長編 あの空に繋がるまで
ヘタレ男子高校生と世話焼き女子大生の、チャットから始まる恋愛話
この話を描くことになった経緯はどうしても説明しづらい。前半部分が実話に近く、その実話に至る経緯が非常に説明しづらい。8,5万文字完結作品。長編と呼ぶにはギリギリか。
あと、話の最後に東日本大震災の話を絡めてしまったのだが、時事ネタを絡めるとお話というのは風化してしまうため、よほど必要でない限りはそうするべきではないことを感じた。
恋愛モノは女子に聞けというわけで、当時『小説家になろう』で付き合いのあった女性に意見をもらって手直しをしながら仕上げていった。
この方のバランス感覚はなかなか優れいて、手直し後読み返してみると確かによくなっている実感のつかめるアドバイスをたくさんくれた。もともとこの話はエピローグがなかったのだが、「そこでやめないで」と言われてワンシーン足して、結果本当によくなったと思う。
恋愛関係描いたらこの人にチェックをお願いしようと心に決め、後述する『振り返ればあの時……』という作品でも一役買ってもらった。ただ、ここ数年音沙汰がないのでもう『小説家になろう』にいるかは分からない。
この作品はカクヨムの方で二度アップしたのだが、一度目のアップの時、何回も熱狂的に「涙を流した」と報告してくれた読者さんがいて、そのことを鮮烈に覚えている。
あの当時、カクヨム運営が矢久に出した一方的な警告に腹を立て一度退会したために、その感無量の感想を失ってしまったのは本当にもったいない話だった。
ついでにあの時『節分、豆まきアルバイト、時給850円』もカクヨムの小コンテストに出ていたが、その後、同作品を絶賛してくれていたツイートがいくつかあるぞと教えてくれた人がいて、あのままコンテストの最後までエントリーしていたら矢久の運命は多少変わっていたかもしれない……?(苦笑)
まぁ、短気は損気な話で、その後もう一度カクヨムに登録してるわけだから限りなくかっこ悪い。




