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優しい家族と、たくさんのもふもふに囲まれて。〜異世界で幸せに暮らします〜  作者: ありぽん


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番外編 今日はプレゼントの日

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

クリスマスイブ、クリスマスの投稿なのですが、

クリスマス番外編を書いたのですが、ちょっとやり過ぎまして、だいぶ長い話になってしまいました。

なので、2話に話を分けて、投稿したいと思います。24日に前半。25日に後半を投稿します。

そのため、本編再開は26日を予定しております。

編集が間に合えば、25日に再開いたしますが、一応26日再開と思っていただけたら幸いです。

よろしくお願いいたしますm(_ _)m

それではクリスマス番外編どうぞ( ´ ▽ ` )




※クリスマス番外編※

<ウイリアム視点>

 ユーキの遊び部屋のドアをそっと開ける。部屋の真ん中で、楽しそうに箱にお菓子を詰めるユーキを見る。


「ふっふ~ん♪、ふっふ~ん♪」


 鼻歌混じりだが、多分あれは無意識だな。面倒を見ていたアンソニーが近寄ってきた。


「どうだ?様子は?気付かれてないよな。」


「大丈夫だよ。今は僕達のプレゼント作るのに夢中だから。」


 今日は雪が降る寒い季節の最初の行事、大切な家族や友人、知り合いにプレゼントを送る日だ。その話をしたらユーキは張り切り、私達にプレゼントを渡すと言い出し、朝から鼻息荒く、アメリアにプレゼント用の小さな箱を用意してもらい、今その箱にプレゼントを詰め込んでいるところだ。


 ちょうど良かった。今日私達はある計画を遂行しようとしていた。もちろんそれはプレゼントを送る日に関係があるのだが、ユーキがもしこれに気付いてしまったら、計画がぶち壊しになってしまうため、いつもどこにでもひょっこり現れて遊ぶユーキを、どうしようかと考えていたところ、今の状況になってホッとしている。


「アンソニー頼むぞ。バレないようにな。」


「もちろん。父さん達も頑張ってよ。」


「ああ。」


 私はすぐに戻り、準備を続ける。今からユーキの喜ぶ姿が頭に浮かんできて、自然と私も笑ってしまうが、早く準備を終わらせなければ。


<ユーキ視点>

「ふっふ~ん♪、ふっふ~ん♪」


 今日は大切な家族やお友達や、知ってる人にプレゼントをあげる日なんだって。僕それ聞いて、すぐに用意しなくちゃって。何あげようか考えて、僕の大切なお菓子、皆んなにあげる事にしたんだ。アメリアにお菓子を入れる袋ない?って聞いたら、可愛い小さな箱、たくさん用意してくれたんだ。


 えっとプレゼントあげるのは、お父さんお母さん、お兄ちゃん達にじいじとばあば、それからアシェルにアメリア、あっ!リク君にもクロエさんにもあげなくちゃ。

 早く用意しないと、夜までに皆んなにプレゼントあげられない!がんばろう!


 僕はお菓子の置いてあるお部屋から、1つ箱を持って来ました。お手伝いの時と一緒です。シルフィーがいつも乗る乗り物にお菓子の箱乗っけて、お遊びのお部屋まで運んで来ました。載せるのはお兄ちゃんに手伝ってもらったけど、後は自分でやんなくちゃね。だってプレゼントだもん。


 それとね今、マシロ達いません。僕がマシロ達にもプレゼントあげるって言ったら、皆んな自分達も用意するって、マシロとエシェットとシルフィーが一緒に、ディルとリュカが一緒に、どこかにお出かけしちゃいました。何くれるのかな?楽しみ!


 お菓子を入れる時も、僕ちゃんと考えたんだよ。皆んな好きなお菓子が入ってた方が嬉しいでしょう。僕皆んなが好きなお菓子ちゃんと分かってるんだよ。お父さんとジョシュアお兄ちゃんはなんでも大好きで、お母さんとじいじは甘いものが大好き。アンソニーお兄ちゃんとばあばはおせんべいが大好き。アシェルとアメリアは多分アメ。たまにね、ふうって言いながらアメ食べてるんだ。

 後はリク君とクロエさん。2人はどうしようかな?リク君はクッキーがいいかな?クロエさんは…。お母さんに聞いてみよう。

 僕がお母さんの所行こうとしたら、お兄ちゃんに止められちゃった。今お仕事中だからダメだって。えー。じゃあどうしよう。


「誰のプレゼント?」


「えと、クロエしゃんでしゅ。」


「じゃあ僕が知ってるよ。クロエさんはとっても辛~いお菓子が大好きなんだ。ユーキの嫌いな辛いお菓子。」


 辛いお菓子好きなの?僕あれ大嫌い。あっ、辛いお菓子ばっかりの箱あるから、それあげよ。僕要らないもん。辛いお菓子なくなったら、別の僕の大好きなお菓子入れられるもんね。

 もう1度お菓子の置いてあるお部屋へ移動です。乗り物に乗って行きます。


「にいしゃん。このはこ、のしぇてくだしゃい。」


「え?クロエさんにプレゼントでしょう。この中から少し持って行けば?」


「これ、からいおかしでしゅ。ぼく、たべられない。だからじぇんぶあげるでしゅ。あとで、ぼくのだいしゅきなおかし、いれるでしゅ。」


「(…プレゼントって言いながら、自分のいらない物、処分するつもり?)ユーキ、後で父さん達食べたいかも知れないから、クロエさんには、プレゼントの箱に入るだけにしよう。」


 えー。せっかくなくなると思ったのに。どうしてもダメ?お兄ちゃんにもう1度全部あげちゃダメか聞いたけど、やっぱりダメでした。ちぇ~。プレゼントの箱に入る分だけ、乗り物に乗せました。

 お遊びのお部屋に戻って箱に入れて、最後にお兄ちゃんが、プレゼントの箱の蓋が開いちゃわないように、リボンで結んでくれました。プレゼントの準備はこれでバッチリです。


 今はちょうどお昼くらいだけど、今日はお昼ご飯ないんだ。お父さんがね、今日はお昼ご飯がない日だって教えてくれました。だから今から、リク君とクロエさんの所に、プレゼント届けに行きます。

 街にはジョシュアお兄ちゃんと一緒に行きます。2人とも喜んでくれるかな?


<マシロ視点>

「おい、何処まで行くつもりだ。」


「プレゼントなのだ。ユーキが喜ぶ物でなければ。そうであろう?」


「まあな。」


「ユーキ喜ぶ。僕頑張る!」


 何をするか知らないが、まあ、主が喜ぶことならかまわんか。それにしても何処へ行くつもりだ?夜には戻れるのか?

 エシェットとシルフィーを乗せ、我はエシェットに言われた通りの道を行く。主の喜ぶ顔を思い浮かべながら。


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