表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強と言われてたのに蓋を開けたら超難度不遇職  作者: 鎌霧
3章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

85/614

83話 海は広いが飽きる

 コボルト戦士は強敵だった。


 戦っては逃げて戦って逃げてを繰り返して多数戦闘も形にはなり始めたし、意外と捌けるようになってきた。

 まあそれでも大変なのは変わりないし、そこそこのアイテムを消費してるわけだけど。


「そういえば予備ナイフ買ってくるの忘れてたな」


 南エリア2-2の手前までやってきてコボルト戦士をまた一匹片付けて一息。

 ついでに言えばレベルも上がった。




名前:アカメ 種族:ドラゴニアン


職業:ガンナー

基本Lv:15 職業Lv:15

HP:30/36(1UP) MP:8/16 

STR:8(1UP) AGI:15 VIT:2 

DEX:15 INT:2  RES:2

SP:残14




 とりあえずSTRを1上げておく、とりあえず10まではあげてDEXとAGI伸ばしたいし、銃の必要条件としてDEXを上げるのポイントっぽいのも分かったからD>A>S型になるだろう。

 それにしてもレベル上がるの遅いな。まあ本格的な狩りのレベリングってそこまでやってないし、こんなものなのはどこも一緒か。

 そういえばチェルの野郎が24とか言ってたな、友達付き合いで狩りしてたか?

 

 


 まあ、何にせよ南エリア2-1を突破し、2-2へと到達する。

 で、まあ案外と言うか結構な広さのマップを走って移動してきたかいもあったのか、目の前に広がる水平線がちらちらと見える。つか南エリアの海到達早くねえか。


「まあ、知ったこっちゃねえけどー!」


 平原から砂地になり、砂浜、そして目の前に広がる海。

 ああ、こういうのテンション上がるわ。泳がなくても近くに来るだけでかなりテンションあがるわ、しかも良い事にノンアクティブ系も多いみたいだし、素敵じゃね?


「えーっと、南エリア2-2の分布はっと」


 メニューを開いてモンスター情報の確認。レア敵とかボスじゃなきゃレベルとモンスター名の情報見れるってかなり楽だわ。



南エリア2-2

LV17 飛び猫

LV19 シーゲル

LV22 スライム

Lv24 コボルト(海)

Lv25 デビルクラブ



 何て言うか海鮮が揃ってる。

 まあ、私としては海鮮嫌いなので一切食えるわけがないのだが、Lv19のシーゲル、Lv25のデビルクラブを狙っているプレイヤーがちらほらと居る。

 そりゃウニとカニを幾ら食ってもタダなうえに美味いし、痛風だったり病気にもならずに堪能できるって話になったら乱獲されるよね。

 ちなみに飛び猫って言ってるが、文字通りにちかいウミネコ、頭上旋回して、プレイヤーが弱らせたウニとかカニをかっさらっている。

 やけにここのプレイヤーのヘイトが飛び猫に対して異様に高いのはこれか。

 

「気を付けていればモンスターに引っかからないし、結構海堪能できるんじゃない?」


 波打ち際までやってきてぱしゃぱしゃと歩いてみる。

 波が引くときに感じる砂の流れとかも感覚的に分かるって凄いな、フルダイブ万歳。


「それにしても他のエリアに比べてプレイヤーが多い」


 勿論海鮮好きがいるからそれの乱獲をしているのがちらほらと、後は単純に海を楽しんでいるのがそこそこ、まあ、やっぱり海っていいよね。私だってテンションを上げざるを得ない。


「まあ、目的としては海水なんだけどさ、ちょっと遊んでもいいよね」


 装備を外して、デフォの布の服とサンダル状態に一応なっておく。重量系の金属防具じゃないから気を付けなくても大丈夫そうだが、こういうのは雰囲気が大事。

 この状態で攻撃されたら多分一発で死ぬけど、コボルト位しかアクティブはいないので気を付けていれば大丈夫だろう。

 

 で、そのままの姿で海に行ってぱしゃぱしゃ波打ち際できゃっきゃうふふ。

 砂浜で超絶クオリティの砂の城とか作ってみたり、考えれる事をやりまくる。

 ああ楽しい。リアルじゃ寒いけど。


 砂とか波の感じ、海特有の風とかも感じられるのはかなり凄いな、こういう細かい所を拘っているゲームは良いゲーム、後はトイレとか。


「流石に気温までは感じられないなあ……そりゃそうか、低体温とか高体温になって体壊したら訴訟問題だし」


 変なところで裏事情を考えてしまうのは悪い癖だな。

 ぐっちょりと濡れた布の服を脱ぐって事は出来ないし、しばらくしたら乾燥するみたいだけど、べとべと感とかは特に感じない、なんとなーく感触が悪いようには感じるが。



『ゴリマッチョ、いる?』

『あらぁ、なにぃ』

『水着とか作れる?』

『水着ぃ?T2Wって海あったのね』


 携帯のように後ろの声が聞こえるとかそういうのはないので何を話しているのかは分からないが、会話がちょいちょいと途切れるので多分後ろとかにいる相手に返事をしているんだろう。水着作るぞーとか、そういう会話か。

 てか、本当に冒険という事をしないで好きな服を作っているプレイなのか、聞いた事が無いのか海の存在を初めて知った反応するとは。


『急用じゃないからいいんだけど』

『モデル料でタダにしたげるわよぉ』

『あんたのそう言う所嫌いじゃないわ』


 きゃっきゃと騒ぎ始めたのでさっさとフレンドコールを切って通常営業。

 

 とりあえずやろうと思っていた塩の生成でもしてみるか。

 容器とかないのが引っかかるのでさっさと鍛冶でバケツを作成。

 砂浜で鍛冶してバケツ作ってるとかすげえ不審者だな。



名称:バケツ

詳細:水を汲んだり何かを入れたり マグマは入らない



 そんなわけで鉄延べ棒一本でさくっと作成。

 さっそく波打ち際に行って海水を汲むのも問題なし、こうやって素材さえあればどこでもすぐに必要アイテムが作れるってのが戦闘生産できるハイブリット型のメリットだな。


 で、汲み終わった海水を置いたまま、錬金のメニューを開いて窯に海水を入れて沸騰させる。まあゲームと言うかサバイバル的な部分で言えばオーソドックスな塩の取得よね。

 金敷引いて鍛冶してたと思ったら錬金窯取り出して煮出してるプレイヤーってどうなのかしら。まあ万能プレイヤーみたいな風に見られているとは思うけど。


「でも塩って結構大事なのよねぇ、食べ物以外でも」


 錬金っていうか化学的にも塩って結構大切だし、多めに手に入れておきたいところだけど、作ったバケツが大体10ℓくらいの容量だから……えーっと、海水100gに対して大体3.5gの塩だっけか?で、単純計算したら350g分の塩が採れるわけ?

 

「いいや、とにかく水分飛ばせば塩取れるだろ」


 錬金窯でぐつぐつと海水を煮るだけの作業と言うか時間を待ち続ける。

 ああ、これが多分めんどくせえんだな……あとバケツとか容器も準備しなきゃいけないって事かね。

 ゲーム処理とは言え、ちょっと時間掛かるな……量が多い?


「あと作業中は動けないってのが問題ねえ」


 もう少しだけ掛かる作業時間を横目にぱしゃぱしゃと泳いでいるコボルトを眺める。色んなバリエーションあるな、あいつら……水陸両用って事なのかね。

 まあここの連中はむやみやたらに接近しなけりゃアクティブ化しないし大丈夫だとは思う。勿論こっちが止まっているのに相手がやってきたら戦闘状態になるけど。


「ポリ塩化ビニルとか合成樹脂系にもルート行けたらいいんだけどなあ」


 しばらく待っているといつもの完成SEが鳴って窯の中に白い塊が出来ている。


「おー、塩完成だけど……すくなくね……?」


 

名称:塩30g

詳細:料理の基本 塩が足らんのです……とはならない



「採れたのは30gか……あー、塩分濃度を高めてやるのがいいんだっけか」


 出来上がった塩をまじまじと見つめながら考える。もしかしてT2Wにおける調合とか何かしらの物って30gで固定されてるんかね、黒色火薬も30g生成で質が上がるとかだったし?

 何にせよこれで塩が手に入った訳だから、錬金的な部分でも幅が広がったな。


「これで対スライム出来るなら硫酸的なの取れるかなあ……骨の髄まで溶かすんであれば可能性は高いけど」


 何て言ったって無煙火薬として火薬的な部分でのパワーアップとか金属薬莢式の銃弾を作るにしてもかなり有益だもんな。


「街戻ってガラス系のもの手に入るか確認してこないと」


 バケツにまた海水を汲み、そのままインベントリに突っ込む。

 おお、仕舞えたよ。取り出すときにひっくり返して全部だめにしそうな気もする。


「さーて、もうちょっと量産してから戻るかな」


 目的の海も、ちょっと遊んでみたら満足しちゃったし、塩作ってスライムにぶっかけて様子見て、次の事考えなきゃなあ……硫酸取りに火山側に行くのもありだな。

名前:アカメ 種族:ドラゴニアン


職業:ガンナー

基本Lv:15 職業Lv:15

HP:36/36 MP:16/16 

STR:8 AGI:15 VIT:2 

DEX:15 INT:2  RES:2

SP:残14


【スキル1】

二度撃ちLv1 装填Lv5(MAX) 調合Lv1 カスタマイズLv2 銃剣Lv3 

銃格闘Lv1 ガンスミスLv3 トラッカーLv1


【職業Lv外】

幽霊退治Lv1


【スキル2】

木工Lv5 鍛冶Lv5 錬金Lv4 裁縫Lv3 細工Lv3

伐採Lv4 採掘Lv5 採取Lv2 料理Lv1



【装備】

武器:カスタムパイプライフル(未装填)

防具:キャットスーツ

装飾:コート ポーチ付きベルト

その他:松明×10 くず鉄玉×10 黒色火薬×201g

未装備:鳳仙花 回転式拳銃 自動式拳銃 ローブ


【持ち物】

銃身(M2ラビット) 鉄パイプ(質2)

鋸 鍛冶ハンマー 錬金窯 伐採斧 フライパン

採掘つるはし 縫い針 クラフトツール 火打石

HP下級ポーション×8 MP下級ポーション×7 レーション×9

雑木製材×80 シラカシ製材×11 マツ製材×2

鉄延べ棒×12 銅延べ棒×10 くず鉄延べ棒×13

ヨモギ×110 ミント×114 動物の皮×35

紙×2 にかわ×2 縄×1 硫黄×5

ゴミ×158 塩×30g バケツ(海水10ℓ)


所持金:18,755Z イベントP:10

状態:異常なし 満腹度95%


【所属ギルド】

1:鍛冶Lv3 貢献度32

2:錬金Lv1 貢献度0

3:木工Lv2 貢献度25

4:裁縫Lv2 貢献度10


【無人販売】特殊:露店特別許可証

売上:0Z

販売無し 露店未展開

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] これにはタムラ料理長もにっこり
[一言] 海水中の塩分濃度って、NaClが3.5%じゃなくて、陽イオンと陰イオンの化合物って意味の塩(えん)が3.5%って意味だから単純に乾かしたら食用塩にならない気がする…(´・ω・`)
2020/03/24 10:51 退会済み
管理
[一言] 硫酸って硝石と硫黄の加熱で作れなかった?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ