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長編 桃竹シンデレラ<完全版>

 頭が缶詰桃太郎と家具屋姫奈(本名)がちょっとシンデレラなギャグ作品


 もともとカクヨムのコミカライズの原作コンテストに応募した三万文字作品をちゃんと完結させたもの。ギャグ。矢久がギャグで長編描いたらこうなるという作品。

 三万文字作品だったものを長編化したため、三万文字の時点で一度話が断ち切れており、そのため三幕構成となっている。


 頭が桃の缶詰の桃太郎が伝説の缶切り『カンブレード』を持って鬼たちと戦う話なのだが、大元はファイナルファンタジーⅧを後輩からプレステごと借りて遊んでいた時、主人公のスコールという名前を見てて、「メッコールに似てね?」と思ったところからデザインされている。

 メッコール知ってる?麦茶に炭酸が入ってるような、伝説の飲み物だ。マジで味にビビる。メッコール、とうがらC(唐辛子入りスポーツ飲料みたいなヤツ)、白い恋人飲料はキワモノドリンク御三家といわれている。(矢久の中で)


 というわけでもともとがFF8の主人公『スコール』のパロディ『メッコール』であり、彼が使っていた銃剣『ガンブレード』を缶切り『カンプレード』に変えたため、FF8でネタを描くならパロディが効いていたのだが、そういう意味では何の必然性もないただのモモ缶となってしまった。

 まぁ最終的につじつまが合うようにはなっているが、だからとてそのつじつまも必然性があるわけではない。ギャグだから許して。


 矢久の尺度ではあるけど、笑える部分は結構あると思う。

 しかし、だとしても、アレだよね。桃太郎が鬼を退治しに行く話なんて、掃いて捨てるほどあるのだろう。恐らく勝負の世界では、桃太郎をネタに勝負をしてはいけない気はする。

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