あんまりそう言われるの好きじゃないんだけどね」


「でも事実だと思いますよ」


 僕がそう言うと彼女は一呼吸おき、真剣な眼差して語りはじめた。


「違うよ、私の中で世界一の旋律を奏でるギタリストは、あなたと同じ日本人よ」


 意外な答えが……もしかして父さんとか?!


「そう、確かナル・オトナシ……私と同い年ぐらいの男の子なんだけど、彼は今頃どうしてるのかな? ネット調べても全然でてこないし、あなた知ってる?」


 え……知ってるも何も……僕なんですが……なんで!?


 アンの言葉にただただ戸惑う僕だった。



 まさかの言葉!


 本作が気になる。応援してやってもいいぞって方は、

 ★で評価していただけたりブクマ、感想、レビューを残していただけると非常に嬉しいです。


 よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ