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【書籍化】巻き込まれ転生者は不運なだけでは終われない【4巻1月25日発売・コミカライズ化決定!】  作者: 雪菊
9章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

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25.今回の食べ歩き

オーバーラップ情報局様公式X(旧Twitter)の方でサイン本が当たるRPキャンペーンを実施中です。応募は7月7日(日)23:59まで。よろしくお願いいたします!



 フォルツァート教が大混乱に陥っている中、ハロルドは悠々自適に買い物をしていた。上の方が軒並み捕まって改革しやすくなったのか、今までの贈収賄やら略取に関する発表と改革案についての発表も行われている。総本山であるフォルツアリア神聖国との関わりも切ると言うのだからその本気度が伺える。



(なんか、乗り込んだ時のジョシュア殿下ずっと胃の辺りさすってたな)



 ジルコニア公爵家でクラリッサと話した後、ハロルドとルートヴィヒは揃ってジョシュアに会いに行ったが、怒れるマリエと図太い神官をバックにずっと胃をさすっていた。



「あいつら戻って来れねぇように全部公表しますね!実名報道!!」


「総本山も腐臭がするので関係は断ち切りましょう。改革の邪魔です」


「学園に入る時の水晶は詫びとして王家に差し出します!ははは、これで開発が進めば総本山の脅しなんて全然意味なくなりますよ〜!!」



 三人の神官は歓喜していた。一応、彼らの信じる神様の威光も落ちるというのに。

 やり直すというよりは一回ぶっ潰して作り直そうという向きになっている。残ると厄介なのだろう。

 マリエと神官ははしゃいでいたが、ジョシュアは「本当にフォルツァート怒らないのか、コレ……」と頭も抱えていた。別に怒りはしない。


 当時はプッツンきていたハロルドとルートヴィヒの態度も彼の胃を痛めていたのかもしれない。


 少しだけ「胃薬、追加で差し入れた方がいいかな?」なんて考えつつ、串焼きにかぶりつくブランが走り出さないように片手はしっかりと確保しておく。

 アーロンが「スノウ!!お前出てくる前に俺の分まで焼き甘芋くったろーが!!」と果物飴の屋台に突撃するスノウを捕まえていた。

 甘芋は前世でいうさつまいものような芋である。珠からもらった苗を育てて少し前に収穫をした。元々甘い芋であり、ハロルドが育てたことで非常に良質、かなり美味なそれはお裾分けなんてあまり考えられないペースで減っている。熱い焼き芋にバターをたっぷりのせて食べるのが同居メンバー全員の最近のブームである。



「来年はもっと植えるか……でも場所がなぁ」


「アレは良いものだ!バリスサイトにも植えるといいぞ!」



 キラキラとした瞳のブランに苦笑する。あんまりこの話題を続けると、庭の全てを甘芋にされてしまいそうな気がした。

 俵のようにスノウを担いだアーロンが「やっと捕まえた」と溜息を吐きながらハロルドに並んだ。



「わぁ、魚みたい」


「ぴちぴちの子犬だ」


「だから!犬じゃない!!」



 ぷくっと頰を膨らませるスノウだが、ベッタベタの口元で威厳はない。コレでも神獣様なのに。

 仕方ないな、と持っていたハンカチを水で濡らして顔を拭う。去年はブランに同じことをやった気がした。



「それで、俺はあそこの露店に行くつもりなんだけど……」


「あ、お前が去年行ったっていう?俺も気になってたんだよな」



 別の食べ物の屋台に走り出そうとするブランに「晩御飯はいらないんだね?」と脅しをかけて大人しくさせると、スノウが震えていた。

 彼らはご飯に弱かった。

いつも読んで頂き、ありがとうございます。

Amazonのレビューありがとうございます!!



◆質問とか

Q.ハロルド教今どれくらいいる?

A.一クラス分+孤児たち+その保護者+マリエ+その世話をしてくれてる侍女+影の約7割+美容品信者でまぁ……それなりにいるかも。


Q.アイマンの弟枠増えてる?

A.同居メンバーは弟枠。みんな苦労人なので特にそう思っている節はある。


Q.なぜ刃まで黒い刃というチョイスを……。

A.ペーターが得意な闇魔法を生かす材料を使ったらそうなっちゃった。ハロルドも出来上がった時「作り直す?」って思ったけど鑑定したらめっちゃいい武器だったので結局そのまま渡した。


【お知らせ】

2024年6月25日に巻き込まれ転生者は不運なだけでは終われない1巻が、オーバーラップノベルスさまより発売いたしました。書籍購入の報告や感想いただけるととっても喜びます。

イラストレーターはRuki先生です。素晴らしいイラストをたくさん描いていただいたので、ご期待ください!!

特典等詳細は著者活動報告にも書いておりますので、ぜひご確認ください!

今後もどうぞよろしくお願いいたします!

挿絵(By みてみん)


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