表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/40

短編 オレの名前はアルバート

 ノラ猫と、学生妊娠してしまった少女の話


 猫視点。……こんな話、今まで腐るほど描かれたのだろう。ってくらい、ベタな展開。それでも自作品にストックしておきたかった。いいじゃん、こういう世界。1万文字完結作品。


 矢久の家は、母親が猫大好きだったが、父親が嫌いだったのと実家は猫不可物件だったため、飼い猫は一匹たりともいなかった。

 しかし、その分ノラ猫に餌をあげていたことで、ずっとずっと、猫が出入りしている家となっている。その数は今まで、五十匹は下らないではないだろうか。


 いろんな猫がいた。一口に猫といっても、人間と同じく、個々に性格が違い、人生も違う。それぞれにいろいろなドラマがあり、大昔になるが『ゆきのまち幻想文学賞』に、壮絶な三日間を送って他界した一匹の子猫の話を送ったこともある。

 そう、猫というのは矢久にとっては、それだけでドラマなのだ。


 そんなノラ猫たちが何を考え、ドラマを形成していったのか……それを、創造できる限り綴りたかったのが本作の狙いであり、特にそこに大きな面白みを、私は求めなかった。

 だからありきたり、ベタ。なんのひねりもない物語で誰かが反応してくれたためしもないが、かまわない。あいつらは限りなく純粋に自分の物語を紡ぎ、生きて死ぬまでを駆け抜けていったのだ。

 そういう単純で純粋なドラマを、ベタでも自作品にストックしておきたかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 「オレの名前はアルバート」について 猫! 最近、猫の物語が書きたくなったことがあったんだ。 物語の筋としては単純なんだけど「猫の世界」ってのが描いてみたくって。 人間社会とは異なる仕組みで…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ