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優しい家族と、たくさんのもふもふに囲まれて。〜異世界で幸せに暮らします〜  作者: ありぽん


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83お手伝い開始!

 僕はお手伝いの事、お父さんに言いました。僕の乗り物で荷物運んであげるって。違う階のお部屋にお届けする時は、ちゃんとマシロとエシェットに乗り物とお荷物運んでもらって、それからお届けするって。

「いや、お手伝いは嬉しいんだが。」

 お父さんはなかなか、お手伝いして良いよって言ってくれません。一生懸命お話してたら、じいじがお部屋に入って来ました。

「ユーキもう大丈夫なのか?1人で寂しくて泣いていると聞いて、慌てて来たんじゃが。」

「じいじ!あのね!」

 今度はじいじに、お手伝いの事お話します。

「成る程。ユーキはわしらの手伝いがしたいんじゃな。偉いのうユーキは。手伝いしたいなんて。よし、ではこれからは、何か運ぶ物がある時は、ユーキに頼もう。」

 僕のお話聞いてくれたじいじ。お手伝いして良いって。

「父さん!」

「良いではないか、手伝いたいと自分から言ってきておるのだ。それに、ユーキに運ばせて良い物だけにすれば、問題あるまい。いいかユーキ。わしらが運んでも良いと言った物だけじゃぞ。」

 やった!僕のお手伝い決定です。でもねじいじが1つ約束だって。お手伝いしていいかわりに、お手伝いがない時は、ちゃんと遊びなさいって。僕のお仕事だからって。お遊びが仕事なのって聞いたら、子供は遊ぶのがお仕事なんだって。変なの。

 でも、お手伝い出来るからいいや。


 次の日から、僕はお手伝い開始です。1番最初に、僕にお手伝い頼んでくれたのはじいじです。僕は乗り物でじいじのお部屋に。後ろの乗り物に箱を乗っけて、箱が落ちないように、シルフィーが箱に乗っかっておさえます。お父さんにお荷物をお届けです。

「とうしゃんのおへやに、しゅっぱちゅ!」

 僕の前を、ディルとリュカが飛んで、お父さんのお部屋まで、ちゃんとお届けできるように、危ない物とかがないか確認します。乗り物が倒れたりしたらダメダメです。それから僕の横はマシロとエシェットが、並んで歩いてます。荷物はこれで安心です。お父さんのお部屋の前に着いて、乗り物から降ります。

「トントン、あけてくだしゃいな。」

 いつも僕がドア叩いても、気付いてくれないんだもん。大きなお声でトントンって言った方が、皆んな気付いてくれます。アシェルがドアを開けてくれました。

「おとどけものでしゅ。」

 僕はもう1回車に乗って、お父さんの前まで移動です。お父さんは僕から箱を受け取って、中を確認します。それからにっこり笑って、箱をしまいました。お父さん、何て言ってくれるかな?ドキドキして待ちます。

「コホン。旦那様?」

「ん?ああ、そうか。ユーキありがとう、助かった。これからも頼むな。よし、ユーキは自分の仕事に戻るんだ。」

 お父さん、ありがとうって。良かったあ。喜んでくれたよ。

「えへへ。みんな、おへやもどるでしゅよ!しゅっぱちゅ!」


 お遊びのお部屋に戻って、待っててくれたアンソニーお兄ちゃんと、またお遊びです。僕のお仕事。

 今日はね、おままごとです。僕がお料理作る人で、マシロが、台に乗せてご飯をはこんで、シルフィーとディルとリュカ、お兄ちゃんはお客さんです。エシェットは、お料理の材料運んでくれる人です。

「エシェット、おしゃかなしゃん、とってきてくだしゃい。」

「分かった。」

 お部屋の端っこに置いてあった、お魚の人形を、届けてくれます。僕はお料理作るおもちゃで、お料理作ってるつもりです。お皿とお椀とフォークとスプーン用意して、台に乗せます。

「マシロ、おねがいでしゅ。ごはん、できまちたよ!どうじょでしゅ!」

 マシロが皆んなの前にご飯を運んで、皆んなが食べる真似してくれます。僕は次のお料理の準備です。今度は鳥さんです。さっきみたいにエシェットに運んできてもらって、お料理の真似。

「ちゅぎ、できまちたよ!どうじょでしゅ!」

「ふふ、ユーキ食堂は、食べ放題だね。」


 おままごとしてたら、お腹空いてきちゃった。そしたらちょうど、アメリアがお昼ご飯呼びに来てくれました。今日は、お父さんとじいじとアンソニーお兄ちゃんとご飯です。良かった。1人じゃないね。

 ご飯食べ終わって、今度はお父さんが、お母さんに荷物運んでくれって。了解です!

荷物を乗り物に乗っけて、お母さんのお部屋へ行きます。途中でエシェットが、箱からいい匂いがするって。何入ってるんだろう?ちょっと見てみたいけど、でもお届け物だから開けちゃダメ。それなのにエシェットが、箱開けてみようって。

「ダメでしゅよ!あけましぇん!」

「少しだけだ。」

 僕は一生懸命にエシェット止めたけど、僕じゃ全然ダメダメです。2人で箱引っ張って、僕が手を離しちゃったら、箱が倒れて中身が出ちゃいました。箱の中には、お菓子がたくさん入ってました。いつもはお菓子見てとっても嬉しいけど、今は箱を倒しちゃって、とっても寂しくてなっちゃいました。

 せっかくお手伝いしてるのに、何で邪魔するの?箱倒れちゃった…。お母さんもお父さんも、もうお手伝いさせてくれないかも…。

「ふえ…。にもちゅ…たおしちゃった…。うわああああん!」

 僕の泣き声聞いて、もうすぐお母さんのお部屋だったんだけど、お母さんがお部屋から慌てて出てきました。

「どうしたの!ユーキちゃん!」

 泣いてる僕をお母さんが抱っこしてくれます。僕は、お荷物倒しちゃって中の物出しちゃったことお話しました。

「そう。怪我とかじゃないのね。」

「かあしゃん…、ひっく、ごめんなしゃい…。」

「いいのよ。悪いのはエシェットだもの。ユーキちゃんは悪くないわ。あら?何かしら?」

 お母さんが倒れて、中身が出ちゃったお菓子の中から、1枚の紙を拾って読み始めました。お父さんからのお手紙だって。それ読み終わって、お母さんが教えてくれました。

 このお菓子はね、僕とお母さんにって、お父さんからのお届け物だったんだって。おやつの時間に、一緒にいられるようにって、用意してくれたんだ。それなのに…。

 お母さんのお仕事のお部屋に入って、ソファーに座らせてもらいます。

「エシェットなんか、ぷんぷんでしゅ!」

「そうね、エシェットは今日はおやつなしにしましょうね。」

「そんな!」

 エシェット、お菓子好きだもんね。でも今日はお菓子あげないもんね。お手伝い邪魔するエシェットなんか、ぷんぷんです。

 おやつの時間まで、お母さんのお部屋にいて良いって言われたから、お母さんに紙と鉛筆借りて、お絵かきしました。


 それからおやつの時間になって、エシェットの前で、ムシャムシャお菓子食べました。良いでしょうお菓子。食べたいでしょう。でも、あげないもんね。そんなことしてたら、エシェットが、

「すまなかった、謝る。ごめんなさい。」

 って。もうしないでね。ごめんなさいしたエシェットだけど、お母さんが今日お菓子ダメだって。エシェットしゅんってしちゃった。その周りをディルとリュカが、お菓子食べながら飛んでます。良いだろうって言いながら。エシェットもっとしゅんとしちゃったよ。…なんか可愛そう。後で、1つだけアメあげようかな?


 おやつが終わって、アンソニーお兄ちゃんが迎えに来てくれました。これからお外で遊びます。本当はおやつの後、お外はダメなんだけど、今日はお父さんもお母さんも、じいじ達も、オリバーさん達も皆んなお家に居るから、少しだけならお外で遊んでも良いって。やったね!

 お外に出る前に、お洋服のチェックです。今お家ね、いろんな人が、突然お父さんに会いに来たりするから、シルフィーのためにお揃いのお洋服が大切です。今日はうさぎさんのお洋服です。

 お外でようとしたら、お兄ちゃんがお父さんに呼ばれて、すぐ戻るからここで待っててって。僕は言われた通り、玄関の前で待ちます。

 そしたらドアが開いて、使用人さんと、男の人が入って来ました。使用人さんが、お父さん呼んで来ますって、僕に気付いてお辞儀してから、階段登って行っちゃいました。僕は男の人に近付いて挨拶です。

「こんにちわでしゅ。ぼく、勇輝でしゅ。2しゃいでしゅ。」

「こんにちは。君がオリビアがいつも話してるユーキか。俺の名前はイルス。お母さんの友達だ。よろしくなユーキ。」

 男の人よく見たら、お帽子かぶってて、そのお帽子に、うさぎさんのお耳が付いてました。

「ぼくと、いっしょでしゅ。おしょろいでしゅ。えへへへ。」

「お揃い?」

 お話してたら、お母さんが2階から、下りてきました。お母さんにイルスさんがお揃いって何の事か聞いてます。お母さんはすぐに分かったみたい。笑いながら、ウサギのお帽子のこと、イルスさんに教えてました。皆んなお揃い嬉しいね。

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