童話 悪魔の残した歌
ヒロインの女の子が、悪魔となった親父をやっつけた時……
童話第二弾。『最後のクリスマスプレゼント』で言ったとおり、やはり娘へのメッセージである。
今回のメッセージは「負けに負けるな」。
というか、なぜ童話などを描いているかといえば、前回述べたように娘に言い聞かせたい部分が根底にあるが、直接的には『小説家になろう』で年一回開催されている童話祭に参加していたためだ。
去年が「おくりもの」。今年が「さがしもの」というものをテーマにしていた。
本作はその「おくりもの」を盛り込んだ童話だった。
なお、「さがしもの」については『ぽぽちゃんのさがしもの』という作品を、描いたことは描いた。
これもまた、夢破れる親父が出てくる。
いつまでもいつまでもうだつが上がらず、夢がかなわないからこういう話がバンバン創造されてしまう。そろそろ景気のいい運が巡ってきてもいいんだぞ?俺。
本当に、俺自身が悪魔になってしまわないよう、まだまだ前を見て走り続けなければならない。それが、自分の子への説得力に、いつかなる日が来るだろうか。
実際は今、そんなことを考えている余裕もないけど、背負っているものがあることだけは知っているし、免れることはない。であれば前項で述べた通り、親が子に残してやれるものなど、最終的には生き様しかない。
……簡単にドロップアウトするわけにはいかないのだ。
同時に、だから今の自分がふがいないわ……。




