表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/65

抱擁の朝と心の中に溜まっていたもの

ユニークPV10000人突破ありがとうございます!

並びに評価、感想をくださる方々に感謝します!


 そして今回の10000人突破を気に【3回OVL大賞】に応募してみようと思います!どこまで行けるかわかりませんがこれからも 

 異世界錬金術師~転生したらモフモフしていた~ 

        をよろしくお願いします!

 抱擁の朝と心の中に溜まっていたもの



 皆さんおはようございます。今朝もいい天気ですよ! まあここはウィロウじぃじがある程度コントロールしてるんですがね。

 


 今日も今日とて張り切っていきますよ!

 朝の日課から朝食までしっかりと……その前にじぃじ起こさないと、昨夜はお願いして添い寝してもらったんだけど……あれ? 身体が動かない……はい、じぃじにホールディングされてました、てかあのまま一緒に寝ていたのか。まあ何はともあれ起きないと。


「じぃじ、朝だよ」軽く揺さぶって見るとじぃじがもぞもぞと動き出す。


「まだ起きるにははやすぎるぞ~、子供はもうちょっと寝てなさい」

 そのままむぎゅっと抱きしめられて動けなくなる。時刻はAM05:00、確かに子供にはまだ早い気もするけど……そんなことを考えていたらじぃじに「子供はよく食べよく遊びよく学びよく休めじゃ、お前さんはがんばりすぎじゃて……、寝る、もしくはゆっくりしないのなら」


「ゆっくりしないのなら?」


「――決まっておろう、こうするのじゃ!」


 するとじぃじの姿がみるみるうちに変わっていく! 透けるような金髪の、それでいて透き通るような髪、それでいて肌は日に焼けた感じで健康的な肌、大きく膨らんだ胸に整った顔立ちで瞳は緑の大人の美女、一部の人達にとってはある意味ではこっちの方が精霊らしいといえばらしいのかもしれないけど、そんな美女にむぎゅっと抱きしめられて慌てない人がいるだろうか、これは男でも女でも多分慌てるぞ。


「じ、じぃじ、は、離して!」


「ふふふ、ゆっくりするって言うまでは離しはせんぞ、それにこの姿の時はお母さん、もしくはママと呼んでほしいのぅ」


「ちょっ!? じぃじ、ひゃん!」


 そして片手で後頭部を軽く抑えながらじぃじ? いやもうママと呼ぶべきなのか? に、顔を胸に押し当てられて慌てて離れようとするけど、背中に回された腕がビクともしないせいで離れることができずにそのまま完全にホールディングされてしまう。


「ママ、もしくはそれに類する呼び方をしてくれないと聞く耳もてんの~」


「わ、わかったよ、お願いだからママ、放しててよ~」


「放すのはちゃんとゆっくりすると言うまではだめじゃな~」


 そのままどんどん胸を押し付けてきてこのままだと色んな意味でやばいかもと思い、急いでギブアップした。


「ししし、します!ゆっくりしますから!はにゃしてくだしゃい!」


「う~ん、もう少しこうしていたんじゃが仕方無いのう」


 そう言って漸く放してもらえた、今度からちょっと気をつけないとな。

 そんな朝を迎えながら今日はいつもよりゆったりしています。あの後そのまま2時間ほど二度寝に、そして起きたら時刻はAM07:30、普段だったらもうご飯食べてるじかんですね。

 今日は昨夜(ゆうべ)作ったチャーハンがあるから作らなくていいんだけど。

 

 そしてその後は普段よりもゆっくりとした午前を過ごしております。じぃじ改めウィロウママと紅茶を飲んでおりますが……なんか落ち着かないんですよね。

 それをわかっててウィロウママは「さっきも言ったがお前さんは頑張りすぎじゃ、少しはこうやってゆっくりしながら身体も心も休めることを覚えんといかんぞ」

 そしてゆっくり紅茶を飲みながら優雅な午前のティータイムに入ってらっしゃる。


「けど、ゆっくりするっていっても……なんにもしないのは落ち着かなくて」


「まあ子供にゆっくりしろって言って多少落ち着かないのはわからんでもないが、お前さんはその範疇を超えとる。お前さんはもうちょっと遊べ、楽しめ!そして……」


「そして?」


 ウィロウママは一拍置いてから紅茶を一口飲んでから言った。


「笑い、そしてもっと親に……甘えなさい」


 そして、優しく微笑みながらこちらに歩いてくる。


「確かに甘えっぱなしなのはいかんのじゃろうが、お前さんの場合は甘えなさすぎじゃ」


 そう言って後ろから腕を回して優しく包容する。ウィロウママからはほんのり甘く、すっきりするような匂いがする。

 その途端、なんでか身体が動かなくなり頭のなかが真っ白になった。


「僕、頑張りすぎなのかな?」


「ああ、がんばりすぎじゃ」


 気がつけば頬を一筋の涙が流れていました、そこからは自分でもどうしてかわからずに、まるで堤防が決壊したかの様に泣いていました。

 それからしばらく僕が落ち着くまでずっとウィロウママが抱きしめていてくれたのだった。






今回ちょっと短めでしたが、もしかしたらしばらく2000~3000字ぐらいの話が多くなるかもしれません。


ではまた次回

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ