表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
優しい家族と、たくさんのもふもふに囲まれて。〜異世界で幸せに暮らします〜  作者: ありぽん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

183/645

170お滑り台とお父さんの弟

「きゃああああ!しゅべりだいでしゅう!」


 遊びのお部屋にじいじがすべり台作ってくれました。すべり台の下はトンネルになってて乗り物で通れるようになってるんだ。


「いろいろあって、作るのが遅くなってしもうた。本当はユーキが階段滑りをした時に作ってやるつもりだったんじゃが。盗賊にボルフィスに、ずいぶん忙しかったからのう。」


「お義父様、ありがとうございます。」


「みんないくでしゅよ!ぼくいちばんでしゅう!!」


 みんなで順番にすべり台を滑ります。何回も滑ってその後は乗り物に乗って、すべり台の下を潜ります。乗り物今は3つくっついてるんだ。ばあばにモリオンの分作ってもらったの。僕が先頭で次がシルフィーとディルとリュカ、次がキミルとモリオン。たまに小さくなったマシロも乗るよ。僕だけだと上手く運転出来ないからルトブルに引っ張ってもらってるんだ。エシェットは…、いつもお昼寝。おやつの時間になると起きてくるの。エシェットも一緒に遊べばいいのに。


 あとねグリフォンの卵は、お家にいる時はいつも一緒だよ。寝る時も遊んでる時もご飯の時もずっと一緒。グリフォンの赤ちゃん、卵の中で楽しいといいな。

 今日の卵の入れ物には、ピンクのお花いっぱいです。朝キミルが摘んできてくれたの。「泡沫の花」は今、僕のお昼寝用の小さいベッドの上。他のお花も。キミルが枯れないようにしてくれてるから、元気な可愛いお花のままです。お花の形した入れ物に入れたお花は、遊びのお部屋の窓の所に置きました。


「ぼうけんに、しゅっぱちゅでしゅう!たまごみちゅけにいくでしゅよ!しゃいしょはむこうのとんねるでしゅう!」


 みんなで最初にばあばが作ってくれたトンネルを潜ります。反対側からルトブルにヒモ引っ張ってもらってトンネルから出ます。


「トンネルでたでしゅ。みんないるでしゅか?」


「オレは無事だぞ。」


「僕の光のおかげだよ。」


「キミル達も平気!ね、モリオン。」


「うん。」


「ユーキも僕も無事。」


「じゃあちゅぎでしゅ!しゅべりだいいくでしゅ!きおちゅけておりるでしゅよ。」


「「「「「おぉ~!!」」」」」


 乗り物から降りてみんなですべり台滑ります。みんながちゃんと下に降りられたら次はまた乗り物に乗ってすべり台のトンネルを潜ります。トンネルを出ると、ちょうど目の前に卵があるんだ。


「たまごみちゅけたでしゅ!!ぼうけんしぇいこうでしゅう!!」


 みんなでバンザイして喜びます。だんだん冒険の真似上手くなってきたね。

 

 次は何見つけに行こうか考えてたら、急にディルとリュカが静かになっちゃいました。それで2人でうん、うんって言ってます。妖精さんのお友達から連絡が来たみたい。でもいつもはもっと楽しそうにお話ししてるのに、今日は楽しそうじゃありません。少ししてお話し終わったんだけど、これから妖精さん達の所にお出かけしてくるって。


「オレ達友達のところ行ってくる。」


「今日はボク達おやつまでに帰ってこれないから、ユーキにボク達のおやつあげるね。夜には帰ってくるから。」


「「行ってきます!!」


 2人ともすぐに窓から飛んでっちゃいました。どうしたのかな?でも夜には帰ってくるんだよね。

 2人はお出かけしちゃったけど、僕達はそのまま冒険の続きして遊びました。石を見つけたり花を見つけたり、とっても楽しかったよ。


 おやつは2人の分みんなで分けました。今日はお父さんもお母さんもみんなでおやつ食べたんだ。お家に帰って来てお父さん、ずっとお仕事のお部屋から出てこなかったの。お父さんのお仕事のお部屋の前に、いつもアシェルがいたんだ。ずっと立ってるのって聞いたら、それが今のアシェルのお仕事なんだって。立ってるお仕事もあるんだね。


 おやつが終わったとき、アシェルがお父さんにお手紙持ってきました。


「珍しいな。部屋の方じゃなく直接持ってくるなんて。まさかまた何かあったのか?」


「何かあったのかという言葉があっているかも知れませんね。ハロルド様からお手紙が届きました。」


「ハロルドだって!突然手紙を送ってくるなんて、あいつ今どこで何をしているんだ。」


 なんかぶつぶつ言いながら、お父さんがお手紙開けて読み始めました。ハロルドって誰かな?手紙を読んでるお父さんのお顔、おでこのところがしわしわになってきました。嫌そうなお顔してます。

 全部お手紙読んで、それからじいじにその手紙渡しました。じいじもおでこのところしわしわになっちゃいました。


「どこで何をしてるかと思えば、出て行ってからずっと冒険者をしておったとは。途中で仕事を放り出して行きおったから、帰って来たら説教してやろうと思っとったが、やっとそれが出来そうじゃわい。」


「あら、あなた帰ってくるの?」


「ああ、もう少し雪が溶けて歩きやすくなったら帰ってくるらしい。どこで聞いたか、ユーキのことを知っていた。子供が生まれたらしいなと書いてあった。」


「とうしゃん、だれかくるでしゅか?おともだち?」


 あのね、お父さんのお友達じゃなかったの。お父さんの兄弟なんだって。お父さんがお兄ちゃんでハロルドっていう人が弟。

 兄弟…。僕もアンソニーお兄ちゃん達と兄弟。僕はお兄ちゃん達と一緒にいられて嬉しいし楽しいから、学校から帰って来てくれるととっても嬉しいの。でもお父さんは違うのかな?お父さんもじいじもそれにばあばもおでこしわしわで、帰って来たらお説教って言ってる。お説教って怒られるってことでしょ。


「とうしゃん、きらいでしゅか?おでこちわちわでしゅ。しょれにおこるでしゅ。」


「ん?ああ、違うぞ。嫌いじゃないぞ。ハロルドはずっとお家に帰って来てないんだ。お仕事しないでどこかに遊びに行っちゃったままなんだ。だからお父さんもじいじもばあばも怒ってるんだ。今までどこにいるのかも分からなかったからな。」


 お仕事しないで遊びに行っちゃったの?お仕事嫌いなのかな。じゃあお父さんと一緒だね。だっていつもアシェルに怒られてるもん。オリバーさんにも。でもいつもは怒られるお父さんが怒る番なんだね。お母さんにそう言ったらお母さんに笑われちゃったよ。じいじもばあばも笑ったの。僕変なこと言った?


「ユーキ様はしっかり見ておられるようですね。」


「違うぞユーキ、お父さんは仕事はちゃんとしているぞ。」


「それでは旦那様、ユーキ様のお手本になるように、これからすぐに仕事に戻られた方が良いのでは。」


「いやいや、休憩は必要だろう。」


 お父さんアシェルに連れて行かれちゃった。お父さんクッキー1枚残ってるよ。僕もらってもいいかな。

 

 お父さんのクッキーもらって、おやつの後はじいじの木の所に行きました。雪のお家で遊ぶんだ。だんだん雪が溶けてきちゃって、雪だるまさんも雪のお家も溶けてきました。あとちょっとしか遊べない。


「良いこと思いついた!」


 遊んでたら急にモリオンが大きな声でそう言いました。良いことって何かな?ワクワクしながらお話し聞きます。


「今から僕が雪を仕舞っておけば良いよ。雪のお家も、雪だるまも。それで遊びたい時に出すの。暑い日はエシェットに氷の魔法で冷やしてもらって、また雪が降る季節になったら、新しいお家と雪だるまに交換するの。そうしたらずっと遊べるよ」


 ふわわ!それが良いよ。だってそれならずっと遊べるんだもん。お家のお庭だからお父さん怒らないはず。そうしよう!

 今日から雪だるまさんも雪のお家も仕舞うことにしました。そうすればこれ以上溶けないから。モリオンが全部仕舞ってくれて、積もってた雪も少し仕舞いました。迎えに来てくれたお母さんね最初はダメって言ったんだけど、エシェットが雪がない時は結界で他の人から見えなくしてくれるって言ったら、


「きっとこのままダメって言ってても、やっちゃうわよね。」


 って、絶対に家族とお家にいる人以外に見せないお約束しました。良かったぁ。


 夜のご飯の時にお父さんにちゃんと言ったよ。お父さんまたガックリしてました。お父さんガックリ好きだね。


 その夜、ディルもリュカも帰って来ませんでした。夜は帰って来るって言ったのに。何かあったのかな?お怪我とかしてないかな。僕とっても心配です。明日も帰って来なかったら探しに行かなきゃ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 更新お疲れ様です\(^_^)/ 久々のお家での日常回でしたね。 ディルとリュカはどうしたんだろう(^o^;) そして、エシェットはやらかす前提でフォローしてますね( *´艸`)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ