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異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜  作者: 青山喜太


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強くなるには

いわゆる説明回みたいな回です。

「私強くなりたい!」


  エイダはそう力強く宣言した。商人の馬車の中で

  ここはエルメルの街へと続く街道、エイダ達は今飛空挺に乗るために商人の馬車に護衛をする代わりに乗せてもらっている状況だ。他にも多くの冒険者がいるため護衛は充分なのだが大いに越したことはないと、商人に無理やり乗せてもらったのだ。

  そしてその決意を、たった1人でアレン先生は聞いていた。


「そうかじゃがエイダよ一体どのようにして強くなるつもりじゃ?」


 たった2人しかいない商人の馬車の中で気まずい沈黙が流れる。


「それはその考えてないけど、アレン先生から魔法とか教えてもらえないかなって……ごめんなさいずうずうしいとは思ってるんだけどお願いできませんか?」


「まあ教えてやらんことはない、じゃがワシが言いたいのはだな。強くなるというのは様々な方法があるのじゃ。魔法だけじゃなく闘気とか祈りの力とかな。」


「そっか、確かに魔法だけと決めつけずに他の方法も考えるべきなのね」


「そういうことじゃ。では最初は説明をしようかのまずは魔法じゃ、これはエイダも知っておるようじゃな、これはいわゆる魔力を使い想像や空想を具現化したものじゃ。これには今やあらゆる物がこの力を利用してある。これから行く飛空挺もこの魔法や力を利用したものじゃ。」


「アレン先生が主に使っているよね」


「ああそうじゃな、わしの使った技も魔法と呼ばれるものじゃ、では次は闘気についてじゃな、闘気は主に戦士などが使うエネルギーのことじゃ、鍛え抜かれた肉体は時として想像を絶するエネルギーを持つことがあっての、そのエネルギーを体外に放出できるようになったのが、いわゆる闘気使いと呼ばれるものじゃ、

 これは魔力とは違い肉体を鍛えなければまともに使うことすらできない、まさしく選ばれた戦士にしかで扱うことのできない技じゃ、主にエネルギーを飛ばして光線にしたり、防御壁を形作ったり、人間の限界を遥かに超えた力を常時引き出すことのできるようになったりするのじゃ。」


「もしかしてドンキホーテも?」


「そうじゃな。あやつはかなりの使い手じゃ。」


「俺のことを褒めたか?先生」


「褒めてないわ!黙ってロシナンテを走らせておれ!」


 ドンキホーテは、はいはい、というと馬車を覗き見るのをやめロシナンテを馬車に追走するように走らせる。


「あのように闘気は聴覚をも進化させるのじゃ」


「ふふ、ちょっと面白かったわ」


「笑うな、まあよい、次じゃ、祈りの力じゃな、これは聖職者のが使う力じゃ、主に信仰を元に神の奇跡を呼び起こす魔法の一種じゃ、魔法は自身の魔力を使うがこちらも似たようなものじゃ、ただ全く違うところがあっての、先ほども言った通り、神の奇跡を呼び起こすというように神の力を借りるわけじゃそのため、神に対する信仰心が強いものほど効果が大きくなる。回復魔法なんかがいい例じゃな。高位の聖職者ほどよい回復魔法が使えるんじゃ。」


「なるほど」


「これでよいか?強くなる方法は複数あるのじゃエイダも自分に合った方法を見つけると良い、わしもドンキホーテも協力してやるからな。」


「ほんとじゃあ今度教えてくれますか?先生!」


「苦しゅうないぞ!」


 そうアレン先生は得意げに言った。

 馬車は走っていく飛空挺の街へと。

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