表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼馴染にフラれた僕が何故か学園のアイドルに告白されて平穏な日々を失った  作者: 逢坂こひる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

125/178

第124話 ひとつの夢が叶う時

 合宿の予定も残すは明日のエントリー動画撮影のみだ。


 僕はこの合宿で『織りなす音』の成長に確かな手応えを感じている。


 色々あったけど、いい意味で緊張感があり、とても意義のある合宿だった。


 ——ちなみに夜はあの日以来、特別な事件は起こっておらず、今日も普通に眠りについた。


「……る」


 誰だろう……?


「な……」


 衣織の声……?


「なる……」


 ん……呼ばれてる?


「鳴」


「い……衣織?」


 目を開けると衣織が「シー」っと人差し指を口元にあてていた。


 寝ぼけていて直ぐに事態を飲み込めなかったが、衣織が寝袋のファスナーを開けてくれたことで、なんとなく察した。


 衣織はこっそりと僕を連れ出し別の部屋に案内してくれた。


 これはもしかして、期待してもいいのですか!


 寝起きなのに妙に元気な僕だった。


「合宿お疲れ様、とりあえず座って」


 衣織はベッドに腰を下ろし、その隣をポンと叩いた。僕はそこに座った。合宿中、衣織とは一つ屋根の下にいたけど、この距離になるのはこの合宿ではじめてだ。


「お疲れ様、まだ1日あるけどね」


「撮影って地味に緊張するからハマらないようにしないとね」


「そういや衣織はSNSに上げてたもんね、撮影は慣れてるんじゃ?」


「全然よ! あれなんか、めちゃくちゃ撮り直したんだから」


「えっ そうなの?」


「そうよ……でも、頑張って撮り直してよかった……そのおかげで鳴と出会えたんだもん」


「衣織……」


 僕たちは見つめあってそのまま熱い口づけをかわした……はじめてとしては中々のシチュエーションなのでは? 

 

 僕はそんなことを考えていた。


「ねえ鳴、少し歩かない?」


 どうやら『はじめて』は、今ではないみたいだ。僕は肩透かしをくらったような気分になった。


 しかし夜は長い……まだワンチャンあるかも知れない。


 

 ——でも外に出ると僕のそんな下心はぶっ飛んでしまった。


「綺麗だ……」


「でしょ」


 満天に広がる星の元、僕たちの声だけが響いた。


 そして僕たちは、恋人繋ぎで森の公園に向かって歩みをすすめた。


「私、彼氏と2人でここ歩くの……夢だったんだ」


「衣織……」


 そのパートナーに僕を選らんでいただいてありがとうございます。誰だよワンチャンあるなんて言ってたバカは!


 木々の間から月明かりに照らされる衣織はとても美しかった。


 彼氏の僕としては、これだけでも合宿にきた価値があるってもんだ。



 ——そして満天の星空の元で愛を誓い口づけをかわした。


 部のみんなに見られてるんじゃないかって不安はあったけど……それは杞憂だった。


 改めて衣織の存在を特別に感じた。


 そんな夜だった。


 ご褒美タイム!


 本作が気になる。応援してやってもいいぞって方は、

 ★で評価していただけたりブクマ、感想、レビューを残していただけると非常に嬉しいです。


 よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ