連作短編 胞子の傘に包まれて……
キノコ妖精たちが生き残りをかけて人間たちに自分の毒を注ぎ込む話。
キノコの娘大賞というマニアックなコンテストが『小説家になろう』で開催され、「oso的キノコ擬人化図鑑」の中の娘を使った二次創作をしなさいということで、話に乗ってみたのが始まり。
全5万文字だが、キノコの娘というのがものすごいいっぱいいるため、描こうと思えばたぶんいくらでも描ける。このコンテストは最終選考で落ちたが、もし賞に選ばれていたら文庫数冊分は描いたであろう構想があった。
この賞、結局大賞出さなかったんだっけな……。俺と組んだらアニメ化できたんじゃないの?(←思い上がり(笑))
なお、『名も無き物語』以降、『~メルピアットより愛を込めて~』『胞子の傘に包まれて……』までを一息で描いたので、なんとなくこれらは私の三部作的位置づけがされている。
しかし、設定が決まってるキャラというのは非常に扱いやすい。二次創作ならできるという人の気持ちが分かる。ヒロインとなったアマニタ=ムスカリア、静峰月夜、アマニタ=フリギネア共に、勢いだけで描けてしまったし、同作品はヒロインの個性をテーマにした作品だが、まぁまぁ、それなりに個性的なヒロイン像に仕上がっているんじゃないかと思える出来ではある。アレだね。やっぱり、作品を描く上でその人物の画像があるかないかということの大きさを、改めて思い知らされた。
ただまぁ、設定等、「oso的キノコ擬人化図鑑」を見ていること前提に描かれていた部分もあり、その図鑑に興味がなかった人のテンションは置き去りにしたかもしれないとも思う。ま、二次創作ってそんなモンじゃね?
ちなみに、「oso的キノコ擬人化図鑑」はまだページも残っているようだし、Amazonでも買えるらしい。




