184やっぱり強い女の子
「ディル、ぼくのクッキーあげるでしゅ。」
「いいのか?」
「はいでしゅ!ディルとってもがんばったでしゅ!」
僕はディルのお皿にクッキーのせました。ニコニコしながらディルがクッキー食べてます。ディルちょっと元気になった?
妖精さん達もみんなニコニコ食べてて、おしゃべりもいっぱいしてます。妖精さんいっぱいだとお部屋の中がお話し声でいっぱいです。
「妖精はおしゃべりが好きなんだよ。ボクやディルもおしゃべりするでしょう。」
「リュカもディルもおしゃべりたくしゃん。でもキミルたちもおしゃべりたくしゃん!」
「ん?そう言えばそっか?」
小さい子はおしゃべり好きなのかな?僕もみんなと話すの大好きだよ。遊ぶのも好き。好きなことたくさん!
おやつ終わって、お腹いっぱい。妖精さん達いつもみたいにお腹上にして寝てます。僕はおやつの後はいつもマシロベッドでゴロゴロ。そのままお昼寝するの。
みんなでこっくりこっくり。ん?あれ、女の子の妖精さん達居ない?さっきまでみんなゴロゴロしてたのに。そしたらディルが慌てて僕のねこさんの帽子の中に入ってきました。ディル僕の髪の毛引っ張らないで。痛い痛いだよ。それに僕眠たいの。邪魔はダメダメ。
僕がモゾモゾしてたら今度は頭の上で、たくさんの声が聞こえてきました。んもう、うるさいなぁ。でも…、女の子妖精さん達の声だね。
「ディル出てきなさい!!」
「おかし食べて元気になったでしょう!さあ、もう1度よ!」
「私達の羽、キラキラにして!」
「………。」
女の子妖精さん達、キラキラお羽諦めてませんでした。
「オレ、もうやんないぞ!まだまだクタクタだし、それにとっても力使うんだぞ!」
ディルぐったりしてたもんね。女の子妖精さん怖いけど、僕がディルのこと守ってあげなくちゃ。僕は帽子をギュって掴んで、他の妖精さんが帽子の中に入れないようにしました。妖精さんぶーぶーです。ぶーぶーだけどダメだよ。ディル嫌がってるもん。
「ディルおやしゅみでしゅ。イジワルはめっでしゅよ。もうおかしあげないでしゅよ。」
そう言ったら妖精さん達、みんなの所に戻って行きました。でもその後ずっと僕のこと見てるの。うう…、やっぱり怖い。でもディル守らなきゃ。僕はディル守ってるうちに寝ちゃいました。多分みんなも。
起きたらお部屋にお父さんが居ました。今日のお仕事は終わりなんだって。オリバーさんと交代って言ってました。夜のご飯まで一緒に遊んでくれるって。やったぁ~!!
僕が喜んで万歳してたら、ばあばがお部屋に入ってきました。あれ?後ろに何か持ってる。
「ユーキちゃん。はいどうぞ。」
ばあばが後ろから出してくれたのは、乗り物でした。新しい乗り物2つ。
「妖精さん増えたでしょう。遊びに来ている時は乗り物の数が少ないものね。」
「ふわわ、ばあばありがとでしゅう!!みんなもありがとしゅるでしゅよ!!」
みんなでありがとうして、全部乗り物くっつけました。全部で6個。電車みたいになっちゃった。お父さんに引っ張ってもらいます。お部屋の中を何回か回って、次は廊下を走ります。そうしたら僕達の反対側からハロルド達が歩いて来ました。あ、良いこと思いついた!
「ふへへへへ…。」
「おい、その笑い、何考えてる?」
お父さんが僕の方見てきました。お父さんとマシロが交代してハロルド達にみんなで突撃したら面白そう。すぐにお父さんとマシロ代わってもらいます。ハロルド達が止まりました。
「マシロいくでしゅよ。とちゅげ…。」
僕が突撃って言おうとしたら、お父さんが僕のお口手で塞いだの。その間にハロルド達サササって階段降りて行っちゃった。あ~あ。
「今突撃って言おうとしただろう。まったく。(危なかった。早くユーキに仲直りさせないとな。まあ、原因はあいつらだから、あいつらに謝らせるしかないんだが。)」
その後すぐにお部屋に戻されちゃったよ。もう。ハロルド達のせいだよ。プンプン。やっぱり嫌いだよ!!
夜のご飯食べてる時、お父さんが妖精さん達に今日も泊まるかって聞いたら、みんな泊まるって。だって僕達のお仕置きまだだもんね。
ご飯のあとみんなでお仕置きのお話してたら、オリバーさんが休憩室に来たんだ。それでね、とっても大変なお話になっちゃったの。
お父さん達のお話が終わった時に聞いてみたんだ。あの悪い騎士さん達のお仕置き終わった?って。そしてらお話は終わったって。でもお仕置きは別の所でするって言ったの。カージナルでお仕置きしないみたい。もう少ししたら街からいなくなっちゃうって。それ聞いて妖精さん達も僕達も、早く僕達のお仕置きしなくちゃってお父さんに言いました。だって街からいなくなったらお仕置きできないもん。
「お仕置きって何のことだ?」
妖精さんに粉かけてもらって、お父さん達とお話しです。
「えと、ようせいしゃんもぼくも、みんなみんなおちおきみたいでしゅ。マシロがけって、エシェットがとばしゅやちゅ。」
「え?!もしかしてユーキ、アレのこと言ってるの?」
「ああ、アレのことか。でもなぁアレって。」
学校から帰ってきたお兄ちゃん達が、お父さん達に説明してくれました。お父さん達見たことなかったもんね。あれ面白いからお父さん達もきっと好きになるよ。
お話しを聞いたオリバーさん、いつものニコニコなのに、お顔がぷるぷるしてます。お父さんは…、お父さんはいつもみたいにがっくり。
「ユーキ、それに妖精達も、それはできないぞ。」
って。お父さんがそう言ったら、妖精さん達とお父さんが喧嘩始めちゃいました。妖精さん達全然お話し止まりません。この前みたい。お父さんがお話ししようとすると別の妖精さがお話しするから、それに妖精さんこの前より多いし。お父さん全然お話し出来ません。
やっとお父さんがお話し出来たのは、ずっとずっと後でした。
「あのな。人間は投げられないんだ。それにお仕置きは私達が決めたお仕置きに決まっているんだ。」
「どうして?いじめられたの僕達だよ!」
「そうだよ!僕達がお仕置きしなくちゃ!」
「でも僕達だと人間にお仕置き出来ないから、エシェット達にお願いしたんだよ!」
「人間のお仕置きじゃなくて、僕達のお仕置きじゃなくちゃ。」
「そうよ!いじめたお仕置きと、私達の洋服や、羽、汚くしたお仕置きしなくちゃ。」
「そうよ。そうよ!」
女の子の妖精さん達、お父さんのお顔の目の前。だんだんと怒ってるの女の子の妖精さん達だけになっちゃった。他の男の子の妖精さん達は、女の子達の後ろで飛びながら、ウンウンって頷いてます。それ見てお母さんとばあばがニコニコ。オリバーさんとじいじ、お兄ちゃん達は嫌そうなお顔してます。
女の子妖精さん達のお話がなかなか終わらなかったら、アシェルが新しいお茶持ってお部屋に入ってきました。それでお父さん達見て、何のお話してるのか聞いてきました。そしたら女の子妖精さん、今度はアシェルにわぁ~!ってお話始めちゃったんだ。お父さんはホッてしてます。
あのね、お話が始まってからディルは僕のねこさん帽子に入ったまんま。リュカはまだまだお話終わらないよって。何であんなにお話出来るのかな?でもね、アシェルも凄いんだよ。お父さんは妖精さん達ばっかりお話しして、全然お話し出来なかったのに、アシェルはちゃんとお話してるの。
「私達は…。」
「そうですか。それで…。」
僕達はアシェルと妖精さん達のお話が終わるの待ちました。お父さんはお茶飲んでぐったり。じいじもぐったり。お母さんとばあばはニコニコ。お兄ちゃん達は、いつの間にかどっか行っちゃってました。オリバーさんはアシェルに任せますって言って、バイバイして帰っちゃいました。僕は…、ちょっと眠くなって来ちゃった。
「とうしゃん、だっこ。」
「ん?ああ。おいで。」
僕はお父さんにだっこしてもらって、女の子妖精さんとアシェルがお話終わるの待ちます。シルフィー達はマシロとくろにゃんにくっついてゴロゴロ。男の子妖精さん達が小さな声でお話してました。
「あの人間は、なんか違う気がするね。」
「もしかしたら僕達の話きいてくれるかも。」
「あいつらに任せといて、オレ達はゴロゴロしてよう。」




