表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幼馴染にフラれた僕が何故か学園のアイドルに告白されて平穏な日々を失った  作者: 逢坂こひる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

105/178

第104話 織りなす音

 僕たちは学さんにメジャーを目指すべきだと勧められた。でもメジャーを目指すって具体的に何をすればいいんだろう。オーディション? ライブハウス? SNS動画? どちらにしろ学生の僕たちにできることは限られている。


「もし2人がメジャーを目指すのなら、まず最初に必ずやっておかないといけない事があるよ」


 まず最初に必ずやっておかないといけない事……まさか学さんからいきなりアドバイスが頂けるのか?


「僕はね、2人と初めてセッションした頃から、ずっとそれが気になっていたんだ」


 そんな頃から……もしかしたら、僕たちに何か致命的な欠点でもあるのだろうか。


「パパ……それは」


 衣織も聞いていないのか。


「それはね……」


 それは……。


「君たちの……」


 僕たちの……。




「グループ名を決めることだよ!」




「「え!?」」


「だって、2人のユニットにはグループ名がないよね?」


「た……確かにないけど、そんな事!?」


「そんな事ではないよ衣織」


 今まで黙っていたアンが口を挟んできた。


「無名の新人が本当に無名なんてシャレにならないからね!」


 無名が無名……それは駄洒落だよね。


「インパクトがあって覚えやすい名前をつけることが大事だわ」


 まさか、とんでも理論で衣織ともめていたアンから、そんなド正論なアドバイスが頂けるとは……。


「アンの言う通りだ、メジャーになると言うことは、名前を売ると言うことだからな」


 父さんまで……。


 窪田学、音無仁、アン・メイヤー……グループ名より実名で売れてる御三方に言われても、ちょっと説得力に欠ける気もするけど、実は僕も少し気になっていた事案ではある。


「そ……そうね、名前大事よね……名前決めましょうか」


「『窪田衣織アンド音無鳴』でどうだい?」


 なんだ……そのひねりのない名前は……学さんの楽曲センスは素晴らしいけど、ネーミングセンスは……。


「却下」


 衣織にすげなくあしらわれた。天は二物を与えなかったようだ。


「じゃぁ『世界一美しい旋律を奏でるギタリストと世界一熱い歌姫』は?」


 なげーよ……それに色々かぶってる。


「いやよ! 私そんなに熱くないし!」


「『音無衣織』でどうだ?」


 な、な、な、な、な、なんて事言うの!? 父さん!?


 父さんの提案に衣織は赤面してしまった。


「仁さんその名前はいずれ名乗らせていただきますので……」


「ん、ちょっと待って」


 アンが反応した。


「2人はもしかして、恋人同士なの?」


「「うん」」


「み、み、み、認めない!」


「何でよ! あなたと出会う前から付き合ってました!」


「そんな話、私聞いてない!」


「そりゃ出会ってないもん!」


 またまた、衣織とアンが口論をおっぱじめた。なかなかの勢いだ。もしかして2人って波長が合う? なぜか僕はそんな風に感じてしまった。


 結局、僕たちのグループ名は『織りなす音』に決まった。


 僕が衣織と組むと決まった時からずっと温めていた名前だ。


 

 鳴……ちゃっかりしてますね!


 本作が気になる。応援してやってもいいぞって方は、

 ★で評価していただけたりブクマ、感想、レビューを残していただけると非常に嬉しいです。


 よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ