第20話 【交易世界編】 神々の宝物庫と商人の魂
SF世界。統合知性圏アークチュリア。
その、あまりにも完璧すぎる「別荘」での知的で怠惰な休暇を終えた新田 創は、次なる目的地を、あの活気と商機に満ちた交易世界に定めていた。
理由は、二つ。
一つは、日本政府から受け取った「地球のお宝」を、ラングローブ商会へと届け、さらなるキャッシュフローを確保すること。
そしてもう一つは、あの世界で得た金貨の、正確な価値を鑑定してもらうという、ささやかな、しかし重要な用件を、日本のビジネスパートナーに依頼するためだ。
彼のスローライフ計画は、もはや一つの世界に留まることなく、複数の異世界を股にかける、壮大な多角経営のフェーズへと移行していた。
創は、アークチュリアの自室で、精神を集中させた。
彼の脳裏に浮かべるのは、交易都市のラングローブ商会、その二階にある、豪華な応接室の光景だ。
黒檀の執務机、壁一面の本棚、深紅の絨毯。一度訪れただけの場所だが、彼の記憶力と【異界渡り】の精度は、もはや寸分違わずその座標を特定することができた。
わざわざ街の広場に現れて、そこから歩いていく必要はない。
アポイントメントなどという、面倒な手順も不要だ。
最高のサプライズは、最高のタイミングで、神出鬼没に現れることから始まる。
「――異界渡り」
情報化された粒子へと分解されるSF的な転移感覚とは違う。
物理的な空間そのものを、力ずくで捻じ曲げ、短絡させるかのような、力強い感覚。
次の瞬間、創は、思い描いた通りの場所に立っていた。
ひんやりとした、少しだけ古書のインクの香りがする空気。
窓から差し込む柔らかな光が、部屋の隅の埃をきらきらと照らし出している。
間違いなく、ラングローブ商会の応接室だ。
部屋には、誰もいなかった。机の上には、羽ペンと、読みかけの羊皮紙の巻物が無造作に置かれており、ついさっきまで誰かがここで仕事をしていたことを窺わせた。
創は、音もなく扉を開けると、静かに廊下へと足を踏み出した。
廊下では、数人の使用人たちが、小走りで書類や荷物を運んでいた。
彼らは、何もないはずの応接室の扉が開き、そこから見慣れぬ男――創が姿を現したのを見て、ぎょっとしたように足を止め、二度見、三度見した。
「……い、今……」
「……扉から……誰か……」
「……見間違いか……?」
彼らが、幽霊でも見たかのようにひそひそと噂し合う中、創は全く意に介する様子もなく、にこやかに軽く会釈すると、階段を下りて一階の受付カウンターへと向かった。
彼の背後で、使用人たちが「今のは一体……」「まさか、あの噂の……」と、さらに大きな混乱に陥っているのを、彼は楽しんですらいた。
一階の取引ホールは、前回訪れた時と同じように、熱気と活気に満ちていた。
創が、その喧騒を懐かしいもののように感じながら、受付カウンターへと近づいていくと、カウンターの中にいた一人の青年が、彼の姿を認め、文字通り、椅子から転げ落ちそうになった。
前回、創を「どこの馬の骨とも知れない旅商人」と見下していた、あの怜悧な顔つきの青年だった。
「あ……あ、あ……!」
青年は、口をぱくぱくとさせ、幽霊と、そして同時に王様とでも遭遇したかのような、畏怖と混乱に満ちた顔で創を指差した。
「やあ」
創は、そんな彼に向かって、にこやかに片手を上げた。
「アポイントもなしに来てしまって、すまないね。急ぎの用件でね。ラングローブさんに会いたいんだが、取り次いでもらえるかな?」
その、あまりにも親しげで、しかし有無を言わさぬ口調に。
青年は、はっと我に返ると、慌てて床から立ち上がり、これ以上ないというほどに深く、深く頭を下げた。
その動きは、もはや喜劇のようだった。
「ま、ま、魔法使い様! こ、これは、とんだご無礼を! い、いつの間に、こちらへお越しに……!?」
その声は、完全に裏返っていた。
「なに、ほんの少し前だよ。それで、会頭はご在室かな?」
「も、もちろんでございます! お、お待ちしておりました! いえ、お待ちしていたなどと、そのようなおこがましいことを! ど、どうぞ、どうぞ、こちらへ! すぐに、すぐに、会頭を呼んでまいりますので!」
青年は、完全にパニックに陥りながらも、必死でVIPとしての対応をしようと努めていた。
彼は、カウンターから飛び出すと、創を自ら応接室へと案内しようとする。その慌てぶりは、周囲の帳簿係たちが何事かと仕事の手を止めるほど、異様な光景だった。
創は、その滑稽なまでの変わり身の早さに、内心で苦笑しながら、再びあの豪華な応接室へと通されたのだった。
メイドが運んできたお茶は、前回よりも明らかに等級が上のものだった。カップも、銀の装飾が施された、より高価なものに変わっている。
その、あまりにも分かりやすい変化に、創がくすりと笑っていると、廊下の方から、ドタドタという、およそ商会の主らしからぬ慌ただしい足音が聞こえてきた。
そして、バンッ、と大きな音を立てて、応接室の扉が開かれる。
そこに立っていたのは、肩で息をしながら、しかしその顔には満面の、これ以上ないほどの歓喜の笑みを浮かべた、ゲオルグ・ラングローブその人だった。
「こ、これはこれは、魔法使い様! よくぞ、よくぞお越しくださいました!」
彼は、部屋に飛び込んでくるなり、創の手を取って、ぶんぶんと上下に振った。その力は、とても五十代の男のものとは思えないほど、力強い。
「ご連絡さえいただければ、この私めが、街の入り口で、三日三晩ひざまずいてお迎えいたしましたものを!」
「ははは、それは少し、大げさですよ、ラングローブ殿」
創は、その熱烈な歓迎に苦笑しながら、席に着くよう促した。
「……いやはや、魔法使い様!」
ラングローブは、ようやく席に着くと、興奮冷めやらぬ様子で、まくし立て始めた。
「先日お譲りいただきました、あの香辛料と塩、そして、あの奇跡のようなお砂糖! まさに、神々の食べ物でございましたぞ!」
彼は、その後の反響を、身振り手振りを交え、まるで吟遊詩人のように、生き生きと語り始めた。
国王アルトリウス三世陛下が、その味にどれほど驚嘆されたか。外交の切り札になるとまで断言されたこと。二人の妹姫君たちが、砂糖の甘さに涙を流して感動し、国庫の全てを投げ打ってでも買い占めたいと願われたこと。
そして、その数日後に催された、王宮での晩餐会。王国の中枢を担う大貴族たちが、生まれて初めて経験する味覚の革命に、いかにしてその矜持も体面も忘れ、ただの食いしん坊と化したか。武勇で知られる鉄血公が骨付き肉を手掴みでしゃぶりつき、怜悧で知られる氷の宰相が感動に目を潤ませた様を、語る。
「……というわけでして」
ラングローブは、そこまで一気に語ると、額の汗をハンカチで拭った。
「皆様からの、その、熱烈すぎるご期待が、あまりにも重く……。ええ、はい。この私め、本当に、本当に、困っておりました次第ですよ」
彼は、心底困り果てたという表情を作って見せた。
だが、その目の奥で、抑えきれない喜びと、商人としての達成感が、ギラギラと輝いているのを、創は見逃さなかった。
この狸親父、儲かって、笑いが止まらないくせに。
「ははは、それは何よりでした。私の品が、皆様に喜んでいただけたようで、私も嬉しい限りです」
創は、鷹揚に頷いた。
そして、ここで、さらなる追い打ちをかける。
「実は、少しばかり別の世界で、長い休暇を楽しんでおりましてね。それで、ご連絡が遅れてしまいました。いやはや、申し訳ない」
創は、アークチュリアでの、あの怠惰で快適な日々を思い浮かべながら、さらりと言った。
その「別の世界」という、何気ない一言が、ラングローブの心に、どれほどの衝撃と想像を掻き立てたか。
この魔法使いは、我々の世界だけでなく、無数の世界を、庭を散歩するかのように行き来しているのだ。その格の違い、スケールの違いを、ラングローブは改めて思い知らされた。
「さて、ラングローブ殿」
創は、本題を切り出した。
「今日は、そんなあなたを困らせている貴族の方々への、朗報をお持ちしました。前回お持ちした品々を、遥かに、遥かに凌ぐ……私の世界の、とびっきりの逸品をご用意いたしました。ご覧いただけますかな?」
その言葉に、ラングローブは、ゴクリと喉を鳴らし、椅子に座り直した。
彼の顔から、先ほどまでの道化たような表情が消え、真剣な商人の顔つきへと戻っていた。
創は、次元ポケットに意識を集中させた。
日本政府が、国家の威信をかけて集めてくれた「地球のお宝」。
それを、今、この異世界の商人に見せつける時だ。
彼は、まず、テーブルの上に、柔らかなベルベットの布を、魔法でふわりと広げた。
そして、その布の上に、次元ポケットから、一握りの「石」を、無造作に転がし出した。
カラカラ、と乾いた音を立てて、ベルベットの上に転がったのは、様々な色と形にカットされた、十数個の宝石だった。
燃えるような深紅のルビー。海の深淵を思わせる、深い青のサファイア。そして、夜の闇さえも照らし出すかのように、内側から純白の光を放つ、完璧なカットが施された、巨大なダイヤモンド。
そのどれもが、ラングローブがこれまでの人生で扱ってきた、どんな王家の宝物庫に眠る宝石さえも、まるで色褪せたガラス玉のように思わせるほどの、圧倒的なまでの、完璧な品質を誇っていた。
不純物というものが、一切ない。
まるで、神が、光そのものを結晶化させたかのような、絶対的な美しさ。
「……おお……」
ラングローブの口から、感嘆のため息が漏れた。
だが、創のプレゼンテーションは、まだ終わらない。
次に、彼は、厳重な桐の箱を、いくつもテーブルの上に出現させた。
「どうぞ、開けてみてください」
ラングローブは、まるで聖櫃にでも触れるかのように、おそるおそるその箱の一つを開けた。
中には、柔らかな真綿に包まれて、一つの黒い茶碗が、静かに鎮座していた。
派手な装飾は何もない。
ただ、どこまでも深く、静かな黒。
だが、そのシンプルな形の中には、まるで夜空の星々、あるいは宇宙の深淵そのものが、凝縮されているかのような、計り知れない奥行きと、静謐な美しさが宿っていた。
日本の人間国宝が、その魂の全てを込めて焼き上げた、楽茶碗。
ラングローブが、これまで美しいと信じてきた、金や銀の派手な装飾とは、全く異なる価値観。
だが、その異質な、しかし抗いがたいほどの精神的な魅力に、彼は言葉を失い、ただその茶碗に見入っていた。
「……なんという……なんという静けさだ……。この器の中には、まるで、世界そのものが眠っているようだ……」
そして、とどめ。
創は、テーブルの周りの床に、まるで収穫した穀物の袋でも積み上げるかのように、麻の袋を、次々と、無造作に、出現させていった。
その数、実に五十袋以上。
一つ一つの袋からは、前回とは比較にならないほどに、豊潤で、複雑で、そして官能的なまでのスパイスの香りが、むせ返るように立ち上り始めた。
応接室が、一瞬にして、東方の国のスパイス市場のような、濃厚な香りに満たされる。
「これだけの量と、種類があれば」
創は、にやりと笑った。
「しばらくは、うるさい貴族の方々を、黙らせることができるでしょう?」
ラングローブは、もはや、立っていることさえできなかった。
彼は、椅子に崩れるように座り込むと、目の前の、あまりにも非現実的な光景を、ただ呆然と見つめていた。
宝石、芸術品、そして山のような最高級の調味料。
そのどれもが、一つの国を、優に買うことができるほどの価値を持っている。
それが今、この部屋に、無造作に、山積みになっている。
「おお……おおぉぉぉ……!」
彼の口からは、もはや意味のある言葉は出てこなかった。
「なんということだ……! これは……もはや、商品などという矮小なものではない……! 神々の、神々の宝物庫そのものではないか……!」
彼は、震える手で、テーブルの上のダイヤモンドをつまみ上げ、専用のルーペで覗き込んだ。
完璧な結晶構造。内包物は、皆無。
次に、陶器の滑らかな肌触りを確かめ、その計算され尽くした、絶妙な歪みに、感動のため息を漏らす。
「素晴らしい……! 素晴らしいですぞ、魔法使い様……! いやはや……これほどの、これほどの品々を前にしては、このゲオルグ・ラングローブの、商人としての矮小さを、ただ、ただ恥じるばかりでございます……!」
彼は、完全に、打ちのめされていた。
しばらく、その神々しい品々に見入っていたラングローブだったが、やがて、はっと我に返り、商人の顔を取り戻した。
彼は、顔を上げると、汗の滲む額を拭い、決死の表情で創に向き直った。
「……魔法使い様。正直に、申し上げます」
その声は、かすかに震えていた。
「これらの、これらの品々に、この私ごときが値段をつけることなど、到底、不可能です。もはや、この国の全ての財産を投げ打っても、この茶碗一つ、その本当の価値には届きますまい」
彼は、一度言葉を切ると、苦渋に満ちた表情で、頭を下げた。
「つきましては、大変、大変虫の良いお願いとは重々承知の上で、申し上げます。この代金は……分割で……我がラングローブ商会が、これから数十年、いえ、数百年かけて生み出すであろう利益の、その全てを、貴方様にお支払いするという形で、お譲りいただくことは、叶いませぬでしょうか……?」
その言葉は、彼の商人としての、最大限の誠意であり、そして事実上の白旗宣言だった。
一度に全てを買い取るだけの金など、この商会には、もはや一欠片も残っていない、と。
その、あまりにも必死な提案に対し。
創は、まるで孫の戯言を聞く祖父のように、鷹揚に笑ってみせた。
「ははは、ラングローブ殿。そう思い詰めることはない。あなたの、その目利きと、商品への敬意は、十分に伝わった」
そして、彼は、とんでもない言葉を口にした。
「よろしい。その品々、全て、あなたに差し上げましょう」
「なっ……!?」
ラングローブが、息を飲む。
「代金など、後から、ゆっくりと考えれば良いことです。私にとって、これらは故郷に帰れば、いくらでも手に入る品。それよりも、あなたという、面白い商人と、この良好な関係を、長く続けていくことの方が、よほど価値がある」
その言葉は、ラングローブの、商人の固い甲羅を完全に打ち砕き、その心の最も柔らかい部分に、深く、深く突き刺さった。
彼は、感動に打ち震えていた。
この魔法使いは、ただ強大な力を持つだけでなく、度量が、器が、常人のそれとは全く違う。
だが、その感動は、次の瞬間、彼の心の奥底で眠っていた、商人としての、いや、一人の男としての、最後の矜持に、火をつけた。
「……あ、ありがたき……ありがたき、お言葉……。ですが、魔法使い様!」
ラングローブは、顔を上げ、その目に決然とした光を宿して叫んだ。
「それでは! それでは、この私の気が、収まりませぬ!」
彼は、椅子を蹴倒す勢いで立ち上がった。
「何もお支払いせずに、これほどの、神の恩寵とも言うべき品々を受け取るなど! それは、商人としての私の名折れ! このゲオルグ・ラングローブの魂が、それを断じて許しませぬ!」
彼は、応接室の扉を、まるで城門でも蹴破るかのように、凄まじい勢いで開け放った。
そして、廊下にいた部下に向かって、腹の底からの大音声で、怒鳴りつけた。
「おい、お前たち! 聞け! 今すぐ、この商会の金庫にある金貨を、一枚残らず、だ! 一枚残らず、この部屋に持ってこい! 俺個人の隠し財産も、この屋敷の地下にある、いざという時のための蓄えも、全てだ! 銅貨の一枚、銀貨の一枚たりとも残すな! 全て、ここに持ってこい! もし、一枚でも残した奴がいたら、叩き斬って、港に沈めるぞ!」
その、鬼気迫る命令に、部下たちは完全に怯えきっていた。
「だ、旦那様! し、しかし、それを全て持ち出しては、明日の商品の仕入れも、手形の支払いもままならず、この商会は……!」
「うるさい! 黙れ! いいから、さっさと持ってこいと言っているんだ!」
ラングローブは、雷を落とした。
「このラングローブ商会が、数日、いや、数ヶ月、店を閉めることになったとて、どうということはないわ! それ以上の、いや、比較にさえならぬ価値が、今、この部屋にはあるのだ! 分かったら、さっさと動け!」
部下たちが、蜘蛛の子を散らすように走り去っていく。
応接室に戻ってきたラングローブは、肩で息をしながらも、その顔には一点の曇りもない、晴れやかな満足げな表情が浮かんでいた。
彼は、創に向き直ると、深々と頭を下げた。
「魔法使い様。今、我が商会の、いえ、この私個人の、文字通り、全財産を、ここにお持ちさせます。貴方様がお持ちくださった品々の価値に比べれば、それこそ、砂漠の一粒の砂にも満たぬ、はした金ではございますが……どうか、この私の、商人としての、最後の意地と矜持、お受け取りいただきたく存じます!」
その、あまりにも熱く、そしてあまりにもまっすぐな言葉に。
創は、最初、少し呆れていたが、やがて、その心意気に、不思議と胸が熱くなるのを感じていた。
この男は、ただの強欲な狸親父ではない。
筋を通すこと、己の魂に恥じないことを、何よりも重んじる、本物の商人なのだ。
「ははは。そこまでしなくても、良いものを」
創は、苦笑した。
「……ですが、分かりました。あなたの、その商人魂、確かに見届けた。その心意気、謹んで、お受け取りいたしましょう」
やがて、いくつもの、巨大で頑丈な木箱が、屈強な男たちによって、応接室へと運び込まれてきた。
箱の蓋が開けられると、中には、眩いばかりの光を放つ金貨が、まるで黄金の川のように、ぎっしりと詰め込まれていた。
ラングローブ商会の、文字通り「ありったけ」の財産。
創は、その光景を静かに見つめると、一つ頷いた。
そして、その巨大な木箱の数々を、またもや、次元ポケットの中に、音もなく、一瞬にして、収納してみせた。
全財産が、目の前で消える。
その、常識を超えた光景を前にして。
ラングローブは、しかし、もはや驚かなかった。
彼の顔には、全てを出し尽くした男の、一点の悔いもない、晴れやかな笑顔が浮かんでいるだけだった。
この日の取引を通じて、二人の関係は、単なる商人と客という枠組みを、完全に超えた。
互いの器を認め合い、魂で繋がった、奇妙で、しかし何よりも強固なパートナーシップが、今、この瞬間に、誕生したのだ。
創は、満足げに頷くと、ラングローブに別れを告げた。
次なる目的地――自分だけの、本当の「自宅」を探す、新たな旅に出るために。




