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優しい家族と、たくさんのもふもふに囲まれて。〜異世界で幸せに暮らします〜  作者: ありぽん


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107元通りになりました?

「さて、私はこれの事でも考えるか。」

 お父さんとアシェルは何か話を始めたけど、難しいお話みたいだから、僕はあの小さいねこさんとお話してました。

 2人はね自分達の住んでた場所は、あのお頭達に壊されちゃったから、ねこさん達のお父さん達が戻って来たら、お家探さなくちゃいけないんだって。他の皆んなもそうなんだって。そっか…。お家見つけなくちゃいけないんだ…。

「どんなところ、しゅみたいでしゅか?」

「たくしゃんきがはえてて、たくしゃんごはんたべりぇるところがいいなあ。」

「あたちは、みんなでゆっくりごりょごりょできりゅとこがいいなあ。しょれから、ユーキたちとあしょべるように、ユーキたちのおうちの、ちかくがいいなあ。」

 そうだね。僕も2匹のねこさんと遊びたい。でも、僕のお家の周りに森ないよ。残念。うーん。お家の近くで、1番近い森はどこだろう?それでその近くの森に、ねこさん達のお家作れないかなあ。そしたら、マシロに乗ってか、お父さん達とお馬さんか馬車に乗って遊びに行けると思うんだ。

「ねえユーキ。この森はどう?さっきマシロに聞いたんだけど、この森ユーキのいる街から、とっても近いんだって。ここにはほら、あの洞窟もあるし。まあ、洞窟の周りはあのお頭のせいで、隠れる木とかないけど…。」


 皆んなで洞窟を見ます。今の洞窟の周りには何もありません。来た時は木がたくさん生えてて、ねこさん達が隠れられる場所があったけど、今は道みたいに、きれいに何もありません。

 僕は洞窟に近づきます。皆んなも後からゾロゾロついて来ました。ねこさん達に前のお家のこと聞きました。前のお家は木の上にあったんだって。お父さん達が木の枝とかか葉っぱとか使って、お家作りました。でもね、風の強い日や寒い日はとっても大変だったって。皆んなで一緒に寝てても寒くて、こういう洞窟があったらいいのにねって言ってたんだって。

 ならこの洞窟はバッチリだよね。でも木がないし…。お頭何で木をなくしちゃったの?もうダメダメなんだから。

「しゅぐにたくしゃん、きがはえたらいいのにね。」

 僕がそう言ったらキミルが、

「ユーキ。僕出来るかも。ユーキとお友達になったから、前よりいろんな事、出来ると思う。やってみる。2人とも木がたくさんがいい?」

「「うん。いっぱい!!」」


 キミルが洞窟の前にに行って止まりました。それから体がポワッてなって、僕達はそれを静かに見てました。邪魔しちゃダメ。だって木が生えたら、ねこさん達ここに居られるかも知れないもんね。

 ちょっとして洞窟の周りの地面が、やっぱりポワッて光り始めたんだ。それからすぐでした。ばばばばばってたくさんの木が生えてきたんだ。最初に来た時よりも、もっともっとたくさんの木です。それでそのたくさんの木が、洞窟見えなくしちゃいました。

「ふわわ!キミルしゅごいでしゅ!!きがたくしゃんでしゅう!!」

 皆んなで喜んで、僕は頭の上で拍手です。喜んでたら、向こうの方にいたお父さん達が慌てて近づいてきて、それから叫んでました。


<ウイリアム視点>

 地響きがした。ここにまだ残っていた盗賊が何かしたと思い、急いでユーキ達の方を見た。が、とんでもない物を見てしまった。そのとんでもない物が終わり、ユーキ達の喜びはしゃぐ声がした。ユーキは頭の上で拍手までしている。

「何だこれはあああ!!」

 私の声が森の中に響きわたった。さっきまでエシェットの攻撃で、平らな地面と化していた所が、今では木が鬱蒼と生え、洞窟の事を隠してしまう程だった。そしてそれだけではない。それは遠くまで見えている所までだが、エシェットが破壊してしまったところを全て元のような森へと変えてしまっていた。

 何だ。何が起こった。これ以上面倒事を起こさないでくれ。ただでさえこれからの事で頭が痛いのに。


 さっきのエシェットの話をまとめて、多分エシェットが破壊した遠くの方の森は、やはりここの森から1日、街からは1日半くらいの森ではないかとアシェルと予想を立てているところだったんだ。何故そんな予想を立てて話さなければならないか。それは破壊された森の報告をしないといけなかったからだ。

 ルオンが消えた今、残りの盗賊に関しては、捕まえてそれ相応の罰を受けさせればいいことだ。それは簡単なことで問題など何もない。しかし、破壊された消えてしまったと思われる森の被害状況、今いる森の被害状況を、まさか盗賊がやったとはとてもじゃないが言えるわけがない。どんな凄い魔獣だってあれは出来ないだろう。

 となると原因を他に考えなければいけなかった。エシェットの事が話せないのに、どうやって説明すればいいのか。


 そしてその問題で頭が痛くなった時に、さっきの事が起こった。

 何で規格外の事ばかり起こるんだ。確かに地形は変わってしまったかも知れないが、それでも森が復活してしまっている。これならこの森の事は、そんなに詳しく報告しないで済むはずだ。少しくらいなら盗賊のせいに出来る。私はユーキ達に近づいた。

「ユーキ何をしたんだ。」

「キミルがなおちてくれたでしゅ。ねこしゃんたち、ここでしゅむでしゅよ。そしたらぼく、あしょびにこれるでしゅ。」

 ユーキは興奮したまま、鼻息荒く教えてくれた。まあ、ほとんど私は理解出来ていないが。これはゆっくり1つずつ聞くしかないか。私は小さくため息をつくと、ユーキのことを抱き上げた。今だに興奮したままのユーキ。確か妖精のリュカの方は、まともに話が出来たはずだな。手伝って貰うか。ユーキにお願いしてリュカに粉をかけてもらい、話を始めた。

 そしてその話のおかげで、もう1つの森の破壊も、どうにかなるかも知れないと、希望を持つ事が出来た。


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