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優しい家族と、たくさんのもふもふに囲まれて。〜異世界で幸せに暮らします〜  作者: ありぽん


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240ウシさん魔獣

僕がウシさん魔獣の方指差したら、みんながそっちの方見ました。お父さんがどの魔獣だって、どのウシさん魔獣か分からないみたいです。

 ほらあのウシさん魔獣だよ。とっても困ったお顔してる。あっ! 今はとっても悲しそうなお顔になりました。コロコロお顔が変わります。


「えと、いまはかなちいおかおちてるでしゅ。」


「どの魔獣だ? 全然分からないな。」


 お父さんもお兄ちゃん達もザクスさん達も全然分かりません。もう何で分かんないの? 僕プンプンです。他の暴れてる魔獣達と違うし、オロオロしてるウシさん魔獣きっと困ってるんだよ。もしかしたら暴れたくないのに、暴れてる魔獣達の中に入っちゃってお家に帰れないのかも。


 う~ん。あのウシさん魔獣とお話しできないかな。もしお家に帰れないで困ってたら、くろにゃんかモリオンにお家まで連れて帰ってもらえば良いよ。あっ、でも知らない場所だと送ってもらえない?


 うんうん考える僕。そしたらエシェットがウシさん魔獣ここまで連れてきてくれるって言いました。くろにゃんにお願いして。お父さん達はどのウシさん魔獣か分からなかったけど、エシェット達はみんなちゃんとどのウシさん魔獣か分かってくれました。


「くろにゃん奴を連れてきてくれ。話しをしてみよう。ユーキが心配しているからな。」


「分かった。」


「は?! 連れてくる? ま、待て!」


 お父さんがくろにゃんに待って言ったけど、くろにゃんすぐに行ってくれました。それでまたまたすぐに僕達の前にウシさん魔獣連れてくろにゃんが戻ってきました。僕達見てビクッでしたウシさん魔獣。ちょっとだけ後ろに下がってから僕達の方に走ってこようとしました。


「危ない!!」


 お父さんが僕のことサッと抱っこします。マシロがブワッと風の魔法使いました。ウシさんが宙に浮かんで足バタバタして暴れます。


『ごめんなさい! ごめんなさい! 僕何もしないから助けて! さっきの魔獣達みたいに投げないで!! 僕のお兄ちゃんも投げないで!!』


 やっぱりお話しできるウシさん魔獣です。ごめんなさいするウシさん魔獣、やっぱりこのウシさん魔獣暴れてる他の魔獣と違いました。それにエシェット達のさっきまでの魔獣投げるのやらないでって言ってます。暴れない魔獣さん投げないよ大丈夫。


「だいじょぶでしゅ。しじゅかなまじゅうなげないでしゅ。えと、ぼくのなまえユーキ。よろちくね。」


 僕がお話したらウシさん魔獣またまたビックリなお顔しました。マシロが暴れないなら地面に下ろすって言ったらウシさん魔獣足バタバタやめてぶら~んてなりました。マシロがそっと地面に下ろしてくれます。


 僕がちょっとだけ近づいたらウシさん魔獣がちょっと下がります。あのね足のところと体のところお怪我してるみたいだったから確認しようとしたんだけど、僕が歩くと後ろに下がっちゃいます。


「あのおけがみしぇてくだしゃい。ディルになおちてもらうでしゅ。」


『ディル? 僕のこといじめるんじゃないの? 絶対投げない?』


「ユーキは優しいんだぞ。絶対そんなことしないんだぞ。」


「うん。ユーキ優しい。僕のことも助けてくれた。だから大丈夫。」


 シルフィー達がウシさんにお話してくれたら、ウシさんがそ~としゃがんでお顔地面につけました。僕達もそっと近づいてお怪我してるところ確認します。


「おいウイリアム大丈夫なのか? それにあの魔獣と話していたようだが…。」


「あ~、クイントン殿。これは見なかったことにしていただけると…。」


「兄貴、ここは見なかったフリか、ユーキはこうなんだと思って黙ってた方がいいぞ。エシェット達ともそういう約束だろう。」


「そうか、そうだな。」


 お怪我確認したら、いろんなところお怪我してました。1番酷いお怪我はお尻の所に木の枝が刺さってるところ。ディルにお怪我治してってお願いします。ディルが光ってウシさん魔獣が緑の光に包まれました。ぽとんって木の枝が落ちて傷が綺麗になくなりました。他のお怪我したところも全部です。ディルはお怪我治してくれてから元気になる魔法のもしてくれました。


『すごいね。痛かったところも、疲れてたのも全部治っちゃった。ありがとう。』


 マシロ達ががウシさん魔獣とお話し合いです。そしたらウシさん魔獣のお兄ちゃんが下で暴れてるんだって。僕がさっき見たウシさん魔獣が別の近くにいたウシさん魔獣に何かしてたでしょう。あのウシさん魔獣がお兄ちゃんで、エシェット達が魔獣投げてるの見て、頑張って暴れるお兄ちゃんのこと止めて逃げようとしてました。


『何回もお兄ちゃんに暴れるのやめてって言ったの。でも僕の話し聞いてくれなくて。そしたらオークが来ちゃって、逃げられなくなっちゃってここまで来ちゃったんだ。ねぇユーキ。お兄ちゃん助けて?』


 ウシさん魔獣泣いちゃいました。涙がぽろぽろです。僕ウシさん魔獣の頭なでなでしてあげました。話しを聞いてたマシロがくろにゃんにお兄ちゃんウシさん魔獣連れて来いって言いました。暴れててもさっきみたいに風の魔法で浮かばせるから大丈夫って。またまたお父さんが止めたけど、さっさとくろにゃんいっちゃいました。すぐに戻ってきたくろにゃん。お兄ちゃんウシさん魔獣一緒に居ません。


「どの魔獣が聞くのを忘れていた。」


 あっ、そうか。みんなウシさん魔獣のことは気づいたけど、お兄ちゃん魔獣の方は知らないもんね。僕はさっきウシさん魔獣がオロオロしてたの見てたから知ってるけど。ウシさん魔獣に教えてもらってまたくろにゃんが迎えに行きました。


 くろにゃんが連れてきたお兄ちゃん魔獣、さっきのウシさん魔獣よりももっとバタバタ暴れてます。何回もウシさん魔獣がお兄ちゃんって言っても暴れるのやめません。エシェットがバシンってお兄ちゃん魔獣の頭を叩きました。


「いちゃい!!」


 みんなで頭抑えます。僕いつも頭おさえちゃう。


「相変わらずユーキは叩かれていなくても頭を押さえるな。可愛いからいいが。それよりも完全に我を忘れているな。ユーキ分かるか? 我ら全員が敵に見えてしまっているんだ。大人しい魔獣に戻すにはどうにか目を覚まさせなければ。」


 またエシェットがバシンって叩きます。僕達もまた頭抑えます。目を覚す? 寝てないのに変なのぉ。リュカがお兄ちゃん魔獣の周り回ってからエシェットに言いました。


「ねぇ、ボクがピカって眩しく光ったら気がつかないかな。」


「どうだろうな。やってみるか。興奮しているから痛みよりもそういう刺激の方が目を覚すかもしれん。やってみろ。」


 みんなで目を瞑ってリュカが光るの待ちます。僕はマシロのおけ毛にお顔つけて見ないようにしました。とっても光るからお目めが見えなくなるとダメダメだって。ディル達もみんなマシロのおけ毛に隠れました。


 ピカってリュカが光ったのお目め瞑ってても分かります。少ししてリュカがもういいよって言いました。そっとお目め開けてお兄ちゃん魔獣見ました。さっきまでとっても暴れてたお兄ちゃん魔獣。ピタって動いてません。キョロキョロ周り見て僕達のこと見て最後にウシさん魔獣見てボケってお顔しました。


『お兄ちゃん!』


 ウシさん魔獣が近寄ろうとしたらマシロが暴れないように先に言えって。


『お兄ちゃん、みんなぼく達助けてくれたんだよ。暴れないでね。ちゃんとお話しするからね。』


 お兄ちゃん魔獣がボケってしたまま頷きました。地面に降りたお兄ちゃん魔獣に今までのことお話します。ボケってしてたお兄ちゃん魔獣お話聞いて僕達にありがとうしてくれました。


『毎回この時期はけっこう暴れてしまうんだ。気をつけていたのにごめんな。それからユーキありがとな。』


 良かった。お兄ちゃん魔獣が元の大人しい魔獣に戻ってくれて。じゃないと飛ばしちゃってたもんね。僕2人ともなでなでしてあげます。


 マシロ達が下見てブツブツ文句言いました。魔獣達が多くて面倒くさいって。僕達は魔獣投げるの見られて嬉しいけど、う~んそっかぁ。早く魔獣達投げないとあっちで戦ってるお母さん帰ってこれません。


「目が覚めてきている魔獣もいるな。リュカお前がさっきみたいにピカッと光って目を覚まさせてはくれないか? 全部じゃなくても暴れる数が減るだろう。」


 エシェットがそう言ったらリュカが


「え~、ユーキが助けたいって言ったらいいけどさ。それにさすがにあれだけの光、ユーキの魔力貰わないと無理だよ。ルトブルとか水魔法で一気に流して目覚めない?それならユーキが間違ってコップに魔力入れ過ぎなくてもいいし。」


 って。それ聞いたマシロがしゅばって走ってリュカのことしっぽで包みました。お父さんが慌てて僕の所にきてそろそろお部屋に戻ろうって言います。

 ん? 魔力? お水? 僕お水の魔法得意だよ。まだそれしか練習してないけど…。でもお水の魔法で大丈夫なら僕がやるよ。うんそれがいいよ。それならザクスさんに僕の魔法見てもらえるし、ザクスさん凄いって褒めてくれるかもです。


「ふへへ、ふへへへへへへ。」


「リュカ余計なことを。主がやる気になってしまった。」


「わわ、ごめん!」

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― 新着の感想 ―
[一言] 更新、お疲れ様です(* ´ ▽ ` *) 牛魔獣、投げられるのがトラウマになってますね。 ラスト、ユーキは色々ヤル気満々ですね(*´ω`*)魔獣どころか一緒に戦ってる冒険者さんも流しちゃいそ…
[一言] お疲れ様ですm(*_ _)m よかったね。牛さんたち。 ふへへへへ……あ~ぁ( ̄▽ ̄;) やらかす未来が見える~
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