登場人物紹介(最終章)
連続更新(59.60.ep.紹介)の最終話となります。
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【クラリス】
親善大使として夫であるコリンズと共にムーンフォレストに駐留する。
燃え上がるような恋の末に掴んだ幸せを、決して離すことがなかったという。
【コリンズ】
親善大使の夫としてクラリスとムーンフォレストで公務に励む。
結婚してからクラリスのヤンデレぶりに薄々気付き始めたが、追求する勇気はなかったようだ。
【ゼイベル】
嫉妬の権化と化した男たちとの戦いの果てにムーンフォレスト王国へ辿り着く。
それからは妻である兎耳の少女と共に、彼の地で初心者の館を開き数々の名冒険者を生み出した。
【ソーン・イクシル】
継承戦争で失脚した先代騎士団長の跡をつぎ、二代目の騎士団長となる。
後に同僚の男性と結婚はしたものの、最後まで王国内で友人はできなかったようだ。
定期的に行われる合同演習でムーンフォレストに来るのだけが楽しみだと語っている。
【ロウ・フルール】
フォーリッツからの親善大使としてムーンフォレストに滞在中、
ある獣人の男性と恋に落ちてそのまま電撃的に結婚した。
その後はムーンフォレストに籍を移し、魔法使いとして活躍する。
王妃とはケンカ友達として仲良くもなく嫌い合ってもいない不思議な関係だった。
【ストルム・ヴィルトヴェイン】
シュウヤによって心をへし折られ教会に出家。
辺境の地にて静かに教本を読み解く日々を過ごした。
【ケイン】
その後も冒険者を続け、女性を助けては順調にハーレムを拡大していった。
しかし女性たちの些細な揉め事が発端となった修羅場が原因となり、
ある街で大規模な刃傷沙汰を引き起こす、その時に負った刺し傷が原因で若くして死亡。
最後まで己の行動を省みることがなかったようだ。
【アラキス】
フォーリッツ王国の王位を継承後、国内の亜人達の待遇改善に奔走する。
多くの陰謀と粛清の果てについに目的を達成し、晴れてシーナを王妃に迎えた。
それが正しい選択だったのかどうか、それは後世になるまではわからない。
【シーナ】
アラキスが王位を継いでから数年後、フォーリッツ王国の王妃となった。
なれない仕事と周囲からの妬みや誹謗中傷に体を壊して若くして伏せりがちになる。
しかし、愛するアラキスとの間に子供を設けることが出来て、本人は幸せだったようだ。
【ティルカ】
新たに創設された獣人達の部隊を率いる事になった。
アラキスに抱いていた小さな恋心をその胸に秘めたまま。
【リアラ】
ムーンフォレスト王国の辣腕宰相として長きに渡り活躍する。
王族の教育係として多くの子供たちの面倒を見たが、
結局自身の伴侶を見つけることは出来なかったようだ。
【葛西 誠】
就任後、無敗の騎士団長として活躍する。
妻であるクリスと、その子供たちを目に入れても痛くない程に可愛がっていた。
後に娘に恋人が出来たりしたことでやきもきしたり、それとなく避けられるようになったり、
父親の悲哀を存分に味わうことになる事は、この時はまだ誰も知らない。
【クリス・カサイ】
マコトの妻として、公私に渡って支え続けた。
彼との間には娘が二人と息子が一人、子宝にも恵まれて幸せな生活だったようだ。
【フェレ・キサラギ】
ソラと一緒になるために、敢えてシュウヤの夫人となった。
終ぞ王とは男女の関係にならなかったようだが、王妃の娘たちを可愛がり幸せに過ごした。
後の世で伝説の歌姫と長く語られるようになる事は、当時の人間は想像もしていなかったとか。
【ルル・キサラギ】
初代ムーンフォレスト王の第三夫人。
近衛騎士としての公務をする傍ら、時折王の寵愛を得る悠々自適な生活を送る。
時折やってくるソーンとはいつの間にかライバルのような関係となっており、
競い合える良き友人になっていたようだ。
シュウヤとの間に息子一人、娘一人を設ける。
【ユリア・キサラギ】
初代ムーンフォレスト王の第二夫人
ソラの後を継ぎ筆頭侍女として秘書のような役目をこなしながら、公私に渡って国王夫妻を支えた。
子供たち全員の母親のような立場になっており、本人もそれはまんざらではなかったようだ。
後に故郷の両親家族を国へと招き、家族思いの娘として語られる。
シュウヤとの間に息子一人、娘二人を設ける。
【如月 秋夜】
異世界に召喚された後、紆余曲折あって初代ムーンフォレスト王国の国王となる。
歴史に名を残すほどの魔術師でもあり、剣士でもあったという。
彼の統治の元、ムーンフォレストは豊かな国となっていった。
大変な愛妻家であり、王妃との恋物語は何冊も出版され、国中の乙女を燃え上がらせたとか。
しかしながら不思議なことに、若い時から王妃との関係は熱愛ではなく穏やかなものだったという。
【如月 空】
異世界にハイエルフとして召還され、紆余曲折あってムーンフォレスト王国の王妃となる。
愛玩用などと揶揄されながらも、夫であるシュウヤをここぞというところでしっかりと支えた。
朗らかで快活な、いつまでも少女のように可愛らしい王妃を王と民は大層愛したという。
シュウヤとの間に王女を三人設け、愛する娘達と賑やかな毎日を送っていた。
結局最後までシュウヤに対し男女としての愛情を抱くことはなかったものの、
常に静かに傍に寄り添う姿は、夫婦のあるべき形として長く語られることになった。
ちょこちょこ修正。




