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Our Story  作者: NeRix
風の章 第二部
172/481

第百六十四話 もやもや【ミランダ】

 もうすぐふた月か・・・。

ハリスに言われた通り、自分の仕事をしてたけど・・・たまにもやもやしてきて消えない。


 はあ・・・ニルスたち、大丈夫かな・・・。



 「はあ・・・」

また溜め息をついてしまった。

このままじゃ倉庫があたしのもやもやでいっぱいになっちゃうかも・・・。


 何かが起こってたとしても、仕事はやらなきゃいけない。

まあ、四人でいるから退屈ではないけど・・・。


 「もう千回目くらいかな?」

「・・・ルージュが心配なんだよ」

エストとノアがこそこそ話し出した。

別にいいけど・・・。


 ノアとエストは、起こったことを全部知っている。

話すかどうかけっこう考えたけど、仲間だから教えた。

ハリスが信用していいって言ってたし、何かあればあたしの守護で守れると思ったからだ。


 「つーか敵は何やってんだ?全然来ねーな」

ティムは普通に声を出した。

ほんとに来ても困るんだけど・・・。


 ティムには一番最初に事情を話した。

ハリスが言ってたのもあるけど、あたしも信頼してるからだ。

 『わかった・・・今日からお前んとこ行く』

そして、ずっとうちに泊まってくれている。

こういう時はみんなで固まってた方がいいよね。


 「例えば、今ここに来たらどうするんですか?」

「捕まえるに決まってんだろーが。アリシアのとこ行く前にルージュに謝らせるけどな」

「ルージュ・・・なーんて毎日心配してますからね」

「・・・黙ってろ」

お喋りは別にいいんだけど・・・手が止まってる。


 「ティム、香料入れてないよ。よそ見してんじゃないっての」

「・・・今から入れんだよ」

「頑張って作ってね。人気無いけど、欲しいって人はいるんだから」

なんか話してると落ち着くな。

・・・溜め息ばっかはやめるか。


 「ねえ、もう一人の妹は?」

「・・・元気になってきてた。この前はおっさんと外に出てたよ」

「警戒してた?」

「ああ・・・戦場での顔だったな。やべーから知り合い以外近付けねーって感じだ」

ウォルターさんたちにも状況を教えた。

だから、外に出る時はかなり気を張ってるみたいだ。


 まあ・・・出かけるってことは、セレシュも少しは落ち着いてきたのね。


 『一緒にお祭り行こうって約束してたんです・・・』

ルージュとシロが迎えに来てくれる予定だったって話してくれた。

でも全然来ないから、家まで行ったらハリスがいて声をかけられたって感じらしい。

 『親にも話せなくて、あんたも辛かったでしょ?』

『それは気にしていません。二人は・・・私よりも辛いと思うから・・・』

泣いてたな・・・。


 『セレシュ、心配いらない。ルージュを守ってるのは風神だ。誰よりも信頼できる男だよ』

ウォルターさんは最初驚いてたけど、誰と一緒にいるかがわかると安心してくれた。

 『そうね、なんにも問題無いよ』

エイミィさんもおんなじだった。

 だからセレシュも外にも出られるようになったんだろうな。

さすがに家では戦場の顔してないだろうしね。


 『アリシアが簡単に死ぬわけないでしょ。それに、ニルスと一緒ならルージュは絶対安全ね』

ルルさんも気にしてないみたいだった。

 『アリシアも二人が一緒にいるのを見て安心したんじゃない?』

『そうですね・・・笑顔で凍ってます』

『関係を教えないのは仕方ないけど・・・仲良くやってくれてればいいわ』

まあ、みんなの気持ちはわかる。

ルージュと一緒にいる人間がニルスなら安心だもん。


 『警戒はしててくださいね。あと、変に調べたりしないでいつも通りでお願いします』

事情を教えた人にはちゃんと伝えた。

そして、みんなそうしてくれている。


 『ツテを使いました。あなたたちの周りには、常に身の安全を確かめる者がいます。なので今ほど警戒する必要はありません』

戻って何日かあとにハリスから言われた。

だからあたしたちもけっこう気が楽になってる。

 街ですれ違う人の中にあたしたちを見守っている目がある・・・それだけで安心だ。

・・・ていうか、ハリスのツテってすごいな。


 『私が付いていてやろうか?』

そういや・・・おじさんもいたな。

 『いらない、一緒に住みたくない』

『・・・わかった』

なんか寂しそうだったけど、あたしには関係ないよね・・・。



 「ルージュの奴、どんくらい鍛えてんだろうな・・・」

ティムが手を動かしながら呟いた。

今度は仕事しながらだから許そう。


 「教えてんのはその辺の奴じゃないしね。・・・あんたより強くなってたりして」

「それはねーな。たぶんニルスは、自分が守るつもりでいるから教えても初歩くらいな気がする。・・・気が紛れるように遊んでやってるだけだ」

「おお、鋭いね。あたしもそう思う」

教えることにはなったけど、そこまで厳しくはしなそうだ。

ティムが言うように、じゃれてるって感じなんだろうな。


 「こんなことなら、アリシアのうちに住んどけばよかったな・・・」

今度はぼやきが聞こえた。

酒場のあとにティムも一緒に帰ってれば違ったのかもしれない。

 「あんたけっこうお世話になってたみたいだけど、そんな話になってたの?」

「・・・最後の戦場前から言われてた。お前もうちの子にならねーかって・・・」

そんなやり取りがあったんだ・・・。

アリシア様は、ニルスがいなくて寂しかったのかな?


 「けど、ニルスと兄弟になんのは死んでも嫌だから断ってた」

「嫌なのはニルスだけ?」

「そうだな・・・ルージュとシロは別に構わねーよ」

ティムはほんの少しだけ嬉しそうに笑った。


 最後の戦場前からか・・・。

あ・・・たぶんアリシア様は、ティムの生まれのことをニルスから聞いて知ってたんだ。

だから・・・だよね。



 「・・・ここまでにする」

夕方の鐘が鳴って、ティムが立ち上がった。

そろそろお迎えの時間か・・・。


 「ノア、あと頼んだ」

「はい」

「ミランダ、エリィ迎えに行ってくる」

「うん、行ってらっしゃーい」

エリィも一緒に泊まってくれている。


 『大変なことに・・・私もなにかできることがあれば・・・』

バカが話したせいで知ってたからだ。

家ではほとんど一人らしいから、安全だってわかるまではここに置くしかない。

 『よろしいのですか?』

『まあ・・・こうしようっては思ってたから』

『ありがとうございます』

空き部屋が寂しいから、いずれ揃えようと思っていたベッドと家具も買った。今はどの部屋にもベッドと棚が置かれている。


 

 晩鐘が鳴った。

また一日が終わる。

今日の夕食はなにがいいかな・・・。


 「みなさんすみません、ただいま戻りました」

「こいつらに謝ることねーよ。むしろ感謝してもらえ」

ティムがエリィを連れて帰ってきた。

 たしかに食事当番がなくなったから助かってはいる。

ステラには負けるけど・・・おいしい。


 「じゃあ大急ぎで買い物お願いね。ティム、あたしが今日何食べたいかわかるよね?」

「肉・・・柔らかく煮込んだやつ・・・」

「その通り。あとお酒も欲しい、つまみに魚焼いて食べたい」

「・・・了解」

二人の時間も作ってやってる。

だから感謝はしてほしいんだけどな。


 けど、二人は絶対に同じ部屋では寝ない。

何考えてんだろ・・・。



 「エリィ、明日休みでしょ?みんなでお喋りしようよ」

色々済んだから淑女に声をかけた。

今日はみんなの前で色々聞き出してやるつもりだ。


 「明日はお掃除とお洗濯をする予定なので早く休みたいのですが・・・」

「少しくらいいいでしょ。ティム、あんたもお喋りするよね?」

「まあ、休みだしな・・・」

「・・・わかりました。私も起きています」

酒も飲ませよ・・・。



 「ティムさんは、なぜか生まれ故郷のことを話してくれないのです・・・」

エリィがグラスを半分だけ空けた。

悩み・・・言いたかったんだね。


 「えー、よくないなーティムくん。もう話してあげればいいじゃん」

「おめーに関係ねーだろ」

「私は・・・知りたいです」

エリィが悲し気な声を出した。

あたしはニルスに聞いて知ってるけど・・・どうしよっかな・・・。


 「僕も聞いたことないですよ。エストは?」

「わたしもないです。でも北部の女をバカにしてるから、生まれは南部なんですよね?」

「うるせーな・・・」

喉がうずうずしてきた。

ダメだ・・・悪い癖・・・少しだけなら・・・。


 「あれ・・・あたし前に北部って聞いたような・・・」

「・・・あ?」

きゃあ、睨まれた。

・・・どこまでなら大丈夫かな?


 「俺・・・お前に話したっけ?」

「何年前だったかな・・・お酒飲んだ時に・・・ちょっとだけ」

「そうだったっけ・・・まあ、お前になら言ったかもな」

ティムは勝手に納得してくれた。

 ・・・バカだ。誰に話したかも憶えてない。

これなら・・・手玉に取れる。


 「え・・・北部生まれなのにわたしとミランダさんをバカにしてたんですか?」

「生まれは関係ねーだろ」

そうそう、こういうのが見たかった。

 「おいミランダ、誰にも言ってねーだろーな?」

「信用してよ。ていうか、ここにはあんたの味方しかいないんだから、みんなに教えてもいいんじゃないの?」

「・・・」

黙った、押せばいける・・・。


 「ティムさん・・・私には教えていただけないのですか・・・」

「エリィ・・・」

「ミランダさんには・・・教えていたのですね・・・」

「・・・」

勝手に押してくれた。

もう喋ってくれそうだ。



 「俺の家は北部・・・ルコウの領主だ」

ティムは、少し考えたけど話し始めてくれた。


 『ティムは北部出身だよ。・・・ルコウ領主の息子』

ニルスから聞いてたけど、ルコウってどの辺だったかな・・・。

たしか・・・オーゼの川の近くだったような気がする。


 「領主様の・・・たしかに気品がありますね」

エリィが嬉しそうな顔でティムを見つめた。

こいつから気品なんて感じたことなかったけど・・・好きだから?


 「そしたら次期領主じゃないんですか?なんでテーゼに来て戦士になってるんですか?」

ノアが疑問を投げかけた。

いいぞ、どんどん聞け・・・。

 「そうですよね。修行で騎士団にいるならわかりますけど」

エストも話が止まんないようにしてくれてる。


 「ルコウは女尊男卑・・・だからスウェード家は女系だ。俺は・・・必要無かったらしい」

「えっと・・・追い出されたとか・・・ですか?」

「いや、俺が勝手に出た。十三・・・アカデミーが終わったらすぐに飛び出したんだ・・・」

ティムの顔がちょっとだけ暗くなった。

でも、ニルスとは違って家族に未練は一切無さそうだ。

 

 「なるほど・・・だから北部の女を嫌ってたんですね。ああ・・・そういうわけで闘技大会の名前もスプリングを借りてたってことか」

「あんた功労者も断ってたよね。二億蹴ってまで知られたくなかったんだ?」

「そーゆーことだな・・・」

自分の存在を家族に隠したいからか・・・。

本当にもう関わりたくないって感じなんだろうな。


 「でも・・・お前らのことは嫌いじゃねーよ。本当は・・・スウェード家の女だけだ」

「・・・そんなにひどかったんですか?」

「なにかあるたびに俺は殴られたり・・・そういう扱いだった・・・。母親、姉、妹・・・ああ、全員元が付くけどな。あはは・・・だからお前らは別だ」

ティムはなんてことない思い出みたいに笑った。

ふふ、あたしたちと一緒にいる今はけっこう気に入ってるんだな。

 「すみません・・・興味本位で聞きましたが、私にはとても重い話です・・・」

「気にすんなよ。もう昔のことだからいいんだ・・・」

そして話してくれたってことは、信用してくれてるんだよね。

じゃあ、明るい話にしてやるか。


 「だからエリィみたい女が好みなんでしょ?」

「え・・・そうなのですかティムさん」

「ほら教えてやんなよ。南部の女だし、寄り添ってくれるからでしょ?」

「そうだな・・・気が強い女よりは、お前みたいな奴の方がいい」

「あ・・・」

エリィの顔が真っ赤になった。

 酔ってるせいだけじゃない。

嬉しさとか恥ずかしさで色付いてて、なんだか妖しい色気がある。


 「えっと・・・女性で剣も達者なのって、ルコウの領主でしたっけ?僕、なんか聞いたことある気がします」

ノアはまだ聞くみたいだ。

そっちに戻すな・・・。

 「たしかに剣はやってる・・・。まあ、それでもアリシアよりは下だ」

「まあそうだよね。あ、そういえばアリシア様が言ってたよ。今のあんたはニルスともいい勝負ができそうだって」

なんであたしが気を遣うことになるのか・・・。


 「そういうのいらねーんだよ。・・・倉庫行く、残りの石鹸作んねーと。・・・生まれのことは誰にも話すなよ」

ティムは少しにやけながら談話室を出て行った。

今から作業か・・・よっぽど照れたんだな。



 ティムがいなくなっても、みんな談話室に残っていた。

でも、あいついないとつまんないな・・・。


 「ねえエスト、ルコウって本当にそんな場所なの?」

「え・・・行ったことないしわかんないよ」

「北部出身なのに?」

「あのさ・・・じゃあノアは南部の土地のことはぜーんぶ知ってんの?」

ノアとエストが言い合いみたいなことを始めた。

 言われてみればそうだよね。

関係ないのにそんな詳しく知ってるはずない。


 「・・・ルコウはオーゼの川の近くですね。ティムさんの家ほどではないと思いますが、女尊男卑の風習があるのはたしかです」

エリィが二人の話に混ざった。

なんで知ってんのよ・・・。


 「ルコウに詳しいんですか?」

「ルコウだけではありません。私の両親は測量士なので、各地のお話をよく聞いていたのです。あ・・・自分でも趣味でお勉強しましたよ。名物は麻織物で、男性が丁寧に作っています」

勉強が趣味か・・・あたしにとっては異常者だな。

それよりも・・・。

 「あんたの親って測量士だったんだ?」

「はい、昔は奪還軍が大地を取り戻すたびに家を空けていました。なので私はおばあ様に育てられていたのです」

いい家の生まれかと思ってたけどなんか普通だな。

いや・・・普通ではないか。


 「測量士って危険な仕事でもありますよね。魔物とか盗賊とか、エリィさんの両親も強いんですか?」

「いえ・・・護衛を雇っていましたね。ですが命の危険は何度かあったそうです」

「魔物ですか?」

「はい、護衛の方たちが全滅し・・・自分たちが危なかったこともあったと・・・」

たしかに魔物は危ないわね。

あたしもニルスと一緒になる前は、野宿の時けっこう大変だったし・・・。


 「護衛も全滅って・・・よく生き残れましたね」

「偶然だったようですが、旅の姉弟が助けてくれたらしいのです。名前も素性も教えてはくれず、魔物を倒すと風のように去っていったと」

「へー、かっこいいじゃん。いつ頃?」

「十年くらい前・・・ですかね。最後の戦場の・・・一年か、二年前だったと記憶しています」

そっか、そんくらいの時期だと街道の整備もまだまだだ。

 今は護衛を雇うってなったら元戦士もたくさんいるから信頼できるけど、十年前だとその辺の力自慢が多かったらしいからな。


 「両親はどうにかその姉弟にお礼がしたいと今でも話しています」

「旅人か冒険者でしょ?名前もわかんないのに見つかるはずないよ」

「そうですよね・・・元戦士さんたちのツテで探せないでしょうか?」

「手がかりが少ないって・・・諦めな」

たぶん春風でも難しいだろうな。

 ・・・両親の恩人か。

でもなんも言わずに立ち去ったんなら、お礼とかもいらないってことだし無理に探すことないよね。


 「・・・でも安心しました。領主のご子息だと聞いた時は、私と釣り合うわけがないと思いましたが・・・そんなことはないのですね」

エリィがティムに話を戻した。

たぶん、なに話しててもこっちに戻ってくるんだろうな。


 「・・・そんなにティムさんがいいんですか?」

黙ってたエストがいじわるな顔で話に入ってきた。

さっきまでのは興味無かったのか・・・。


 「はい、早く愛していただけるように努力します」

「それなら、もうこっちから襲っちゃえばいいんですよ。たぶん拒まれないんじゃないですか?・・・今夜にしましょう」

「な・・・なにを言っているのですか!しょ、初夜は・・・二人の寝室・・・二人のベッドでと決めています!子どもたちにもそう教えていますし・・・」

「そうですか・・・面倒な人ですね。家族と縁を切ってるティムさんなら、変なしきたりとかないから大丈夫ですよ。むしろわたしたちと同じだからなんでもできるのに・・・」

たしかにお坊ちゃんだったら結婚するにしてもそういうのありそうだ。

けど、もう関係ないっぽいから自由にできるだろうし、なにも怖がらなくていいんだけどね。


 自由か・・・早く色々片付いて、ニルスたちと楽しい旅に出たいな・・・。

街でも宿場でも一番いいとこに泊まって・・・野宿の時はみんなで火を囲んで・・・。

 今日も旅のこと考えながら寝よ・・・。

ああ・・・夢も見たいな・・・。



 「おい、倉庫の光弱くなってる。灯り屋呼ぶからな」

「みなさん、お洗濯物があれば出してください」

また一日が始まった。

想の月になるまではこんな感じなのかな・・・。



 「ついでなので集金も済ませてきました。・・・なにも変わりないようですね」

昼前にハリスが現れた。

こんな時でも商会の仕事をきっちりやってくれている。


 「うん、平和だよ。・・・ねえねえ、チル来なくなったんだけどなんか知ってる?シロもいないし・・・遠すぎる場所だと高いから、あんまり運び屋使いたくないんだよね」

「しばらくお休みと伝えています。イナズマ様からも、テーゼには近付くなと言われているそうです」

そうだったのか・・・。

あの黒煙の正体がわかんないからかな?


 「わかった・・・まあいいよ」

「そうですか、ではニルス様の所へ行きましょう」

「え・・・まだ想の月じゃないよ?あと八日もある」

「・・・呼び出しがありました。あなたもいらっしゃった方がいいと思いまして」

向こうからの呼び出し・・・なにかあったのかな?

 

 「わかった、すぐ行こう・・・風・・・」

開けていた窓から強い風が吹き込んできた。

たまに感じていたもやもやを心の中から追い出してくれてるみたいだ。


 「影の中は関係ありません。・・・さあ、掴まってください」

「こういう風・・・憶えがあるんだ」

「そうですか」

「もっと興味示してよ」

これからまたなんかある・・・そういう時に吹く風。

旅の時に何度か感じていたもの・・・。

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