06 心配と信頼
「すまない、助かった」
「いや、俺達こそビックリしたよ」
そう言いながら、俺達はテレビで状況を確認する。
『――今現在も、この二人組は逃走を続けており、警察は非常態勢を敷くなど――』
監視カメラの映像から、バッチリとデューク達の顔が映っており、かなりの大事になっていると、苦笑いが止まらない。
――俺達はニュースでデュークとシモンがこちらへ飛ばされたことを知ると、目撃されたところ付近を捜索、かなり消耗していたところを発見したのだ。
その後は監視カメラが設置してある隆成のマンションに連れて行くわけにも行かず、かと言って大介や慎一郎の家もマズイ。
異世界事情を知っている大人は俺の両親くらい。
なので消去法として、なんとか俺の家に連れて行くことに成功した。
「しかし、お前……男だったんだな」
「はは……」
そんな助けてもらってなんだが、あの女の中身が男ということに、複雑な心境を抱いているみたいな顔はやめてほしい。
狙ってリリアになったわけではないので。
「はーい、どうぞ」
「ど、どうも」
隆成達は冒険者特有の服装に興味深々の中、母さんは相変わらず、自分ペースでお茶を置いていく。
「にしても凄えな! 異世界の冒険者って感じ!」
「あ、あの。この剣はやはりテレビでも言われてた通り、本物のなのですか?」
「なあなあ、アンタ達の世界ってどんな感じ?」
質問攻めに合うデューク達。
助けてもらった手前、強く拒否することもできず、
「ま、まあ特別に見繕ってもらったヤツだからね。この剣も本物さ。ほら……」
シモンがすらっと剣を抜くと、歓声が湧く。
「「「おおおおーーっ!!」」」
いつも割と冷静な隆成ですら、興奮した様子。
そんな連中らを横目に、デュークから事情を尋ねる。
「どうしてデューク達がここにいるの? 十中八九、クルシアの仕業だろうけど……」
「ああ。ザーディアスとバザガジールにやられて、この世界に繋がる次元の穴に放り込まれた」
「おっさん?」
俺は暗殺計画を知ったのは、クルシアとの会話の時。この段階ではデューク達がアジトに潜入していたことは知らなかったことからの疑問。
それをデュークは説明すると、
「あの穴の原因はお前か?」
「……ごめん。もっと細心の注意を払っていれば、二人までここに来ることはなかったはずだからね。あの後、戦闘はどうなった? 二人以外は誰か来てないの?」
「恐らくは来ていないはずだ。ザーディアスがクルシアと会話していたのを辛うじて聞いていた。検証がどうとか……。戦闘に関しては知らないとしか答えられない。俺達も途中から強制離脱させられたからな」
穴に放り込まれたと言っていたことから、そう予想を立てるにも難しくはない。
「じゃあ今尚、戦闘は続いているのか……」
こちらとの時間のズレは多少こちらの方が遅いくらい。
下手すれば終わっている可能性もあるが、結果は都合の良いものを想像したいものだ。
「なあ、かっちゃん? 時間経過がほぼ同じくらいなら、結局、今すぐ戻れないと意味ないだろ? とりあえず落ち着こうぜ」
「……今のお前には言われたくない」
シモンから本物の剣を握りながら、子供みたいにキラキラした瞳で言われても説得力ない。
「そうだ、戻れるんだろうな!?」
デュークが珍しく困惑している。
以前会った時は、皮肉混じりに文句の一つや二つでも語っていたはずなのに。
「いや、その戻れる手段を探してる段階だ。最悪、こちらからは戻れない可能性もある」
「「……」」
デュークとシモンは、信じたくはないとその場で固まり、ガタンと椅子に座り込んだ。
「そうか。それもそうだな。この世界には魔力も感じない」
「しかも俺達は今、指名手配犯のようだしね」
二人はテレビについての理解は早かった。
何せ自分達が映像として映っていたのだ、これは情報を促す魔道具として認識できる。
ちなみにニュースが終わり、ドラマが流れております。
「そりゃあこんな物を片手に持って、街中走り抜ければ、指名手配もされるわなぁ」
「武器の所持を認めていないのか?」
「こっちの世界は向こうみたいに物騒じゃないからね。魔物も出なければ、そんな武器を持つ人間は先ずいない」
コンビニ強盗とか銀行強盗とか出なければ、いないと断言できたのだがな。
それにこの国では認められてないが、一部の外国は持ってたりもするしね。
「だからそれ、持ってるだけで犯罪者扱いなの。銃刀法違反っていう法律でね」
「……なるほどな。これがこの世界の常識というわけか」
デュークにしては聞き分けがいいな。
本当に文句の一つ、二つ言ってきてもおかしくないはずだが、
「なあデューク? 悪いもんでも食べたか?」
「は? 何故だ?」
「あらやだ。私の料理はお口に合わなかった?」
俺はここに来る前にという意味で言ったつもりだったが、
「い、いや。そんなことはない。美味かった……です」
ここに連れて来た時、もほど腹を空かせていたようで、母さんが食事を用意したら、ガツガツと食べてたからな。二人共。
「えっとオニヅカさんでいいかな?」
「うん」
「はい?」
鬼塚はここには二人いる。俺と母さんだ。父さんは部屋でお仕事中。
「えっと、俺のことは勝平でいいよ」
「あっ、ごめんなさい。息子さんに話そうと思ってたんです」
「あらあら。私の方こそごめんなさいね」
呼び方も追々に、シモンは話そうとしていたことを語る。
「俺達は貴方のこと、感心しているだけですよ」
「感心ですか?」
「ああ。勝平さんは俺達の世界に移動したにも関わらず、結構上手く立ち回っていたようだったからね。俺達なんかはいきなり指名手配犯だ。驚いたよ」
確かに二人共、かなり意気消沈した様子だったからな。
「いやいや! 俺が上手く立ち回れたのは、異世界モノの話とか読んでたりとか、向こうの世界は結構自由な面も多かったからだよ。こっちの世界はルール、ルールばかりで狭っ苦しいからね」
まあ世界の良し悪しはあると思う。
こっちがこれだけ平和なのも、その雁字搦めのルールが、秩序を作っていった結果のもの。
向こうにもルールはあるだろうが、現代社会ほどではないだろう。
実際、武器の所持を認めているのだって、向こうにはそのルールを理解できない魔物という、絶対的存在がいる。
だからこちらでは認められない武器の所持が許されているし、そもそも技術が根本的に違うこともあり、文化などの進化にも差は発生するもの。
もはや仕方ない。
「異世界モノ? 何だそれは?」
すると大介がスマホを取り出し、購入した漫画を見せた。
「ほら、こういうの」
「大介君。彼らに見せても字が読めないのでは?」
「あっ、そっか」
「まあ、そうだが……」
絵を見ればある程度は把握できると、鑑賞する。
というか、
「言葉はわかるんだね?」
「そうだな。確かに言語が通じている……」
俺の場合は外見がリリアだったから、言語が自然と理解できたのには納得いくが、デューク達は異世界から飛ばされてきたかたちだ。
すると大介が楽しそうに語る。
「それはやっぱり、異世界転移した時のお決まりでしょ? 都合良く言語がわかる設定、みたいな?」
「は、はあ……そんな決まりもあるのか?」
それは法律ではない。
だがあながちその意見は的を抜いている気がした。
「いや、そのご都合主義かも」
「かっちゃん、その心は?」
「デューク達は無理やりとはいえ、異世界を渡った。ケースケ・タナカの血を継いでいる二人なら、何かしらこちらの調整が入ってもおかしくない」
「あー……なるほどな」
言語調整を受けただけでも、運が良かったのだろう。
「それで? これからこのデュークさん達はどうするよ?」
「とりあえず元の世界に向かう方法を探しつつ、二人にはこちらの生活に慣れてもらわなくちゃね」
「とはいえ、今すぐは難しいだろ」
「はは……」
デュークは、ドラマが流れるテレビを見ながら、現実的ではないと落ち込む。
やはり異世界に来て、通り魔扱いされた挙句、極限状態で逃げ回っていたのは堪えたようだ。
「まあ、しばらくはウチに匿うしかないだろ? いいよね、母さん?」
「ええ。別に構わないわよ。勝平ちゃんがリリアちゃんだった時のお友達なんでしょ?」
友達かと聞かれると、はい、とは答えられない。
結構失礼なことも言ったし。
「お友達と呼べるほどの関係ではないが、弟が世話にはなっていた。……世話になってばかりで申し訳ない」
なんだか気味が悪いほど、素直なデュークのことを兄シモンにこそっと耳打ち。
「……デューク、どっかで頭でも打った?」
「……珍しく素直になってるんだ、放っておこう」
「――さっきから失礼な奴だな、貴様は!! ……慣れない世界に飛ばされて、平常心でいろという方が異常だろ?」
まあそれに関しては同意見であるのは、大介達もそうで、
「だよなー? この異世界モノとかさ、一話で異世界に突然放り出されたにも関わらず、瞬時にその場のことを理解して、向こうでの人生とかまったく気にする様子もなく、順応してるしな」
「あー……わかります。話の内容を進めやすくするためとはいえ、これは急展開過ぎるでしょう」
「急展開ってより、主人公の心情おかしいでしょ? 俺達の世界のこと、微塵も未練なさそうじゃない」
まさかこんな会話を隆成がするとは。
転生なら、死んだから仕方ないで諦めもつくのはわかるが、転移の方は話が違う。
大体は俺やデューク達みたいに強制的に飛ばされて、自分の常識が通用するかもわからない世界に飛ばされたにも関わらず、簡単にそこの人達に順応、信頼し、自分も向こうの世界などまったく気にすることのない心情の書かれ方には異常性を感じる。
特に自分の職業を活かした転移系、スローライフが特にそうだろうな。
一応、ブラック企業に勤めていた設定なら、違和感がないが、最近ははしょってるのも多い。
そこは出版社としても、主人公に感情移入させることが重要視されるはずではないのかという疑問を抱くところだ。
出す方も出す方である。如何なものか。
「まっ! だからデュークさん達の心境は普通だよ。リリアちゃんも最初はめちゃくちゃ気が動転してたし……」
「そ、そうなのか?」
「そりゃあもう。だってリリアちゃんに関しちゃ、これだぜ?」
隆成は俺のことを指差す。
「おい。これって何だ?」
するとデュークとシモンは気の毒そうな顔をした。
「あー……なるほど」
「お、俺達は運がいい方か」
「おい! それは俺みたいなチビ男子じゃなくて良かったって意味か? それとも単純に女の子が男の子に急になったことへの同情心か?」
「一応、後者だな」
「一応、後者です」
「――一応!?」
デューク達はリリアの当時の心境には同情を禁じ得ないと苦笑い。
自分達も急に性別が変わるとなると、それはさすがにキツそうだと考えているようだ。
「となれば、お前も結構大変だったんだな」
「……それ聞く?」
「それは俺達も聞きたい!」
「それは僕達も聞きたい!」
「それはオレ達も聞きたい!」
隆成達も興味深々で尋ねてくる。
確かにクルシアのことしか話しておらず、向こうでの生活のことや女の子としての生活については話していない。
『たなかけいすけ』のことを調べるので、やっとだったしな。
「どうせすぐには向こうに行けないわけだし、時間軸もほぼズレが無いんだろ? デュークさん達が飛ばされたのって確か……」
「もう八時間は経過してる」
シモンは心配そうに俯いて答えた。
すると隆成が、そのシモンにガッと肩を組んだ。
「そんな顔すんなって。置いて来た仲間がそんなに信用できないか?」
「そ、そんなことはない。ないけど……」
「隆成。心配と信頼は違うだろ?」
「違わねーよ」
そう答えた隆成は、ふっと優しく微笑んだ。
「大切な連中らを心配する気持ちはわかる。大切だからな。だけどさ、自分がこんな状況なのにその大切な連中らを心配し続けるのは、それは信頼できてないことにならないか?」
「なるか?」
「なるだろ? だってだいちゃん、かっちゃんのこと、そんなに心配してたか?」
大介はキョトンとしている。
そういえばそこまで心配してなかったかもといった表情。
「そういうことだよ。向こうの方が大変なのに、こっちが身構えててもしょうがないだろ? 向こうが心配して欲しいならまだしも、それって余計なお世話だろ? 自分の心配しろって話。だからさ、かっちゃんもデュークさんもシモンさんも、今は自分の心配しろよ。向こうは向こうで頑張ってるからさ」
確かに俺達が戻りたいと望んでいる背景には、クルシア達と戦闘していたみんなが心配ということが前提にある。
戻れない可能性もあることを考えれば、自分の身の振り方は後回しになっていたかもしれない。
「下手に心配するくらいなら、自分達が居なくたって、上手く退けてくれるって信じられた方が向こうも嬉しいだろ?」
「……そう、だな」
「心配はもう少し心に余裕ができてからでいいさ。しかもその方が落ち着いた対策が浮かぶかもだぜ?」
その意見に納得がいったのか、デュークとシモンは、
「そうだな。感謝する」
「うん。落ち着かないと、いい案も浮かばないからね」
みんなを信頼することで心の整理をし、落ち着いた考えができるようになる、か。
俺ももっと見習うべきだなと思ったが、
「それでもお前達はもう少し心配してくれても良かったよな? 大介や慎一郎に至っては割とけろっとしてたし……」
「何だお前? めちゃくちゃ涙流しながら、再会を喜んで欲しかったのか?」
それを言われると女子ならともかく、男は気持ち悪い。
「それに勝平君自身はそのままなんです。感動しづらいでしょ?」
それも言われてしまうと、感情移入はしづらいな。
「……ご、ごもっともです」
論破されてしまった。
「まあそれに向こうで女の子楽しんでるって思ったら、心配どころか逆にむかついたしな」
「「同意!」」
「――おい! 隆成に関しちゃ、その辺は寛容だったろ!?」
「いやいや、それはそれ。これはこれ。未来的なことを考えれば、女の子になるのはちょっとって思うけど……」
男に抱かれたりとか、子供産んだりとかは男には想像を絶するだろうな。
「よく考えれば、普通にきゃぴきゃぴしてる光景に混ざってるって考えると羨ましいと思うのは普通だろ? 男子だし」
「「そうだ! そうだ!」」
「あ、あのな……」
するとデュークも意見する。
「まあ確かに、向こうでのリリアがお前なら、女子の生活は随分と馴染んでいたのではないか? 女友達と仲が良さそうに見えたが?」
「お、お前まで何を……」
すると大介と慎一郎を筆頭に、質問攻めの構えを取る。
「というわけだ。向こうでの女子ライフを送ってきた変態紳士のお話を詳しく訊こうじゃないか?」
「女の子との嬉し恥ずかしきゃぴきゃぴライフを訊こうじゃないか!!」
「――お、俺は変態紳士じゃない! 後、慎一郎! 血涙するほど羨むな!!」
俺がそんな揉みくちゃにされている中、
「はははっ!」
隆成は楽しそうに笑っている。
にゃろう……。
そんな隆成にデュークが話しかけている。
「すまないな。気を遣わせたようで……」
「ん? そうでもないさ。むしろ余計なお世話かなって思った」
「そんなことはない。救われているよ」
デューク達の心境は俺以上のものだろう。
俺は元の姿に戻れて、元の世界に帰ってこれただけだ。
最悪、元の生活に戻るだけだ。
アイシア達に別れを告げることはできなかったという後悔は残るだろうが、どうにもならないなら、それも呑み込むしかない。
だけどデューク達は元は向こうの人間だ。
しかも俺とは違い、別人の身体ではなく、本人の身体で来ているのだ、見通しが立たない未来には不安を覚えるだろう。
まあ最悪、帰れない場合はこちらに順応できるように、サポートしてやるつもりだ。
だが本当なら元の世界に戻してやりたい。
あんな痩せ我慢をさせるような顔をさせたくはない。
「――だああああーっ!!」
俺は変に突っかかる二人を払い退ける。
「明日から本腰上げて、調べるぞ! デュークもシモンも元いた世界に帰してやらないと……」
「お前……」
「だな」
ころっと態度を変える隆成に、俺は眉をヒクヒクと動かす。
「お前、半分遊んでるだろ? 都合の良い味方ばかりするな!」
「何言ってんだよ。俺は必要なことしかしないぜ? かっちゃんを弄るのは場を和らげるため、今の意見に賛同するのは、この二人とお前のため、そして……俺達が知らない大事な世界のため、だろ?」
「……」
そう言われてしまうと、反論もできん。
「じゃあとりあえずは、また隆成んちで情報収集だな?」
「いや、俺は先ずデュークとシモンにこっちの世界についての説明と、『たなかけいすけ』についてこの二人から聞く」
「タナカ……ケイスケ?」
あー……ケースケ・タナカで通してたからな。向こうでは。
「ケースケ・タナカのこと。二人はその子孫だろ? なんでもいい、情報が欲しい」
「……元の世界に戻るためか?」
「ああ」
こちらでの『たなかけいすけ』の情報はほぼ無い。
たが向こうでは子孫であり、実家にいた機会もあった二人だ、多少なりとも逸話を聞いている可能性がある。
そこから個人的情報を取得できれば、性格から行動を割り出せるかもしれない。
「ていうかその『たなかけいすけ』、お前は知らないのかよ。勇者として祭り上げられてたんだろ?」
「ケースケ・タナカの残した日記は、一応全部目を通したが、全部ひらがなだったせいもあってか、上手く内容が入ってない」
目がチカチカして読むのに必死だったのは覚えてるんだが、文字を読むのが嫌いという言い分が理解できる光景だったりする。
「でもそこからわかることもあるんじゃないか?」
「そうだなぁ……とりあえずガキ臭い性格をしているのと、変に気を使って頭が回るのかと思いきや、意外とヘッポコそうだったり?」
フィンが大精霊から聞いた印象、ひらがなまみれの日記など、俺がなんとなく理解しているケースケ・タナカの印象を集めるとこんな感じ。
するとその子孫はちょっと嫌な顔をした。
「まあ別にそこまで尊敬してるわけでもないが、一応、身内になるわけだからな」
「わ、悪い」
でもその性格を考えて、どんな行動をしていた人物なのかを探れば、自ずと答えは見つかるだろう。
「じゃあ今日はもうゆっくりお休みなさい。明日から頑張るんでしょ?」
今までの話を聞いていた母さんは、先ずは休むことを勧めた。
「えっと、しばらく世話になる。よろしく」
「はーい。よろしくお願いします」
こうして戻ってきて二日が経過した。
向こうの世界では、もうとっくに戦闘は終わっていることだろう。
俺が異世界転移した時間軸と、デューク達がこちらへ飛び込んできた時間軸が調整されていなければそうなる。
何せ俺が転移したのは、魔法陣が発動した際のことだ。
その際には次元の穴が空いていなければ、デューク達がここにいることはないだろう。
隆成には、心配するな。信頼しろと言われたが、どうにも心配でならない。
向こうに行ったリリアもそうだが何より、俺がいなくなったことで困惑はしていないだろうか。
みんなの無事とあわよくばクルシア達を倒してくれていると信じ、元の世界に帰る手段を模索するのだった。




