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幼馴染にフラれた僕が何故か学園のアイドルに告白されて平穏な日々を失った  作者: 逢坂こひる


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第157話 アンの祝福

 家に帰ると玄関に見慣れない靴があった。


 そして聴きなれないギターの音色が聞こえてきた。


 この音はアコギか?


 凛の部屋から聞こえてくるが、凛は弾いていない。


 リズムに合わせて丁寧に弾いているが、まだまだ初心者って感じの音だったからだ。


 もしかして凛のやつ、誰かにギターを教えているのか?



「おかえり」


「ただいま」


 出迎えてくれたのはアンだった。


「今日は、オフだったの?」


「うん、そうよ」


 僕が凛の部屋の様子を気にしているとアンが話しはじめた。


「凛は友達と一緒に帰ってきて、ギター教えてるみたいよ」


 やっぱりギターを教えているのか。一緒に帰って来たってことは学校の友達なのだろうか。


 凛は僕と違って学校でも友達が多い。


 でも、クラスメイトで僕たちの他にギターをやっているって話は聞いたことがない。


「あ、そういや軽音フェスどうだった?」


 アンは昨日、家を空けていたので結果報告はまだだった。


 僕はリビングのソファーに座り、一息ついてからドヤ顔で結果を報告した。


「僕たちが優勝で『すっぴんは』準優勝だった」


「お——っ! 素晴らしい! おめでとう!」


 アンは自分のことのように喜び、こちらまで駆け寄ってきて、僕を抱きしめた。


 でも、抱きしめる位置というか抱きしめ方が悪い。


 座っている僕に覆いかぶさるように抱きしめたものだから……。


 む……胸が……胸が顔に当たってまいす。


 しかもこの感触は、もしかしてノーブラなのか?


 アンがさらにぎゅっと抱きしめ顔が胸に埋まった。


 僕は合宿の穂奈美のおっぱい事件のことを思い出してしまった。


 息ができない。


 変に声を出して合宿の穂奈美のように色っぽい声を出されても困るので、僕はアンの背中をタップした。


 すると熱い抱擁と勘違いしたのか、さらにアンは激しく僕を抱きしめた。


 やばい、本当にやばい。


 い……息が……。


 やはり顔をモゴモゴして脱出するしかないのだろうか。


 でも、リビングから扉一枚挟んだ凛の部屋には、凛だけでなく僕のクラスメイトがいる可能性もある。


 こんなシーン見られようものなら学校でどんな噂が流れるか分からない。



「ガチャ」扉が開く音がした。


 扉が開く音がしてもアンは離してくれない。


「おいバカ兄貴、アン、何してるんだ?」


 凛の言葉でようやくアンが解放してくれた。


 酸素ってやっぱいいな。


「抱擁よ、抱擁! 軽音フェス優勝したんでしょ? 凛もおめでとう」


 そして扉の方見ると愛夏がこちらを見て呆然と立ち尽くしていた。


 来客は愛夏だったのか。


 何の声も掛けないのもアレなので軽く挨拶を交わした。


「やあ、愛夏いらっしゃい」


「お……おじゃましてます……」


 とんでもなく変な空気が漂っているのが分かる。


 元カレが金髪ギャルに抱きしめられていたら、そういう反応にもなるのだろうか。


 僕には分からない……僕には分からないけど……。


 僕は悪くないよね?

 

 いえーい! ラッキースケベ!


 本作が気になる。応援してやってもいいぞって方は、

 ★で評価していただけたりブクマ、感想、レビューを残していただけると非常に嬉しいです。


 よろしくお願いいたします。

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