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問おう! 貴方ならこの状況、歓喜しますか? 絶望しますか?  作者: Teko
1章 残念美少女に転移しました
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06 様子がおかしくなります

 

 男の子が女の子に告白するのは結構勇気がいる行動だ。何せ相手の気持ちが解らず、どれだけ努力をしても相手の気持ち次第で結果が右往左往してしまうからである。


 ある程度親密にしていれば、結果も導きやすいかもしれないが、この遺書に記されているように彼女が独りぼっちであれば、男の子からすると相当の覚悟が必要である。


 何故なら彼女はこれだけの美人、可愛いさを兼ね備えているからであり、交友の機会がなかなかなかったからである。


 おそらく女の子が調子に乗るなと言い放ったのは可愛い外見による嫉妬とその体質……あれ? 体質ってもしかして容姿の話じゃないよね?


 ここまで読んだ遺書の内容から少し考えたが結論が出ない。再び、遺書に目をやる。


 『学校での出来事を両親は勿論、周りの大人にも話しましたが、近所の人達やママは大丈夫だよとしか言わず、パパは……』


 パパは? パパは何て答えた!?


 『そいつらはお前を狙った狼だ! 嫌がらせをして困らせたところに食べてしまうつもりだろうからなと言われました。とても怖かったです』


 パパぁ!? 娘が可愛いくて心配な気持ちはわかるけど、不安がってるところに追い打ちかけちゃダメでしょ!


 『その後もいじめはエスカレートし、男子からはチラチラと顔を赤らめながら見ては挙動不審な行動をとり、きっとパパの言った通り食べる機会を(うかが)っているのだと思います』


 違ぁう!! その挙動不審な行動は君が可愛いから気になって気になってしょうがないって気持ちなんだよ! ていうかこの()、結構その辺疎いんだな。


 『女子からは調子に乗らないでと相変わらず言われ続けました。身に覚えがないのに。中には涙目で貴女のせいでと言われ、鬼気迫る表情で怒られたこともあります』


 あー……。


 おそらくだが彼女はモテまくっていた。男子から告白され続けるも怖かったから拒否し続けてたら、女子からは調子に乗っているように見えた。


 涙目の女の子はおそらく好きな人でもいたのだろう。断られた理由が彼女なのではなかったのだろうかと結論づけられる。


 『そんな中、私に闇の魔法の才能があると言われ、神が私に与えた災いなのだと感じました』


 ん? ここで体質の話? しかも闇魔法!? この世界では闇魔法は悪者の象徴なのかな?


 『ですが、先生方やママは凄い才能だと大喜びしていましたが、パパが……』


 またか!? またパパが何か言い出すのか!?


 『闇魔法なんてお前には似合わないし、絶対違う! みんな可愛いお前を困らせて楽しんでるんだと言われました』


 パパぁ……もはやツッコむ元気も湧かない。


 『でもパパが言うことは違っており、どんどんと闇魔法の才能に目覚めていき、同時に不安も募るばかりでした。そんな不安を一掃してやるとママは……』


 今度はママか。この流れを察するに嫌な予感しかしない。


 『そんなに自信がないなら一流の魔法学校にでもぶち込んでやると王都の学校へ無理矢理受験を受けさせられました』


 ママ、荒療治に過ぎる。ここまで読む限り、被害妄想が結構激しく勘違いを起こしまくってるんだから、落ち着いて話し合おうよ。


 『そして、受験は合格。また、新たな環境で新たないじめがあると考えると嫌になってきます』


 うわぁー……もうこの()、考えが後ろ向きにしか考えられなくなってる。こりゃダメだ。

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